2013年
2月
01日
金
カーテンの開閉機構
温室でカーテンというのは、建物の内側にもうひとつ作る温室のことである。作物からしたら重ね着をするわけである。
重ね着と言っても薄いビニールが二重になっただけではまだ寒いので、普通は二重の温室の中を重油暖房機で暖める。しかしボクは暖房費をケチりたいので、2枚のビニールの間に井戸水を散布する予定でいるのだ。
上の写真は外の温室の屋根裏から中の温室の屋根の上を見たところ。奥行きは50mあり、幅は5mある。
前置きが長くなったが、このカーテンを使う為には好きな時に簡単に開け閉めができないとならないのだが、それを実現するのがとても難しくて悩ましい。
開閉は簡単に言うと緞帳の上げ下げのような仕組みで行う。
つまりロープを使って、同時並行に操作するのである。
この写真に緑色のロープが左右に走っているのがわかると思う。
これが使用するロープであるが、方々を探してようやくみつけた条件にフィットするものである。
最大の特徴は長手方向に繊維が揃っていることである。これにより摩擦抵抗が大幅に減る。
このロープを使うとガイド関係のコストが大幅に削減できるのだ。
ロープの力を受けるには通常滑車(写真下)を使用するが、高価である。そこで安価な戸車を材料にして同じ機能を果たす滑車を自作してみた(写真中)。しかし信頼性を確保するのが難しく、結局一番上の鉄リングに落ち着いた。
これなら安くて確実である。
カーテン作業はまだ始まったばかりなので、また続きを書くことになるでしょう。というか、ここまで来るまでにも二転三転してようやく形になってきたところ。
難しいけど楽しい。