直近百件
2016年
1月
22日
金
冬の水道管
しばらく更新をさぼってしまいましたが、取り立てて大きな変化はありません。年末に地代の清算があるのでお金がすっからかんになります。従って資材費もなくなり、気温は下がって栽培もできなくなり、今の時期はしばし休憩です。
昨年までは手探りのことが余りにも多かったので、気になることや思いついたことはかたっぱしから試してみて、その殆どはあてが外れるということの繰り返しだったのだけど、ようやく学習結果が身について金銭的にも時間的にも肉体的にも無駄なことをする頻度は減ってきました。
さて、今日は久しぶりにパレスにきてみたところ、こんなふうに水道の蛇口が落ちていました。
2015年
10月
29日
木
内職
せっかくデジカメ専門の販売員やっているのだから、その知識を生かして内職してみることにした。
うまくいくかどうか分からないけど、こんなHPを立ち上げてみた。どうしたら検索エンジン上位に持ってこられるか、あれこれ画策中。
少しでも資材費の足しになってくれればいいのだけどな。。
2015年
10月
15日
木
ライト管の試施工
左の塩ビ管がライト管。このあと穴を開けてアルミホイルで遮光する。
右は在来工法ベンチ。
在来工法の方が安く上がるのだけど、実際にここでトマトを育てると、トマトの成長によって予想外の力が働いてあれこれ予想していなかった不具合が出て、トマトの世話よりベンチの世話のほうが忙しくなってしまうのであった。
ライト管の存在は完全に忘れていた。一度だけ見てコスト計算したことがあるのだけど、より安価な方法に進んだのでそれっきりわすれていた。今年秋に入ってホームセンターをブラブラしていて「あ、これがあったかあ・・・」と改めて評価しなおしたのでした。
信頼性は抜群に高く、施工性も良く、耐久性も高そうだし、価格だけちょっと高いけど在来工法の倍まではいかないし。これでうまくいくといいな。
2015年
9月
11日
金
雨台風通過 その他
鬼怒川堤防が決壊するなど記録的な降雨量となった大雨が6日目にようやく止んだ。パレスにおける5日間の積算降雨量は238ミリに達した。しかし屋根を直してあったので水没するような浸水には至らずに済んだのだ。めでたしめでたし。
しかし壊れたものもある。天窓の開閉を司る自動車用の電動ジャッキである。屋根裏に取り付けた際に作業がしやすいのでギアボックスを下にしたのだけど、雨水がこの中に溜まってしまいそれに気づかずに働かせたことで油切れ状態にあるプラギアが削れてしまいアウト。
急いで同じジャッキを購入して交換した。今度はギアボックスを上にしさらに雨避けと紫外線避けを兼ねたアルミホイルで覆ってあげた。これなら長持ちしてくれるかな。。。
栽培は止めた。
次回は本格的に大量栽培をしたいので、本番用の設備を作りこみたい。そのためには今の不安定な栽培設備の子守をしながらでは気が散って具合が悪いのであった。つまりその設備は不合格品ということなのである。
2015年
8月
21日
金
発芽成功
まだ実を付けてくれそうな木は残してあるけど、暑さに負けてもう明らかにダメになってしまったところは引っこ抜いて、8月15日に新しく種を撒いた。真新しいクリーム色のスポンジがそれ。
2015年
8月
14日
金
屋~根~
いまさら歴史を書く気にもならないほどに、最初からずーっと泣かされ続けてきた天窓。最近はもういちいち細かいことは書かなかったし、ちょっとくらい問題があっても放置するだけに肝も据わっておりました。
屋根の日よけを新調した時に、風対策が不十分だったために、台風が来た時に日よけが天窓に乗りあがってきて、天窓の波ポリカを留めているボルトが日よけに突き刺さったことでボルトが外れて波ポリカが何枚も外れてしまったのでした。
ナニがナンダカ分からない文章だけど、風が吹いて桶屋がもうかったような、遠隔複雑連鎖現象が発生して屋根が壊れていったのです。
何ヶ月も放置していたのだけど、もうじき台風シーズンなので、雨よけのために直すことにしました。
2015年
8月
08日
土
「暑さでやられる」ということを経験
ご近所の先輩トマト農家は概ね7月で一旦終了して、8月から新しい苗を植えている。
一方ボクはといえば、願わくば3月にスタートしたものを11月まで持たせたいと思っている。
夏の暑さを越えられるかどうかがひとつの鍵なのだけど、微妙なところ。今植えている品種は2種類だけど、桃太朗エイトはちょっときつそう。Ace55の方が有望。
2015年
7月
24日
金
養液のph対策 食酢編
昨日井戸原水に課題があることを書いたが、気取ったことばかり言っていられないので、とにかくphを下げるべく害がなさそうなことからやってみることにした。
食酢がちょっと安かったのでまずはこれで何ができるかやってみた。
2015年
7月
24日
金
近所のスーパーに納品
スーパーの駐車場で袋詰めして、売り場に納めてきました。
納品は今日で二回目。
値付けは自分でしていいのだけど、売り切りたければ安く設定するのが一番。売場にはライバルの品がズラリとならんでいるので、激戦なのだ。
実際のところは、相当安く付けても公設市場に出すより身入りが多いのです。大田市場の今のデータを見ると、トマト4kg1300円って感じだもの。
2015年
7月
23日
木
原水のレベルアップを検討
養液をつくる溶媒は井戸水である。
当農園の井戸水には問題がある。
電気伝導度は0.45、phは7.7であり、これは基準から外れている。特にphはまずい。
この影響は生育に如実に現れていて、毎年今頃の季節になると成長が著しく落ち込む。気温のせいもあるだろうし、ここから上に伸びるのに必要なだけの根の成長が追いつかないのだと思う。
対策をとるとしたら、井戸水を浄化するか何かを加えてphを下げるかのいずれかになる。
手始めに浄化するための実験をしてみた。
イオン交換樹脂が手元にあったので、これによる効果の測定を試みた。
2015年
7月
20日
月
今日の収穫分
大玉は今まで樹上完熟を目指していたので、完熟直前で裂果してしまうこともあった。その反省をふまえて今日は完熟直前のものも採取してみた。多分2~3日で完熟色になると思う。
小玉は画像にあるように房のまま色が揃うのを待っているので、今日は収穫少なめ。
房に付いていると綺麗なので商品価値が上がるかな?とも思って今登熟をまっているところ。
2015年
7月
18日
土
早くお店に出したい~
近所のスーパーに並べてもらう話はついたのだけど、納品の段取りなどは本社からくる担当者に指導してもらわないとならず、あと一歩のところで足止めを食らっております。
2015年
7月
01日
水
いっぱい採れた けど、、、、
いっぱい採れました。
ざっと5kgくらいでしょうか。
でもこれが今年のピークのように思います。
やはりモザイク病が蔓延しているようで、実の育ちがとても悪いのです。
まだこれから夏なので、もう一回播種してやり直してみましょう。
2015年
6月
26日
金
モザイク病の変形種だろうか。
コナジラミは増えたり減ったりしていたけど、タバコモザイク病の症状は出てこないので、健康なトマトにはウイルスが侵入しても発病しないのだろうかと、はっきりしないまま日が過ぎてきたが、症状は違えどもこれはモザイク病の亜種であるとほぼ確信した。
実が大きくならず、その未成長加減はかつて経験したタバコモザイク病と同じだからである。
2015年
6月
26日
金
銀の茶室攪拌装置
茶室の床に沈んでいて見えにくいけど、強力ポンプです。
0.4kwくらいのパワーがありそう。
今までは養液を作る時、流し入れる井戸水で養分を溶いていたのだけど、これでは多分茶室全体には混ざらないと思われました。そこでこのポンプで茶室全体を強制攪拌することにしました。
万全を期すために2時間に一回15分間働かせて、常に均質に混ざるようにしておきました。
2015年
6月
18日
木
いよいよ色づき始めましたよ♪
赤くなっていました。まだ一個だけだったけど。
残念なことに尻割れしてて、商品価値はゼロだけど、あと数日したら収穫して味見してみましょう。
去年の記録を見ると7月に入ってからコナジラミが盛大に繁殖しているようなので、今年は早め早めに対策兵器を作って攻撃してやりましょう。
2015年
6月
18日
木
ベンチ養液漏れと循環タンクバルブ自作
トマトの木が成長するとともに、根も成長しています。地上系は目に見えていて、その成長による質量増が養液循環系に影響を与えないように配慮して仕組みを作っていますが、当然根も質量と嵩が増していきます。
ベンチのバージョンはもう10以上にまで上がっているのだけど、まだ完璧ではなくて、昨年のベンチを今年そのまま使っていたら、根がダムのようになっていると思われて、盛大に水漏れしてしまいました。
2015年
6月
16日
火
叔父さん夫婦が遊びにきてくださいました
都内に住んでいて夫婦で家庭菜園を楽しんでおられる叔父さん夫婦が遊びに来てくださいました。
毎年収穫期に入ってから遊びに来ようとタイミングを狙っておられたようなのですが、毎年収穫最盛期に入る前に大トラブルで終了してしまうという実績を元に、今年は今のうちが見ごろですよと声をお掛けしてあったのでした。
おみやげありがとうございました。
ちょうど養液濃度に問題があるということが発覚した矢先で、肥料代は実質的に幾らかかっているのだ?という話になりましたので、計算してみました。
今年やってきた処方で1000リットルで500円くらい。
昨年までの処方だと300円くらい。
100本育てていて1000リットルは晴天で3日分くらいの感じかな。お天気で全然減りが違うけどね。
パレスは10アールだから本当にフルに7段まで栽培したら10~20万円くらいかかるということになるね。土耕だとどうなんだろう??
でもトラクターでうなったりすること考えると安いと思ってるのだけどね。
養液濃度もしっかり計ってみました。
循環タンク内のECが6にまで上がってました。だめです、そんなに上げちゃ。
銀の茶室内は2.8~4とサンプルを取る場所によって違いました。つまり溶けきっていないということですよ、ダメじゃないの!!
昨年までは濃厚養液を循環タンクで希釈していたので、その都度ECを測っていたのです。でも今年は処方通りに計量し水も水道メーターを使って正確に1000リットル入れて、希釈が済んだものを銀の茶室に溜めておくように変更したのでした。
正確に希釈したのだからそれでもう大丈夫と思っていたのだけどそれではダメだったのですね。気温と日照が日夜変化するから、トマトが吸うものは日夜変化しているということです。
もうひとつ不明瞭なファクターとして、井戸原水があります。何が入っているのか分からないけど、EC値が0.4ほどあります。水道管の内側が茶色くなるから鉄ではないかと踏んでいるのだけど、これも気持ち悪い。
とにかく今日は養液数値に明け暮れたのでした。
とりあえず今循環タンク内のECは2.5です。1時間前に水で薄めて2.0まで下げたのだけど、根から逆流してきているとしか考えられない。あまり一度に下げてしまうと、実が割れてしまうような心配があるので今日はこのあたりで。
銀の茶室は2.2にしてあります。
銀の茶室の攪拌装置も考えなくては。
2015年
6月
13日
土
養液濃度に関する推考
一日考えてみて、これは養液濃度が関係しているのではないかという気がしてきた。
この事柄は大変にやっかいで、このような日記に詳述するには向かないことなのだけど、実を大きくするには濃度を下げるのが得策かと思われる。
養液調合は、5種類の粉を水に溶いて行います。
混合比と濃度については諸説あり、どれが正解なのかは誰も知らない。言い方を変えればどれでやっても問題ないということなのかとは思う。
でも、バラ、トマト、イチゴ、コマツナなどなどと混合比を細かく指定した情報もあったりして、どうも落ち着かない。
とりあえずボクは今年は信憑性がありそうな万能混合比を採用しているのだけど、去年まではトマト専用というのでやっていた。
実は去年までは濃度がものすごく適当でありました。
農大時代に始めて手がけた養液栽培で、なるべく肥料はケチりたかったのでどんどん薄めて育てていたのだけど、それでも十分に大きくなっていたのでした。だからそれ以来濃度はかなり適当にやってました。
しかし今年みつけたウェブ情報で、植物生理についてとても詳しく述べているページに書いてあった混合比と濃度に信憑性を感じ、それをきっちり守ってやってきたのです。その濃度は昨年まで参考にしていたものと比べると7~8割濃いものだったのだけど、でもそれくらいなら十分にあり得るという感覚のものでした。
でも、やっぱりその濃さが連続しているのは、果菜にとってはまずいのではないかという気がしてきた。
アメーラトマトっていう商品があります。
これはわざと養液濃度を上げて甘みを増すように栽培していて、品種もそれに向いたものを選んでいる。うちのパレスのトマトもこれと同じになっているのかもしれない。栽培ベンチの列が増えたらいろいろ試してみたいものです。
2015年
6月
12日
金
タバココナジラミ考察
現代トマト栽培における最大の脅威は、タバココナジラミが媒介するタバコモザイクウイルス病である。
タバココナジラミは1.5mm程度の微細な虫。
黄色いものに擦り寄る習性があるということで、まことしやかにハエ取り紙様のこんなものも売っている。
これを買うのは馬鹿らしいので自分でハエ取り紙の粘着成分を調べたり自作したりと研究した時期もあったのだ。
そして今年もまたタバココナジラミを見かける季節になったので、自作品でちょっと強引な追い込み漁をやってみた。
2015年
6月
12日
金
湖沼や河川海洋の富栄養化を実感
あおこや赤潮の発生という話がたまにニュースになることがある。
原因は富栄養化であるというのだけど、自分の生活とどう結びついているのか良く分からず、従ってどう行動すれば良いのかもわからないでいた。
でも今日、パレスの中の思いがけないところでそれが理解できた。
2015年
6月
12日
金
トマト畑らしくなってます(当農園比)
気がつけばもう6月。
気象予報によると今年の梅雨は長引きそうなのだそうです。
4月も晴れない日が続いて野菜の値段が上がったのは、もう喉もと過ぎれば何とかでしょうか。
クリスタルパレスのトマト達は、一応成長してます。
2015年
5月
26日
火
今までより成長が早いのか 給水問題
まる3日間バイトで一度もパレスに寄らず、今日正午頃に出勤してみたら養液タンクがほぼ空になっていました。
とても少なくなっていたけれども、まだ完全になくなってはいなくて、ちゃんと循環していた。
2015年
5月
22日
金
疫病の気が
銀の茶室から混合済み養液を供給するようにしてから、本圃も苗床も抜群に栄養が行き届くようになりました。色が綺麗。
でもさっき苗床で一箇所だけ疫病(灰色がかってしおれている)にやられているのを発見。
ただ、ふつう疫病ってもっと広範囲にダラダラとやられるものなんだけど、どこを探してもこの写真のところだけなのです。身体が健康なので広がらないのかな。
あと、先週15日にモスピランとマッチ乳剤を混合で散布しているので、それも効いていると思う。
2015年
5月
22日
金
新しい鋸
どちらが新しいか、一目瞭然な2台の電鋸。
左の一台目はいとこの「の」さんにもらったものでした。パレスの黎明期を支えてくれました。
ベンチ用材切り出しのための冶具の調整が必要になるはずだったけど、幸いなことにそのままで大丈夫でした。
2015年
5月
21日
木
ベンチを作ろうとして電鋸臨終
ベンチは11mmのコンパネを7cm幅に切り出して作ります。1枚のコンパネから13本の棒ができるわけです。沢山沢山切り出すので、画像で分かりにくいけど冶具を作りました。
2015年
5月
17日
日
苗全滅!! (去年なら・・・・)
バイト帰りに寄ってみたら、苗ベンチが全滅!!!
と、去年までだったら本当に大打撃~全滅全損ものだったのだけど、今回は何も問題なし。
鉢上げした育苗床の苗は元気だし、定植したものも活着して安定している。
いまのところ前進中。
2015年
5月
12日
火
試しに定植
苗床で花が咲き始めたので、定植しなさいという合図です。
でもベンチは去年使ったのしか無いから、まずはそれを復活させてということになる。
去年のベンチ、構造も強度も合格だったけど、養液タンクに問題が残っていた。それは大雨が降ると地下水が上昇してしまい、養液の残存量によってはタンクが浮き上がってしまって、養液循環水路が壊れてしまうということ。
それで去年は怪我して休業するまでは、タンクに重りを乗せたり天気がいい日は2回水の見回りをしたのだけど、今年は抜本的対策のために銀の茶室を建てたのだ。
つまり茶室に2~3トン分の溶解済み養液を蓄えておいて、サイフォンの原理で常時タンクに供給できるようにしておくということ。タンクの側にはフロートバルブを取り付けておいて、いつもピッタリ満タンであふれないようにしておく。
せっかくそこまでやるのだから、タンクはできるだけ地面深く埋めて、ベンチ下端高をかせぎ、地温を利用して温度変化を抑えてあげようと思い、頑張って掘り下げました。
掘っていくとかつて大家さんが埋めた暗渠が。
2015年
5月
10日
日
開花
バイト帰りに水やりに寄ったら、咲いていました。
そろそろ定植の時期です。
毎回不思議に思うのが、このあたりまでは虫にも病気にもまったくやられないのです。一度も薬使ってません。
ところが成長するにつれて、抵抗力が下がっていくのですよ。
実をつけるっていうのが体力を使うということなんでしょうかね。
薬はできれば使いたくないけど、ここ数年で学んだことを生かすべく、今年はケチらずに?必要な作業をおこなっていきます。
2015年
5月
07日
木
養液タンク、別名銀の茶室
養液タンクは溶解済み養液を大量に貯蔵しておくために建造しました。内側全面に保温のためのアルミ箔が張ってあるので、銀の茶室と呼んでいます。
満水にすると、3トン入ります。
外から水量が分かるように、中のフロートと紐でつないだおもりがぶらさがっています。
2015年
5月
07日
木
動噴を購入
動噴って文字変換がきかなかったから、もしかしたら一般用語ではないのかもしれない。動力噴霧器の略称でしょうね。
3馬力程度のエンジンが付いていて3MPa程度の水圧で毎分20Lくらいの送水ができるポンプで、畑にクスリを蒔く時に使います。
この温室を借りた時から雑草対策用に欲しかったけど、さすがに高いんです。エンジンとポンプとホースとリールのセットが新品だと軽く十万円オーバーです。中古で構わないのだけど、届いたものがちゃんと動かなかった時は自分で手当てする時間も割かなければいけない。
でも今年はもう栽培するのに無ければどうしようもないという、待ったなしの状態になっているので、買っちゃいました。
2015年
4月
17日
金
もう最悪 仕事になってない! 出鱈目養液混合
この赤いポリタンクは、養液原液を作り置きしておくためのもの。
4種類ある養液の元になる化合物のうち3つは混合して、あとのひとつは単独で水に溶かして、二つのポリタンクに用意しておくもの。
長く置いておくと中に藻が生えてくるので、空にして一旦掃除しようとして恐ろしいことが発覚した。流し台に白い粉が見えている。溶けていないものが残っているように見える。
これは実は溶けなかったのではなくて、混合するべき3つのうちひとつを単独で溶かすものと間違えてしまった結果、溶けない物質に化けてしまったものなのだ。
一体いつ間違えて作業してしまったのだろうか。この春か、昨年の7月かもっと前か、、、、。とにかく最悪最低の失敗である。
化学は専門外なので、どのように間違えたら栄養がどう偏るのかまでを解析しようとは思わない。ただ、大幅に狂った味付けの養液であってもなんとか生き延びてくれているトマトたちの生命力に感謝するしかないね。
原液作成は間違えやすい作業だから、ここにも書いておこう。
硝酸カルシウム Ca(NO3)2/4H2O 354g
こいつだけを単独で溶かす。
硝酸カリウム KNO3 404g
硫酸マグネシウム MgSO4/7H2O 246g
リン酸第一アンモニウム NH4H2PO4 76g
微量要素パック 30g
残りは全部混ぜてしまう。
これ全部が1000リットル分だけど、ポリタンクに濃縮液を仕込んでおくのだ。
まだ栽培が軌道に乗っていないので未着手だけど、そもそもの水が井戸水でそこそこミネラルが含まれていることが分かっている。化学的には何も入っていない純水が理想的なのだけど、ここの井戸水のコンディションは教科書の指標からははみ出してしまっている。
このあたりもどうしたものか、アイデアがないわけでもなく、いずれ着手したいところ。
2015年
4月
14日
火
全然陽が射さない
4月に入ってからマッタク日が射さない。雨ばかり。
試しに育苗床に移してはみたけど、さしたる変化はなし。
でも面白いことが観察できた。
陽がささず気温も上がらないときは、養液濃度を濃い目にしておいたほうが健康維持に良い。
発芽床はECが3.7、育苗床は1.9になっていたのだけど、緑の色づき具合が結構違う。
こちらは今日の発芽床。
2015年
4月
06日
月
試しに鉢上げ
土耕だと発芽した苗を個別に鉢に移し替えるので、一般に鉢上げと言われる作業を、試しに一ブロックだけやってみた。
正直なところ、このあたりの作業タイミングは良くわからない。
隣同士日当たりを邪魔する前、根が隣のスポンジに食い込む前という判断でいけばそろそろなのだが、まだ気温が十分上がらないことを考えると、この上にビニールトンネルを掛けた方がいいのかどうなのか、、、
今年は春の長雨に入るのがとても早く、3月末から始まってしまった。世間でも花見できなかったとぼやいている。それなので苗の成長は良くない。葉の色も悪い。
もっとも葉の色はボクが養液調合を根本的に勘違いしていた可能性があって、それも関係しているかもしれない。
とにかく陽が射さないと生気がなくて、ただ陽射しが弱いからなのか、他にも世話が足りないからなのかが分からず、とても不安になる。
2015年
4月
02日
木
苗床作り省力化版その1は失敗
先日苗床を作って一発で成功したので、今日はその増設工事を始めた。途中までは前回と全く同じ工法で作ったのだけど、このペースで必要な数だけ苗床を作るには土が足りないことがわかってきた。ナニカ対策しなきゃならないので、土の代わりに割り箸を使ってみることにした。ちょっとこころもとないけど、水深は精々15cmだから水圧はたいしたことないはず。
2015年
4月
02日
木
生き物たち
苗床の土手を作るための土をほっていたら、アメリカザリガニが出てきた。水辺に穴を掘って冬眠する修正があるということを知りました。
冬眠といえばさっき除草剤を蒔いていたとき、結構大きい500円玉サイズのアマガエルを見かけたので、カエルのほうが早く目をさますのですね。
2015年
4月
01日
水
発芽と育苗の境界問題が解決
トマトに限ってだけど、発芽させるには豊富な水と空気と30℃程度の温度の3点セットが必要である。光の有無は関係ない。
そこまでは自信を持って言えるのだけどこの先、根の方はどういう環境がお好みなのかがわからずにいた。
今年初めてフルスペック発芽をやってみて、先に芽を出した苗の根圏温度をどういう方向に持っていけばいいのかわからず、不安な日々だった。全部芽が出てくれないと水温を下げられないので、我慢して待っていたのだけど、ようやく出揃ったので実験してみた。
答えは簡単明瞭で、芽が出たら気温27℃、水温22℃を維持するのがBestという感じ。
2015年
3月
27日
金
育苗床作りは一発合格!!
何年もクリスタルパレスで作業していて、自分の創作物で一発で成功したことは一度も無い、多分。何週間も掛けて手がけたけど、強風でパアになったものは数知れず、という感じ。
しかし今日作った育苗床は一作目で見事合格したのだ。この仕事も長いので、色々と勘が働くようになったんだろうな。
まずプラダンを短冊状にして、水糸に沿って地面に固定する。
2015年
3月
26日
木
生き物同士って本当に癒されるものです
発芽して数日のトマトの芽でも、100本あれば100通りの個性があります。眺めていて飽きることがありません。絵になるものをいくつか紹介してみましょう。
2015年
3月
26日
木
天窓自動開閉で発熱断線
昨夜、天窓の自動開閉装置をセットして帰りました。暑くなったら開くようにできています。
画像左のサーキットボードを右の黄色い手動リモコンに並列接続したんだけど、「線が焼けてしまったの図」。黒い煤けたたのが見えてます。
この回路、最大で24A流れることは知っていたけど、普段は数Aだし短い距離だから大丈夫だべと思っていたけど、焼け切れました。本当にボクは工学部出身なのでしょうか??
2015年
3月
25日
水
発芽観測三題
本葉が生えてきました。
2枚の双葉の付け根に、ちっちゃいギザギザの葉っぱが出てきてます。
まだ本当にベイビーだけど、生物学的にはこの時期に既に最初に咲く花の生殖細胞が準備されているのだそうです。母体を冷やさずバテさせず、水加減もきちんとやって元気に育ってもらいましょう。
2015年
3月
23日
月
ちゃんと次の列も発芽中
手前の小さいのは、昨夜はまだ出てなかった芽。今日は日中ちょっと陽が出たからニョキッと出たね。
一番奥の方は一週間以上前に出た芽だから、伸びが悪いように思う。
やっぱり植物は陽が射さないとダメなんだな。
今夜は明け方に1℃まで下がるらしい。でもこの床なら大丈夫なはず。
明日日中は陽が射すらしい。楽しみ。
以下雑談だけど、
この発芽床はビニールトンネルで覆っているのだが、日中は気温が上がりすぎるので気を使う。
しかし、ものごころついた頃から畑にはトンネルがあったことを思い出したのだ。晴天であればあの中は3時間以上に渡って60℃を超えるはずである。そんなに高温になって大丈夫なのか?いや大丈夫なはずはない。何かテクニックを使って問題を解決しているはずだけど、でも大きな畑なんて手作業で開閉しているとは思えず、謎である。
2015年
3月
22日
日
順次発芽中
手前から植えている。
スポンジに藻が生えているから境目が見える。バイトが挟まって4~5日空いてこうなった。
種から芽を出させるのは、もやしを作るのと一緒で人為的にできるけど、出てきた芽を育てるにはまず何よりも光が必要。ところが運悪くここ10日ほどは曇りか雨で、強い光が差してくれない。だから育ちが停滞している。
温度環境だけは好適になるように維持管理しているところ。
2015年
3月
19日
木
ロールカーテン巻上げ用モーター
日本は経済的にも文明的にもとても豊かな先進国家で、何でも売っていて手に入らないものは無いと思い込んでいるのはボクだけではないと思う。でもこの仕事をやっているとそうでもないことがわかる。
先日は種の話だったけど、今日はモーターである。
電気屋のバイトにでかけている日に、日中の天気具合に応じて天窓や脇の窓の開閉を自動で行う仕組みを考えているところなのだけど、脇のロール窓を開閉するのに、手元にある自重が10kgくらいあるギアードモーターを使うべく、メカのスケッチを描いてみたりしている。
10kgが巻き上げ軸と一緒に上下することになるので、重量を相殺すべくエレベーターのように上から吊って反対側にカウンターウェイトをぶら下げて、モーターにはガイドレールを沿わせればいいかなとか、概ねいけそうな感じになってきた。
窓は2箇所あるからもうひとつモーターを探さなくてはいけない。
ヤフオクでざっと見たけど、ちょうど良さそうな似たスペックのものは無かった。
10kgを海外から買ったら運賃が大変。でも興味半分でebayを見てビツクリ!!
冒頭の写真のように、ロールカーテン巻上げ専用のモーターが売られていたのだ。1800円で送料込みだって。12VDC、22rpm、11Kg/cm、自重400gだって。完璧です。
国産10kgモーターはお蔵入りです。
エレベーターのカウンターウェイトも要りません。
このモーター、日本に輸入したら売れそうな気がします。
2015年
3月
18日
水
日中温まり過ぎても困るので冷却
理想的には昼も夜も25~30℃を維持したいけど、温室というところは今の時期でも5~40℃という振れの大きいところなのです。
夜は電気ヒーターで保温すればいいのだけど、昼間の高温はなかなかやっかい。そこで水を扇風機で冷やしてみた。
2015年
3月
13日
金
東側の窓張替え
東側の巻上げ窓は半年くらい前に破れて、そのままになっていた。
ようやく日中暖かく外の作業がおっくうでなくなったんで、修理することにした。
この素材、温室用と銘打ってあるものではなく、用途などは示されていない汎用のポリエチレンシートである。結果として耐候性が無かったのである。
用途が示されていないポリエチレンシートでも、ものによっては3年経っても平気なものもあるので、ナニカ見分け方がわかるといいのだけどな。ちなみに温室用と謳っているものは、高い。しかし今回は温室用にしといた。
2015年
3月
12日
木
播種が続く
約4cm角のスポンジに一粒ずつ種を植えていく。
写真右側の白いリード線は温度計。
夜中の気温は5℃くらいまで下がるけど、床の中は30℃くらいをキープ。
これは芽を出すだけの床で、苗はまた別の設備を作るのだ。そちらも現在準備中。
2014年
11月
05日
水
復職 そして蟻の巣との遭遇
8月1日に指を怪我して、治療とリハビリを続けてきた。
最初は三角巾で腕を吊る程に大げさなことだったけど、順調に回復してきた。
まだ十分には治っていないけど、もう道具を扱うのに殆ど不自由は無いのだ。
クリスタルパレスには月に1~2回のペースで様子を見に来ていたので、
何も心配はしていなかったけど、意外なところにトラブルが。
流し台で水道を使うと、流し台の下で水が漏れている。
何が起きたのか調べてみると、、、、
2014年
7月
31日
木
草刈ってみた
半分だけ刈った。
右上の電信柱よりちょっと手前のところに境目がある。
何故半分だけかというと、疲れたから。
丸のこベースの自作機はコツさえ掴めば、本物と変わらずに使い物になるんだけど、疲れた。
この場所は地形的にグニャグニャしててやりにくいんだ。
半分刈るのに一時間以上掛かったな。
やっぱり除草剤の方が楽ってことが良くわかった。
そうなると、噴霧器のブラッシュアップが必要ということだ。
高圧水送系は接続にてこずるから、何とか避けたかったのだけど、やるしかないか。
2014年
7月
30日
水
暑さに耐えられない~日除け遅れ
最近は室温を計っていないけど、毎日50℃を超えているのでしょう。
一番水が必要な成長点に水が間に合わず、どんどん先端が枯れてしまう。
わけあって昨日ようやく日除けが展張できたのだった。
いろいろあって手を付けるのが後手に回ったと言うことだな。
トマトはとても強くて、環境が整えばまた別の芽を途中から出してくるから、じっくり取り組むとしよう。
2014年
7月
30日
水
電動草刈り機ver.2
以前に電気ドリルで挑戦した草刈り機だが、今回丸のこ版で再挑戦。
電気ドリル式は機械構造的に、フリクションが無い刃物を使い、回転軸が押される方向の力のみに耐えるようになっている。
そんなことで試運転中に壊れそうな兆候が出てきたので、これは取りやめ。
丸のこベースではあるけど、必要なときはネジを2本外すだけで、丸のこに戻せるように作ってあるのだ。
2014年
7月
23日
水
たぶん世界初の新タバココナジラミ対策方法!
一年前にタバココナジラミ大量発生トマト壊滅状態を経験して以来、「ナニカ出来ないか」と脳みその深いところで常に考えてきたことが、今日スルスルと現実意識の上に登ってきた。
画像では分かりにくいけど、拡大してよく見ると黄色い紙の上に白い点がぽつぽつとあるのがわかる。タバココナジラミである。
これは能動的に捕獲したものである。
暗くなるのを待ち、黄色粘着シートと懐中電灯を持って、実験開始。
黄色粘着シートを懐中電灯で照らしながらトマトの枝をゆする。
すると昼間見るのと同じようにオンシツコナジラミがヒョロヒョロモワ~っと飛び立ってきて、黄色粘着シートに引き寄せられるという仕組み。
まだ40本程度しか栽培していないけど、ざっと30匹を捕獲。
使った懐中電灯は紙の大きさに比べて全く小さくて光も弱いし、手は2本しかないのにシートと懐中電灯を持って枝をゆするのだから、光は安定しないという低次元の実験だった。
それでもちょっと試しただけで30匹捕れたのだから、もうちょいまともな道具を作ればすぐに効率は向上しそうな予感。
脳みその深いところにあったイメージは、夜中に枝をゆすりながら黄色く光る粘着シートとともに移動する無人ロボットだったんだけど、なぜだか今日ひょろっとこんなローテクアイデアが浮かんだのだった。
将来このテクニックが「メグヤマ式捕獲法」なんてことで、教科書に載るまでなるだろうか??
ならないだろうな(笑)
2014年
7月
23日
水
ゆるゆると収穫の始まり
常に後手に回り続けた数年間だけど、あと3ヶ月というところまで追いついてきた、積もり。
苗は3ヶ月分徒長し、根は植え替えには適応しにくい成長をしてしまった。
3ヶ月遅れで定植しあとはお天道様の知るのみぞと、できるかぎりのことをしてあげた。
バジルは昨年の経験から、きっと大丈夫だろうと思っていたが、期待通り爆発成長を始めてくれた♪
トマトは少しずつ色づき始めた。
全体を俯瞰しても、こんなものだ。
2014年
7月
17日
木
育苗培地問題の続き
根を傷つけてまで鉢形を崩して培土を洗い流しても、根の鉢形は殆どくずれないので、定植して直ちに成長することができない。
この写真は定植して10日くらい経った根の様子だが、もともと育っていた根は空気中にあり、ちっとも役目を果たしていない。後から伸びた根はまだ数cmしか見えない。
一ヶ月くらい前に定植した根はこんな感じである。これくらい伸びてくれれば一安心なのだけど、一ヶ月もかかるのでは育苗した意味がないのである。
育苗を始めてからベンチに着手したのだが、いつもの如く他のこともあれこれ手を付けたりトラブったりして、ベンチの完成は定植時期よりずっと遅れてしまったのである。
これを教訓にもう鉢はやめた。
スポンジ培地で溜液にすることを決めた。
いままで育苗床の形態をどうするかずっと悩んでいたのだけど、これで方針は決まったのだ。
2014年
7月
10日
木
トマトのモザイク病発生+スイカはもうダメ
新しく伸びてきた葉が黄色の混ざったまだらになり、ちょっと縮れてしまって大きくならないこの症状。
これがトマト栽培最大の敵、タバコモザイクウィルスに感染したときの症状なのだ。
このウィルスの媒介主はタバココナジラミだと言われている。
タバココナジラミは黄色の粘着トラップによくくっついているが、ここ2週間くらいメンテナンスしていなかったら正直に感染してしまった。
まず感染した木を引っこ抜き、感染が広がることを防ぐ。
あとは粘着トラップのメンテナンスだな。
スイカは今回もうまくいかなかった。
葉にまゆのような菌が取り付いている。
木が弱っていて抵抗力が下がってしまっている。
農大時代に土肥でやったときは、まぁまぁうまくできたんだけど、養液で始めてからはうまくいかない。
ずーっと気温や養液濃度が合わないのだろうかと思っていたが、もしかするとベンチの形式がスイカの根と相性が良くないのかもしれないと気づいた。
ボクのベンチは流しそうめん式なんだけど、スイカは根をどっぷりと養液に浸すのが良いのではないだろうか。
今からやり直してみたいけど、時間が足りない。
2014年
7月
10日
木
道路拡幅工事が始まって、パワーショベルオペレーターの腕に驚いた
道を広げるためにダンプカーが次々と土を運んでくる。
その土をパワーショベルで道路の形に積み上げていくのだけど、
その仕事の精密さにぶったまげた!!
写真で分かるとおり、ピッタッと平面が出ているのである。
(左奥までずーっと続いている)
水糸を張ってあるわけではなく、助手がいるわけでもない。
オペレーターが一人で、目視だけでこんなに正確な作業をしているのだ。
すごいね。
2014年
7月
08日
火
草刈り機を作ってみた
今の季節、土があるところは雑草だらけである。
畑地や田んぼの畦に繁茂する雑草は、除草剤で枯らすのが一般的だ。
たまにエンジン草刈り機で刈っている人もいるが、100人中1か2人程度しかいない。
除草剤が選ばれるのは、労力が少なくて済むからでしょう。
ボクも今まで使っていたけど、どうもしっくりこないところがある。
ひとつは環境負荷で、もうひとつは効き具合である。
環境負荷については、ものによって土に落ちたものは分解されて無毒化すると書いてあったり、魚がいる河川等に流れ込まないように配慮せよと書いてあったりする。
いずれにせよお金がかかるので使いたくないし、どういったプロセスで無毒化したり、魚に影響を与えたりするのかが分からないので、責任を持って使うことができない。
効き具合については、例えば300倍に希釈して10aあたり50リットル散布せよってな感じで書いてあるのだけど、草の背丈で必要な量は変わるし、散布ムラは避けられないし、指定された量では足りなかったり余ってしまって処理に困ったり。
そして散布した瞬間に効くのではなく、早いもので一日、遅いものだと2週間も経ってから効果が見えてくる。どうしてもケチって散布してしまうので、まだらに残ってしまうこともある。
クスリはやめてその場で結果が見える草刈り機にしようかなと考え始めて、例によってどうせなら自分で作ってしまおうと研究開始。
やってみたら、手元にある材料だけで完成した。正真正銘のタダなのだ。
試運転してみると、写真の通りちゃんと刈れている。
でもこれくらい刈ったところで回転が落ちてきた。
どうやら軸心がずれて負荷が上がってしまったようだ。
今日はこれまで。
2014年
7月
01日
火
植物にそんなに凄い能力があるはずは無いわけで、、、
前回書いた養液濃度が薄まっていた件、
あれこれ考えて、答えが分かった。
雨水の浸入である。
日ごろ養液が減っていなければ濃度は滅多に測らない。
まだ木は大きくないので、養液の減りは少ない。
今は梅雨なので雨がよく降り、
うっかり天窓を開けっぱなしにしていることもあった。
雨水がベンチに落ちて養液タンクへ流れ込んだ。
ベンチの全長は23mあるので、
部分部分には少しの雨水でも、
全長分を集めると結構な量になったわけだ。
最大のヒントは養液濃度が井戸水より薄まったということ。
植物にそんな能力は無いとしたら、
いや無いに決まっているのだから、
井戸水よりミネラル分が少ないのは、
上水道か、雨水である。
答えがわかって一安心である。
なにしろ最初は本当に驚いたのだから。
2014年
6月
30日
月
葉の色が変になって植物の驚くべき能力を知った
今日出勤してみると、一割くらいの木で葉が黄色くなったり、元気が無かった古い葉が枯れてしまったりしていた。
3日続けてバイトに行き、帰りに毎晩寄って一通り見回りをしていたのだけど、懐中電灯では色の変化までは気づかなかった。
さて何故にこのような生理障害が出てしまったのだろうか??
この3日の間に何があったのか??
養液タンクにはまだ半分以上残っているから、水不足ではないし、そもそも水不足の症状ではない。
気温もこの3日は雨模様で安定していたはず。
逆に日照不足ということもありそうだけど、その場合は単純に成長速度が遅くなるだけで、黄化するとは想像しにくい。
病気も考えられなくは無いが、このような症状の病気はトマト大辞典にも載っていなかったから、これも違うように思う。
あれこれ考えても分からないので、まず養液タンク内の濃度を測ってみて、超絶特大ビックリした!!
濃度が殆どゼロになっていたのだ。
うちは井戸水で元からミネラルが溶けているのだけど、その初期値よりもっと薄いのだ。
つまり水かさはあまり減っていないのに、溶解している養分だけが減っていたということである。
例えるなら水に溶かした塩を、水は減らさずに取り出すといったことが起きたのである。
こんな経験は初めてだし、どこにも書いてなかった。
まるで逆浸透膜のようだは。
養液濃度は毎日ちゃんと測らなきゃいけないということだな。
2014年
6月
20日
金
第二ブロックのコンポーネント
次のブロックで使う桁を用意した。
全部で13本。
何だか「おい押すなよ、押すな!」って言っているようにみえるな。
第一ブロックで出た課題は織り込み済み。
更に課題が見つかったので第三ブロック以降に反映させよう。
ポイントは苗の根はまだ短いのに水路の幅が広いこと。
ポリエチレンシートは撥水性だから、水はスジになって流れる。
第一ブロックでは根を水があるところに誘導するのは完全手動操作だったのだ。
試作#nの桁と並べてみた。
nの具体的な値は忘れてしまったが、麻紐と割り箸で懸架していたときのものだな。
これほど大きさが違うとは思わなかった。
長さまで違うように錯覚するほど、大きくて頑丈そうに見えるのだ。
2014年
6月
14日
土
水冷パイプを入れて1ブロック完成♪
さて定植して一昼夜明けてみたところ、無事に全部生きていた。
しかし陽が高くなると、葉が暑さに負けた様子を見せ始める。気温は限度以内なので、うっかり忘れていた水温上昇であるな。
養液タンクを深く埋設しなおしたから、これで大丈夫じゃねーか?とぼんやりとイメージしていたんだけど、そんなに甘くはなかったということだ。
タンク内に手を入れてみるとかなりぬるくなっていて、ベンチから戻ってくる水に触ってみると、更に2℃くらい高いように感じた。
早速前から使っている、井戸水を流しっぱなしにしている銅パイプを投入した。これの実績は夏も冬も確かなものなので、もう安心して大丈夫、なはず。
タンクに入れる前に写真を撮ればよかったんだけど、中に入れてしまうとわかりにくい。黒っぽい輪が重なっているのがそれである。
2014年
6月
14日
土
定植して誘引トラップを敷設
トマトを定植した。
4種類を11本ずつ、全部アメリカの種である。
とんでもなく安いタネだったけど、味はどうなのだろうかね?
定植と同時に誘引トラップも敷設した。
誘引トラップという名前はボクの造語で、一般にはホリバーやバグスキャンといった商品名で呼ばれている。A4を3枚に短冊状に切った程度の大きさのプラ板が6枚入って500円ってなところ。
バカみたいに高額なのである。絶対に自作してやるぞと、農大在学中から燃えていた(笑)
未だに糊は完成の域に達してはいないが、栽培が始まってしまったのだからとにかく敷設した。何も無いよりはずっとましだから。
糊の塗り方は当初はカッコよく自動化することを考えていたが、結局ローテクでいくことになった。ロール材が手に入れば割安だろうし、それなら工業生産的なことが出来ると踏んでいたのだが、ロール材の流通ルートにはたどり着けなかったのだ。
手作業の素材は端材をつかったので、なんだか味がある人間国宝調の作業環境になった。
2014年
6月
12日
木
本設ベンチ第一工区
今日は蓋の製作である。
蓋には苗を植えるための穴を開けるのだが、基材のブラダンと遮光用のシルバーマルチを重ねて同じ場所に穴を開けなければならない。穴あけのための専用工具はこちら。これを開発した時の苦労と完成の喜びを思い出して、しばらくニヤニヤしてしまった。
こんな感じで溝に被せていく。
穴のピッチが以前と比べてとても広い。これは長期長段採りに作戦を変更したからである。
2014年
6月
10日
火
ベンチ製作進行中
本当は苗が大きくなる前に完成させたかったベンチだが、最初の一本が完成間近となった。今までに10回以上試作を重ねてきて、ようやく安定して使い物になるものが出来たのだ。
もう既に構造や製作手順といった勝手は全部分かっているので、迷わず躊躇することもなく作業は進んだ。そうは言ってもとても長いものなので、結構な時間がかかるものだ。
画像でわかるとおり、一直線の平面である。我ながら良く出来ていると思うのである。
2014年
6月
10日
火
一日抜かして枯らしてしまった
バイトの日も仕事が終わったらほぼ毎回クリスタルパレスに寄って、様子を見たりケアしたりしてきた。
でも昨日は天気が悪く水遣りは不要と思って、寄らずに帰ってきたのだった。
その結果がこれだ。
水が切れてしまったのだ。
直ちに水を遣ったら夕方には少し持ち直していた。
苗はかなり多めに用意してあるので、実勢に影響はないけど、何事も油断大敵火事親父だなと思ったのだ。
2014年
6月
10日
火
圃場の下には色々な管が埋まってた
養液タンクをもう少し深く埋めたいので穴を掘り下げていったら、管が2本出てきた。
ひとつは素焼きの管。
かつて暗渠は穴あきの素焼きの管を使っていたと教わったが、この管に孔は開いていない模様。
それどころか継ぎ目から水が漏れてきて、放ってくと穴の底に水が溜まってしまう。一体何に使っていたのか、手がかりはまったく無し。
2014年
6月
09日
月
もう苗とは呼べない位に繁茂しちゃって・・・・
これは苗床ベンチであるが、育ちすぎなのだ。
光を求めて、他の苗より少しでも上に登って葉を広げようと競っているのだ。
定植ベンチの完成まで、あと少し。もうちょい待っててね。
スイカの雄花も1つ咲いてしまった。
ところで今気づいたけど、トマトもスイカも花は黄色である。
黄色と言えばタバココナジラミが寄ってくる色である。
品種改良で花びらの色を変えられれば、タバココナジラミは寄ってこないように思うのだけど、どうなんだろう?
2014年
6月
06日
金
今年初の開花なんだけど、、、、
トマトの花が咲いた。
本来なら喜ぶべきことなのだが、今回はちと微妙な状況にある。
というのは、本栽培のベンチ施工が遅れていて、苗は既に徒長してしまっているのだ。ベンチが完成してもこの苗は定植できないかもしれないな、申し訳ないけど。
そんな状況なので、後追いでちゃんと次の苗を育てているのだ。
アメリカ直輸入の安価な種が沢山あるので、気楽にこういうことができる。はたしてどんな実が成るのか、楽しみだな。
2014年
6月
04日
水
本番ベンチ設置工事中
ベンチは10回以上試作と失敗を繰り返した。何とも褒められたものではないな。
しかし粘った甲斐があって、イメージを現実のものとすることができた。最大の特徴はローコストであること。25mで約1万円なのだ。
同じ目的の然るべき品を市販品で調達すると、50万円くらいする模様。
ベンチの上に乗っている灰色の物体は、ネオン管点灯用のトランスで12Kgくらいある。これくらいロードしても大丈夫なので、いけるでしょう。
2014年
6月
04日
水
ハエ取り紙/オリーブオイル版
どうしてもハエ取り紙の糊を自分で作りたいのだ。
ロジンを油に溶かせば良いということは分かっている。
今までに試したのは、
・サラダ油
・鉱物油
・ひまし油
鉱物油だけは、最初からマッタク糊にならなかった。
サラダ油とひまし油はいい感じになったけど、紙に塗り広げると数日で酸化して固化してしまう。
植物油についてあれこれ調べてわかったのは、乾性油・半乾性油・不乾性油という分類があるということ。
サラダ油の原料のコーン油・綿実油・胡麻油・大豆油は半乾性油、紅花油は乾性油、菜種油は不乾性油ということで、菜種油100%のものがあれば当たり。
ひまし油の原料はトウゴマということなので、ごま油の仲間だとすれば半乾性油ということになる。
不乾性油のリストにオリーブ油がある。ポピュラーで入手も容易。
これを試すべく、調合中。
2014年
6月
02日
月
電磁開閉器でポンプトラブル
排水の大ポンプを駆動するインバーターが働かなくなった。電源は入るが駆動させようとしてもエラー表示が出て働かない。電源を再投入する都度違うエラーが出て、たまにまともに動きそうになったりと安定しない。
画像でインバーターは中央より少し左下のグレイ色系の箱である。このあたりは建物の角で一番風当たりが強く、度々雨漏りが起きた場所なので、インバーターにも飛沫が掛かったことは何度かあった。
ただ経験上今回のように毎回違う反応を示すということは、長年機械いじりをやってきた経験上、完全な故障ではなく喉に魚の骨が引っ掛かったようなレベルのトラブルであると感じていた。
この画像は電磁開閉器を分解したもの。これが水位情報をインバーターに伝えてポンプを駆動しているのだが、結論としてはこれが犯人だった。
犯人は特定できたが、原因はまだ分からない。分解してみてもどこも壊れていないのである。また経験上この機械は大変にタフであり、ちょっと水が被ったくらいではへこたれないはずなのだ。とにかく徹底的に調べて、自分の知識として吸収しておきたい。
今回たまたま別件で電磁開閉を注文していたので、ダメ元で交換してみたら瓢箪から駒なのであった。もうてっきりインバーターだと思い込んでいて、安い外国製を発注する直前だったのだ。本当にラッキーだった♪
2014年
5月
29日
木
ポットとプラグトレイの発芽比較
この画像はトマトをポットとプラグトレイに播種して、発芽直後の様子。播種日は同じなのに、プラグトレイの方が随分早く発芽して成長している。
こちらはスイカ。
上のトマトと同じ日に播種したが、やはりプラグトレイのほうが育ちが早い。
たぶんこれは、プラグトレイの方が土の量が少なく、日中の温度が上がりやすいことによると考えられる。発芽には好条件ではあるが成長には高すぎるということもあるので、水切れには注意しないといけない。
2014年
5月
29日
木
スイカ苗が水切れ
今日は朝から日差しが強く、気温は高く風も無く、おかげで葉が大きいスイカのポットが干上がってしまった。丸一日持ちこたえてもらわなきゃ困るので、洗面器に浅く養液を張って、そこにポットを置いてきた。
しかしこれは運が悪いと根腐れを起こすことがある。根には酸素が必要だから。どうか運がよい方に転びますように。
2014年
5月
28日
水
自作トラップでコナジラミを捕獲
先日一瞬コナジラミらしき飛行物の姿を見たので、自作トラップを仕掛けてみたところ、2匹かかっていた。ルーペで拡大して品種を確認したところ、会いたくなかったタバココナジラミだった。
今後捕獲数が増える傾向にあったら、クスリを使う用意はしてある。
画像の中心に白い点が見える。体長は0.4mm程度。
2014年
5月
28日
水
スイカの根
売っているスイカの苗はカボチャを台木として接木してあって、プロの農家も同じことをしている。こうした方が育ちが良くて病気にも強いと教わった。
うちのスイカは接木無しである。
種を浅く埋めてしまったものは幹と根の境目が見えているのだけど、確かに頼りない根である。定植するときに切れてしまいやしないか、今から心配なのだ。
2014年
5月
28日
水
ダメなトマトの処分
アメリカから輸入した種と日本で売っている高級種を同じ環境で育てた結果、画像左の日本ものは生き延びられなかった。使っていた養液はあれこれ使いまわしをしていたから、栄養バランスが崩れていた様子だったが、しかしそれでも同じ条件で育てたのにこんなに差が出てしまうとは、、、、
ちなみに輸入種は3品種を同時に育てていて、3種とも生き延びているしスイカも生き延びているところから、日本のトマトだけが特別に環境適応力が低いと言える。
輸入した種の苗は育ちの良し悪しがはっきりしてきたので、風通しを良くするために軟弱苗の間引きをした。
2014年
5月
26日
月
誘引トラップ発動
温室内の草むしりをしていたら、一匹だけコナジラミが飛んでいくのを見かけた。アブラムシにたかられている雑草もあった。幸いトマトに付くモモアカアブラムシではなかったが、そういう季節になったということである。
コナジラミには品種がいくつかあるので、それを確定して農薬を使うかどうかの判断をするのだ。未完成だけど自作トラップを設置してみた。
未完成と言っても、2~3日なら問題なく使えるからとりあえずはこれでいいのだ。
2016年
1月
22日
金
冬の水道管
しばらく更新をさぼってしまいましたが、取り立てて大きな変化はありません。年末に地代の清算があるのでお金がすっからかんになります。従って資材費もなくなり、気温は下がって栽培もできなくなり、今の時期はしばし休憩です。
昨年までは手探りのことが余りにも多かったので、気になることや思いついたことはかたっぱしから試してみて、その殆どはあてが外れるということの繰り返しだったのだけど、ようやく学習結果が身について金銭的にも時間的にも肉体的にも無駄なことをする頻度は減ってきました。
さて、今日は久しぶりにパレスにきてみたところ、こんなふうに水道の蛇口が落ちていました。
2015年
10月
29日
木
内職
せっかくデジカメ専門の販売員やっているのだから、その知識を生かして内職してみることにした。
うまくいくかどうか分からないけど、こんなHPを立ち上げてみた。どうしたら検索エンジン上位に持ってこられるか、あれこれ画策中。
少しでも資材費の足しになってくれればいいのだけどな。。
2015年
9月
11日
金
雨台風通過 その他
鬼怒川堤防が決壊するなど記録的な降雨量となった大雨が6日目にようやく止んだ。パレスにおける5日間の積算降雨量は238ミリに達した。しかし屋根を直してあったので水没するような浸水には至らずに済んだのだ。めでたしめでたし。
しかし壊れたものもある。天窓の開閉を司る自動車用の電動ジャッキである。屋根裏に取り付けた際に作業がしやすいのでギアボックスを下にしたのだけど、雨水がこの中に溜まってしまいそれに気づかずに働かせたことで油切れ状態にあるプラギアが削れてしまいアウト。
急いで同じジャッキを購入して交換した。今度はギアボックスを上にしさらに雨避けと紫外線避けを兼ねたアルミホイルで覆ってあげた。これなら長持ちしてくれるかな。。。
栽培は止めた。
次回は本格的に大量栽培をしたいので、本番用の設備を作りこみたい。そのためには今の不安定な栽培設備の子守をしながらでは気が散って具合が悪いのであった。つまりその設備は不合格品ということなのである。
2015年
8月
14日
金
屋~根~
いまさら歴史を書く気にもならないほどに、最初からずーっと泣かされ続けてきた天窓。最近はもういちいち細かいことは書かなかったし、ちょっとくらい問題があっても放置するだけに肝も据わっておりました。
屋根の日よけを新調した時に、風対策が不十分だったために、台風が来た時に日よけが天窓に乗りあがってきて、天窓の波ポリカを留めているボルトが日よけに突き刺さったことでボルトが外れて波ポリカが何枚も外れてしまったのでした。
ナニがナンダカ分からない文章だけど、風が吹いて桶屋がもうかったような、遠隔複雑連鎖現象が発生して屋根が壊れていったのです。
何ヶ月も放置していたのだけど、もうじき台風シーズンなので、雨よけのために直すことにしました。
2015年
8月
08日
土
「暑さでやられる」ということを経験
ご近所の先輩トマト農家は概ね7月で一旦終了して、8月から新しい苗を植えている。
一方ボクはといえば、願わくば3月にスタートしたものを11月まで持たせたいと思っている。
夏の暑さを越えられるかどうかがひとつの鍵なのだけど、微妙なところ。今植えている品種は2種類だけど、桃太朗エイトはちょっときつそう。Ace55の方が有望。
2015年
7月
24日
金
養液のph対策 食酢編
昨日井戸原水に課題があることを書いたが、気取ったことばかり言っていられないので、とにかくphを下げるべく害がなさそうなことからやってみることにした。
食酢がちょっと安かったのでまずはこれで何ができるかやってみた。
2015年
7月
18日
土
早くお店に出したい~
近所のスーパーに並べてもらう話はついたのだけど、納品の段取りなどは本社からくる担当者に指導してもらわないとならず、あと一歩のところで足止めを食らっております。
2015年
6月
26日
金
モザイク病の変形種だろうか。
コナジラミは増えたり減ったりしていたけど、タバコモザイク病の症状は出てこないので、健康なトマトにはウイルスが侵入しても発病しないのだろうかと、はっきりしないまま日が過ぎてきたが、症状は違えどもこれはモザイク病の亜種であるとほぼ確信した。
実が大きくならず、その未成長加減はかつて経験したタバコモザイク病と同じだからである。
2015年
6月
18日
木
ベンチ養液漏れと循環タンクバルブ自作
トマトの木が成長するとともに、根も成長しています。地上系は目に見えていて、その成長による質量増が養液循環系に影響を与えないように配慮して仕組みを作っていますが、当然根も質量と嵩が増していきます。
ベンチのバージョンはもう10以上にまで上がっているのだけど、まだ完璧ではなくて、昨年のベンチを今年そのまま使っていたら、根がダムのようになっていると思われて、盛大に水漏れしてしまいました。
2015年
6月
16日
火
叔父さん夫婦が遊びにきてくださいました
都内に住んでいて夫婦で家庭菜園を楽しんでおられる叔父さん夫婦が遊びに来てくださいました。
毎年収穫期に入ってから遊びに来ようとタイミングを狙っておられたようなのですが、毎年収穫最盛期に入る前に大トラブルで終了してしまうという実績を元に、今年は今のうちが見ごろですよと声をお掛けしてあったのでした。
おみやげありがとうございました。
ちょうど養液濃度に問題があるということが発覚した矢先で、肥料代は実質的に幾らかかっているのだ?という話になりましたので、計算してみました。
今年やってきた処方で1000リットルで500円くらい。
昨年までの処方だと300円くらい。
100本育てていて1000リットルは晴天で3日分くらいの感じかな。お天気で全然減りが違うけどね。
パレスは10アールだから本当にフルに7段まで栽培したら10~20万円くらいかかるということになるね。土耕だとどうなんだろう??
でもトラクターでうなったりすること考えると安いと思ってるのだけどね。
養液濃度もしっかり計ってみました。
循環タンク内のECが6にまで上がってました。だめです、そんなに上げちゃ。
銀の茶室内は2.8~4とサンプルを取る場所によって違いました。つまり溶けきっていないということですよ、ダメじゃないの!!
昨年までは濃厚養液を循環タンクで希釈していたので、その都度ECを測っていたのです。でも今年は処方通りに計量し水も水道メーターを使って正確に1000リットル入れて、希釈が済んだものを銀の茶室に溜めておくように変更したのでした。
正確に希釈したのだからそれでもう大丈夫と思っていたのだけどそれではダメだったのですね。気温と日照が日夜変化するから、トマトが吸うものは日夜変化しているということです。
もうひとつ不明瞭なファクターとして、井戸原水があります。何が入っているのか分からないけど、EC値が0.4ほどあります。水道管の内側が茶色くなるから鉄ではないかと踏んでいるのだけど、これも気持ち悪い。
とにかく今日は養液数値に明け暮れたのでした。
とりあえず今循環タンク内のECは2.5です。1時間前に水で薄めて2.0まで下げたのだけど、根から逆流してきているとしか考えられない。あまり一度に下げてしまうと、実が割れてしまうような心配があるので今日はこのあたりで。
銀の茶室は2.2にしてあります。
銀の茶室の攪拌装置も考えなくては。
2015年
6月
13日
土
養液濃度に関する推考
一日考えてみて、これは養液濃度が関係しているのではないかという気がしてきた。
この事柄は大変にやっかいで、このような日記に詳述するには向かないことなのだけど、実を大きくするには濃度を下げるのが得策かと思われる。
養液調合は、5種類の粉を水に溶いて行います。
混合比と濃度については諸説あり、どれが正解なのかは誰も知らない。言い方を変えればどれでやっても問題ないということなのかとは思う。
でも、バラ、トマト、イチゴ、コマツナなどなどと混合比を細かく指定した情報もあったりして、どうも落ち着かない。
とりあえずボクは今年は信憑性がありそうな万能混合比を採用しているのだけど、去年まではトマト専用というのでやっていた。
実は去年までは濃度がものすごく適当でありました。
農大時代に始めて手がけた養液栽培で、なるべく肥料はケチりたかったのでどんどん薄めて育てていたのだけど、それでも十分に大きくなっていたのでした。だからそれ以来濃度はかなり適当にやってました。
しかし今年みつけたウェブ情報で、植物生理についてとても詳しく述べているページに書いてあった混合比と濃度に信憑性を感じ、それをきっちり守ってやってきたのです。その濃度は昨年まで参考にしていたものと比べると7~8割濃いものだったのだけど、でもそれくらいなら十分にあり得るという感覚のものでした。
でも、やっぱりその濃さが連続しているのは、果菜にとってはまずいのではないかという気がしてきた。
アメーラトマトっていう商品があります。
これはわざと養液濃度を上げて甘みを増すように栽培していて、品種もそれに向いたものを選んでいる。うちのパレスのトマトもこれと同じになっているのかもしれない。栽培ベンチの列が増えたらいろいろ試してみたいものです。
2015年
6月
12日
金
タバココナジラミ考察
現代トマト栽培における最大の脅威は、タバココナジラミが媒介するタバコモザイクウイルス病である。
タバココナジラミは1.5mm程度の微細な虫。
黄色いものに擦り寄る習性があるということで、まことしやかにハエ取り紙様のこんなものも売っている。
これを買うのは馬鹿らしいので自分でハエ取り紙の粘着成分を調べたり自作したりと研究した時期もあったのだ。
そして今年もまたタバココナジラミを見かける季節になったので、自作品でちょっと強引な追い込み漁をやってみた。
2015年
6月
12日
金
湖沼や河川海洋の富栄養化を実感
あおこや赤潮の発生という話がたまにニュースになることがある。
原因は富栄養化であるというのだけど、自分の生活とどう結びついているのか良く分からず、従ってどう行動すれば良いのかもわからないでいた。
でも今日、パレスの中の思いがけないところでそれが理解できた。
2015年
6月
12日
金
トマト畑らしくなってます(当農園比)
気がつけばもう6月。
気象予報によると今年の梅雨は長引きそうなのだそうです。
4月も晴れない日が続いて野菜の値段が上がったのは、もう喉もと過ぎれば何とかでしょうか。
クリスタルパレスのトマト達は、一応成長してます。
2015年
5月
26日
火
今までより成長が早いのか 給水問題
まる3日間バイトで一度もパレスに寄らず、今日正午頃に出勤してみたら養液タンクがほぼ空になっていました。
とても少なくなっていたけれども、まだ完全になくなってはいなくて、ちゃんと循環していた。
2015年
5月
22日
金
疫病の気が
銀の茶室から混合済み養液を供給するようにしてから、本圃も苗床も抜群に栄養が行き届くようになりました。色が綺麗。
でもさっき苗床で一箇所だけ疫病(灰色がかってしおれている)にやられているのを発見。
ただ、ふつう疫病ってもっと広範囲にダラダラとやられるものなんだけど、どこを探してもこの写真のところだけなのです。身体が健康なので広がらないのかな。
あと、先週15日にモスピランとマッチ乳剤を混合で散布しているので、それも効いていると思う。
2015年
5月
12日
火
試しに定植
苗床で花が咲き始めたので、定植しなさいという合図です。
でもベンチは去年使ったのしか無いから、まずはそれを復活させてということになる。
去年のベンチ、構造も強度も合格だったけど、養液タンクに問題が残っていた。それは大雨が降ると地下水が上昇してしまい、養液の残存量によってはタンクが浮き上がってしまって、養液循環水路が壊れてしまうということ。
それで去年は怪我して休業するまでは、タンクに重りを乗せたり天気がいい日は2回水の見回りをしたのだけど、今年は抜本的対策のために銀の茶室を建てたのだ。
つまり茶室に2~3トン分の溶解済み養液を蓄えておいて、サイフォンの原理で常時タンクに供給できるようにしておくということ。タンクの側にはフロートバルブを取り付けておいて、いつもピッタリ満タンであふれないようにしておく。
せっかくそこまでやるのだから、タンクはできるだけ地面深く埋めて、ベンチ下端高をかせぎ、地温を利用して温度変化を抑えてあげようと思い、頑張って掘り下げました。
掘っていくとかつて大家さんが埋めた暗渠が。
2015年
5月
07日
木
養液タンク、別名銀の茶室
養液タンクは溶解済み養液を大量に貯蔵しておくために建造しました。内側全面に保温のためのアルミ箔が張ってあるので、銀の茶室と呼んでいます。
満水にすると、3トン入ります。
外から水量が分かるように、中のフロートと紐でつないだおもりがぶらさがっています。
2015年
4月
14日
火
全然陽が射さない
4月に入ってからマッタク日が射さない。雨ばかり。
試しに育苗床に移してはみたけど、さしたる変化はなし。
でも面白いことが観察できた。
陽がささず気温も上がらないときは、養液濃度を濃い目にしておいたほうが健康維持に良い。
発芽床はECが3.7、育苗床は1.9になっていたのだけど、緑の色づき具合が結構違う。
こちらは今日の発芽床。
2015年
4月
02日
木
苗床作り省力化版その1は失敗
先日苗床を作って一発で成功したので、今日はその増設工事を始めた。途中までは前回と全く同じ工法で作ったのだけど、このペースで必要な数だけ苗床を作るには土が足りないことがわかってきた。ナニカ対策しなきゃならないので、土の代わりに割り箸を使ってみることにした。ちょっとこころもとないけど、水深は精々15cmだから水圧はたいしたことないはず。
2015年
4月
01日
水
発芽と育苗の境界問題が解決
トマトに限ってだけど、発芽させるには豊富な水と空気と30℃程度の温度の3点セットが必要である。光の有無は関係ない。
そこまでは自信を持って言えるのだけどこの先、根の方はどういう環境がお好みなのかがわからずにいた。
今年初めてフルスペック発芽をやってみて、先に芽を出した苗の根圏温度をどういう方向に持っていけばいいのかわからず、不安な日々だった。全部芽が出てくれないと水温を下げられないので、我慢して待っていたのだけど、ようやく出揃ったので実験してみた。
答えは簡単明瞭で、芽が出たら気温27℃、水温22℃を維持するのがBestという感じ。
2015年
3月
27日
金
育苗床作りは一発合格!!
何年もクリスタルパレスで作業していて、自分の創作物で一発で成功したことは一度も無い、多分。何週間も掛けて手がけたけど、強風でパアになったものは数知れず、という感じ。
しかし今日作った育苗床は一作目で見事合格したのだ。この仕事も長いので、色々と勘が働くようになったんだろうな。
まずプラダンを短冊状にして、水糸に沿って地面に固定する。
2015年
3月
26日
木
生き物同士って本当に癒されるものです
発芽して数日のトマトの芽でも、100本あれば100通りの個性があります。眺めていて飽きることがありません。絵になるものをいくつか紹介してみましょう。
2015年
3月
25日
水
発芽観測三題
本葉が生えてきました。
2枚の双葉の付け根に、ちっちゃいギザギザの葉っぱが出てきてます。
まだ本当にベイビーだけど、生物学的にはこの時期に既に最初に咲く花の生殖細胞が準備されているのだそうです。母体を冷やさずバテさせず、水加減もきちんとやって元気に育ってもらいましょう。
2014年
7月
31日
木
草刈ってみた
半分だけ刈った。
右上の電信柱よりちょっと手前のところに境目がある。
何故半分だけかというと、疲れたから。
丸のこベースの自作機はコツさえ掴めば、本物と変わらずに使い物になるんだけど、疲れた。
この場所は地形的にグニャグニャしててやりにくいんだ。
半分刈るのに一時間以上掛かったな。
やっぱり除草剤の方が楽ってことが良くわかった。
そうなると、噴霧器のブラッシュアップが必要ということだ。
高圧水送系は接続にてこずるから、何とか避けたかったのだけど、やるしかないか。
2014年
7月
30日
水
暑さに耐えられない~日除け遅れ
最近は室温を計っていないけど、毎日50℃を超えているのでしょう。
一番水が必要な成長点に水が間に合わず、どんどん先端が枯れてしまう。
わけあって昨日ようやく日除けが展張できたのだった。
いろいろあって手を付けるのが後手に回ったと言うことだな。
トマトはとても強くて、環境が整えばまた別の芽を途中から出してくるから、じっくり取り組むとしよう。
2014年
7月
30日
水
電動草刈り機ver.2
以前に電気ドリルで挑戦した草刈り機だが、今回丸のこ版で再挑戦。
電気ドリル式は機械構造的に、フリクションが無い刃物を使い、回転軸が押される方向の力のみに耐えるようになっている。
そんなことで試運転中に壊れそうな兆候が出てきたので、これは取りやめ。
2014年
7月
23日
水
たぶん世界初の新タバココナジラミ対策方法!
一年前にタバココナジラミ大量発生トマト壊滅状態を経験して以来、「ナニカ出来ないか」と脳みその深いところで常に考えてきたことが、今日スルスルと現実意識の上に登ってきた。
画像では分かりにくいけど、拡大してよく見ると黄色い紙の上に白い点がぽつぽつとあるのがわかる。タバココナジラミである。
これは能動的に捕獲したものである。
暗くなるのを待ち、黄色粘着シートと懐中電灯を持って、実験開始。
黄色粘着シートを懐中電灯で照らしながらトマトの枝をゆする。
すると昼間見るのと同じようにオンシツコナジラミがヒョロヒョロモワ~っと飛び立ってきて、黄色粘着シートに引き寄せられるという仕組み。
まだ40本程度しか栽培していないけど、ざっと30匹を捕獲。
使った懐中電灯は紙の大きさに比べて全く小さくて光も弱いし、手は2本しかないのにシートと懐中電灯を持って枝をゆするのだから、光は安定しないという低次元の実験だった。
それでもちょっと試しただけで30匹捕れたのだから、もうちょいまともな道具を作ればすぐに効率は向上しそうな予感。
脳みその深いところにあったイメージは、夜中に枝をゆすりながら黄色く光る粘着シートとともに移動する無人ロボットだったんだけど、なぜだか今日ひょろっとこんなローテクアイデアが浮かんだのだった。
将来このテクニックが「メグヤマ式捕獲法」なんてことで、教科書に載るまでなるだろうか??
ならないだろうな(笑)
2014年
7月
23日
水
ゆるゆると収穫の始まり
常に後手に回り続けた数年間だけど、あと3ヶ月というところまで追いついてきた、積もり。
苗は3ヶ月分徒長し、根は植え替えには適応しにくい成長をしてしまった。
3ヶ月遅れで定植しあとはお天道様の知るのみぞと、できるかぎりのことをしてあげた。
バジルは昨年の経験から、きっと大丈夫だろうと思っていたが、期待通り爆発成長を始めてくれた♪
2014年
7月
17日
木
育苗培地問題の続き
根を傷つけてまで鉢形を崩して培土を洗い流しても、根の鉢形は殆どくずれないので、定植して直ちに成長することができない。
この写真は定植して10日くらい経った根の様子だが、もともと育っていた根は空気中にあり、ちっとも役目を果たしていない。後から伸びた根はまだ数cmしか見えない。
2014年
7月
10日
木
トマトのモザイク病発生+スイカはもうダメ
新しく伸びてきた葉が黄色の混ざったまだらになり、ちょっと縮れてしまって大きくならないこの症状。
これがトマト栽培最大の敵、タバコモザイクウィルスに感染したときの症状なのだ。
このウィルスの媒介主はタバココナジラミだと言われている。
タバココナジラミは黄色の粘着トラップによくくっついているが、ここ2週間くらいメンテナンスしていなかったら正直に感染してしまった。
まず感染した木を引っこ抜き、感染が広がることを防ぐ。
あとは粘着トラップのメンテナンスだな。
2014年
7月
10日
木
道路拡幅工事が始まって、パワーショベルオペレーターの腕に驚いた
道を広げるためにダンプカーが次々と土を運んでくる。
その土をパワーショベルで道路の形に積み上げていくのだけど、
その仕事の精密さにぶったまげた!!
写真で分かるとおり、ピッタッと平面が出ているのである。
(左奥までずーっと続いている)
水糸を張ってあるわけではなく、助手がいるわけでもない。
オペレーターが一人で、目視だけでこんなに正確な作業をしているのだ。
すごいね。
2014年
7月
08日
火
草刈り機を作ってみた
今の季節、土があるところは雑草だらけである。
畑地や田んぼの畦に繁茂する雑草は、除草剤で枯らすのが一般的だ。
たまにエンジン草刈り機で刈っている人もいるが、100人中1か2人程度しかいない。
除草剤が選ばれるのは、労力が少なくて済むからでしょう。
ボクも今まで使っていたけど、どうもしっくりこないところがある。
ひとつは環境負荷で、もうひとつは効き具合である。
環境負荷については、ものによって土に落ちたものは分解されて無毒化すると書いてあったり、魚がいる河川等に流れ込まないように配慮せよと書いてあったりする。
いずれにせよお金がかかるので使いたくないし、どういったプロセスで無毒化したり、魚に影響を与えたりするのかが分からないので、責任を持って使うことができない。
効き具合については、例えば300倍に希釈して10aあたり50リットル散布せよってな感じで書いてあるのだけど、草の背丈で必要な量は変わるし、散布ムラは避けられないし、指定された量では足りなかったり余ってしまって処理に困ったり。
そして散布した瞬間に効くのではなく、早いもので一日、遅いものだと2週間も経ってから効果が見えてくる。どうしてもケチって散布してしまうので、まだらに残ってしまうこともある。
クスリはやめてその場で結果が見える草刈り機にしようかなと考え始めて、例によってどうせなら自分で作ってしまおうと研究開始。
2014年
7月
01日
火
植物にそんなに凄い能力があるはずは無いわけで、、、
前回書いた養液濃度が薄まっていた件、
あれこれ考えて、答えが分かった。
雨水の浸入である。
日ごろ養液が減っていなければ濃度は滅多に測らない。
まだ木は大きくないので、養液の減りは少ない。
今は梅雨なので雨がよく降り、
うっかり天窓を開けっぱなしにしていることもあった。
雨水がベンチに落ちて養液タンクへ流れ込んだ。
ベンチの全長は23mあるので、
部分部分には少しの雨水でも、
全長分を集めると結構な量になったわけだ。
最大のヒントは養液濃度が井戸水より薄まったということ。
植物にそんな能力は無いとしたら、
いや無いに決まっているのだから、
井戸水よりミネラル分が少ないのは、
上水道か、雨水である。
答えがわかって一安心である。
なにしろ最初は本当に驚いたのだから。
2014年
6月
30日
月
葉の色が変になって植物の驚くべき能力を知った
今日出勤してみると、一割くらいの木で葉が黄色くなったり、元気が無かった古い葉が枯れてしまったりしていた。
3日続けてバイトに行き、帰りに毎晩寄って一通り見回りをしていたのだけど、懐中電灯では色の変化までは気づかなかった。
さて何故にこのような生理障害が出てしまったのだろうか??
この3日の間に何があったのか??
養液タンクにはまだ半分以上残っているから、水不足ではないし、そもそも水不足の症状ではない。
気温もこの3日は雨模様で安定していたはず。
逆に日照不足ということもありそうだけど、その場合は単純に成長速度が遅くなるだけで、黄化するとは想像しにくい。
病気も考えられなくは無いが、このような症状の病気はトマト大辞典にも載っていなかったから、これも違うように思う。
あれこれ考えても分からないので、まず養液タンク内の濃度を測ってみて、超絶特大ビックリした!!
濃度が殆どゼロになっていたのだ。
うちは井戸水で元からミネラルが溶けているのだけど、その初期値よりもっと薄いのだ。
つまり水かさはあまり減っていないのに、溶解している養分だけが減っていたということである。
例えるなら水に溶かした塩を、水は減らさずに取り出すといったことが起きたのである。
こんな経験は初めてだし、どこにも書いてなかった。
まるで逆浸透膜のようだは。
養液濃度は毎日ちゃんと測らなきゃいけないということだな。
2014年
6月
20日
金
第二ブロックのコンポーネント
次のブロックで使う桁を用意した。
全部で13本。
何だか「おい押すなよ、押すな!」って言っているようにみえるな。
第一ブロックで出た課題は織り込み済み。
更に課題が見つかったので第三ブロック以降に反映させよう。
ポイントは苗の根はまだ短いのに水路の幅が広いこと。
ポリエチレンシートは撥水性だから、水はスジになって流れる。
第一ブロックでは根を水があるところに誘導するのは完全手動操作だったのだ。
2014年
6月
14日
土
水冷パイプを入れて1ブロック完成♪
さて定植して一昼夜明けてみたところ、無事に全部生きていた。
しかし陽が高くなると、葉が暑さに負けた様子を見せ始める。気温は限度以内なので、うっかり忘れていた水温上昇であるな。
養液タンクを深く埋設しなおしたから、これで大丈夫じゃねーか?とぼんやりとイメージしていたんだけど、そんなに甘くはなかったということだ。
タンク内に手を入れてみるとかなりぬるくなっていて、ベンチから戻ってくる水に触ってみると、更に2℃くらい高いように感じた。
早速前から使っている、井戸水を流しっぱなしにしている銅パイプを投入した。これの実績は夏も冬も確かなものなので、もう安心して大丈夫、なはず。
タンクに入れる前に写真を撮ればよかったんだけど、中に入れてしまうとわかりにくい。黒っぽい輪が重なっているのがそれである。
2014年
6月
14日
土
定植して誘引トラップを敷設
トマトを定植した。
4種類を11本ずつ、全部アメリカの種である。
とんでもなく安いタネだったけど、味はどうなのだろうかね?
定植と同時に誘引トラップも敷設した。
2014年
6月
12日
木
本設ベンチ第一工区
今日は蓋の製作である。
蓋には苗を植えるための穴を開けるのだが、基材のブラダンと遮光用のシルバーマルチを重ねて同じ場所に穴を開けなければならない。穴あけのための専用工具はこちら。これを開発した時の苦労と完成の喜びを思い出して、しばらくニヤニヤしてしまった。
2014年
6月
10日
火
ベンチ製作進行中
本当は苗が大きくなる前に完成させたかったベンチだが、最初の一本が完成間近となった。今までに10回以上試作を重ねてきて、ようやく安定して使い物になるものが出来たのだ。
もう既に構造や製作手順といった勝手は全部分かっているので、迷わず躊躇することもなく作業は進んだ。そうは言ってもとても長いものなので、結構な時間がかかるものだ。
画像でわかるとおり、一直線の平面である。我ながら良く出来ていると思うのである。
2014年
6月
10日
火
一日抜かして枯らしてしまった
バイトの日も仕事が終わったらほぼ毎回クリスタルパレスに寄って、様子を見たりケアしたりしてきた。
でも昨日は天気が悪く水遣りは不要と思って、寄らずに帰ってきたのだった。
その結果がこれだ。
水が切れてしまったのだ。
2014年
6月
09日
月
もう苗とは呼べない位に繁茂しちゃって・・・・
これは苗床ベンチであるが、育ちすぎなのだ。
光を求めて、他の苗より少しでも上に登って葉を広げようと競っているのだ。
定植ベンチの完成まで、あと少し。もうちょい待っててね。
2014年
6月
06日
金
今年初の開花なんだけど、、、、
トマトの花が咲いた。
本来なら喜ぶべきことなのだが、今回はちと微妙な状況にある。
というのは、本栽培のベンチ施工が遅れていて、苗は既に徒長してしまっているのだ。ベンチが完成してもこの苗は定植できないかもしれないな、申し訳ないけど。
そんな状況なので、後追いでちゃんと次の苗を育てているのだ。
アメリカ直輸入の安価な種が沢山あるので、気楽にこういうことができる。はたしてどんな実が成るのか、楽しみだな。
2014年
6月
04日
水
本番ベンチ設置工事中
ベンチは10回以上試作と失敗を繰り返した。何とも褒められたものではないな。
しかし粘った甲斐があって、イメージを現実のものとすることができた。最大の特徴はローコストであること。25mで約1万円なのだ。
同じ目的の然るべき品を市販品で調達すると、50万円くらいする模様。
ベンチの上に乗っている灰色の物体は、ネオン管点灯用のトランスで12Kgくらいある。これくらいロードしても大丈夫なので、いけるでしょう。
2014年
6月
04日
水
ハエ取り紙/オリーブオイル版
どうしてもハエ取り紙の糊を自分で作りたいのだ。
ロジンを油に溶かせば良いということは分かっている。
今までに試したのは、
・サラダ油
・鉱物油
・ひまし油
鉱物油だけは、最初からマッタク糊にならなかった。
サラダ油とひまし油はいい感じになったけど、紙に塗り広げると数日で酸化して固化してしまう。
植物油についてあれこれ調べてわかったのは、乾性油・半乾性油・不乾性油という分類があるということ。
サラダ油の原料のコーン油・綿実油・胡麻油・大豆油は半乾性油、紅花油は乾性油、菜種油は不乾性油ということで、菜種油100%のものがあれば当たり。
ひまし油の原料はトウゴマということなので、ごま油の仲間だとすれば半乾性油ということになる。
不乾性油のリストにオリーブ油がある。ポピュラーで入手も容易。
これを試すべく、調合中。
2014年
6月
02日
月
電磁開閉器でポンプトラブル
排水の大ポンプを駆動するインバーターが働かなくなった。電源は入るが駆動させようとしてもエラー表示が出て働かない。電源を再投入する都度違うエラーが出て、たまにまともに動きそうになったりと安定しない。
画像でインバーターは中央より少し左下のグレイ色系の箱である。このあたりは建物の角で一番風当たりが強く、度々雨漏りが起きた場所なので、インバーターにも飛沫が掛かったことは何度かあった。
ただ経験上今回のように毎回違う反応を示すということは、長年機械いじりをやってきた経験上、完全な故障ではなく喉に魚の骨が引っ掛かったようなレベルのトラブルであると感じていた。
2014年
5月
29日
木
ポットとプラグトレイの発芽比較
この画像はトマトをポットとプラグトレイに播種して、発芽直後の様子。播種日は同じなのに、プラグトレイの方が随分早く発芽して成長している。
2014年
5月
29日
木
スイカ苗が水切れ
今日は朝から日差しが強く、気温は高く風も無く、おかげで葉が大きいスイカのポットが干上がってしまった。丸一日持ちこたえてもらわなきゃ困るので、洗面器に浅く養液を張って、そこにポットを置いてきた。
しかしこれは運が悪いと根腐れを起こすことがある。根には酸素が必要だから。どうか運がよい方に転びますように。
2014年
5月
28日
水
自作トラップでコナジラミを捕獲
先日一瞬コナジラミらしき飛行物の姿を見たので、自作トラップを仕掛けてみたところ、2匹かかっていた。ルーペで拡大して品種を確認したところ、会いたくなかったタバココナジラミだった。
今後捕獲数が増える傾向にあったら、クスリを使う用意はしてある。
画像の中心に白い点が見える。体長は0.4mm程度。
2014年
5月
28日
水
スイカの根
売っているスイカの苗はカボチャを台木として接木してあって、プロの農家も同じことをしている。こうした方が育ちが良くて病気にも強いと教わった。
うちのスイカは接木無しである。
種を浅く埋めてしまったものは幹と根の境目が見えているのだけど、確かに頼りない根である。定植するときに切れてしまいやしないか、今から心配なのだ。
2016年
1月
22日
金
冬の水道管
しばらく更新をさぼってしまいましたが、取り立てて大きな変化はありません。年末に地代の清算があるのでお金がすっからかんになります。従って資材費もなくなり、気温は下がって栽培もできなくなり、今の時期はしばし休憩です。
昨年までは手探りのことが余りにも多かったので、気になることや思いついたことはかたっぱしから試してみて、その殆どはあてが外れるということの繰り返しだったのだけど、ようやく学習結果が身について金銭的にも時間的にも肉体的にも無駄なことをする頻度は減ってきました。
さて、今日は久しぶりにパレスにきてみたところ、こんなふうに水道の蛇口が落ちていました。
2015年
10月
29日
木
内職
せっかくデジカメ専門の販売員やっているのだから、その知識を生かして内職してみることにした。
うまくいくかどうか分からないけど、こんなHPを立ち上げてみた。どうしたら検索エンジン上位に持ってこられるか、あれこれ画策中。
少しでも資材費の足しになってくれればいいのだけどな。。
2015年
10月
15日
木
ライト管の試施工
左の塩ビ管がライト管。このあと穴を開けてアルミホイルで遮光する。
右は在来工法ベンチ。
在来工法の方が安く上がるのだけど、実際にここでトマトを育てると、トマトの成長によって予想外の力が働いてあれこれ予想していなかった不具合が出て、トマトの世話よりベンチの世話のほうが忙しくなってしまうのであった。
ライト管の存在は完全に忘れていた。一度だけ見てコスト計算したことがあるのだけど、より安価な方法に進んだのでそれっきりわすれていた。今年秋に入ってホームセンターをブラブラしていて「あ、これがあったかあ・・・」と改めて評価しなおしたのでした。
信頼性は抜群に高く、施工性も良く、耐久性も高そうだし、価格だけちょっと高いけど在来工法の倍まではいかないし。これでうまくいくといいな。
2015年
9月
11日
金
雨台風通過 その他
鬼怒川堤防が決壊するなど記録的な降雨量となった大雨が6日目にようやく止んだ。パレスにおける5日間の積算降雨量は238ミリに達した。しかし屋根を直してあったので水没するような浸水には至らずに済んだのだ。めでたしめでたし。
しかし壊れたものもある。天窓の開閉を司る自動車用の電動ジャッキである。屋根裏に取り付けた際に作業がしやすいのでギアボックスを下にしたのだけど、雨水がこの中に溜まってしまいそれに気づかずに働かせたことで油切れ状態にあるプラギアが削れてしまいアウト。
急いで同じジャッキを購入して交換した。今度はギアボックスを上にしさらに雨避けと紫外線避けを兼ねたアルミホイルで覆ってあげた。これなら長持ちしてくれるかな。。。
栽培は止めた。
次回は本格的に大量栽培をしたいので、本番用の設備を作りこみたい。そのためには今の不安定な栽培設備の子守をしながらでは気が散って具合が悪いのであった。つまりその設備は不合格品ということなのである。
2015年
8月
21日
金
発芽成功
まだ実を付けてくれそうな木は残してあるけど、暑さに負けてもう明らかにダメになってしまったところは引っこ抜いて、8月15日に新しく種を撒いた。真新しいクリーム色のスポンジがそれ。
2015年
8月
14日
金
屋~根~
いまさら歴史を書く気にもならないほどに、最初からずーっと泣かされ続けてきた天窓。最近はもういちいち細かいことは書かなかったし、ちょっとくらい問題があっても放置するだけに肝も据わっておりました。
屋根の日よけを新調した時に、風対策が不十分だったために、台風が来た時に日よけが天窓に乗りあがってきて、天窓の波ポリカを留めているボルトが日よけに突き刺さったことでボルトが外れて波ポリカが何枚も外れてしまったのでした。
ナニがナンダカ分からない文章だけど、風が吹いて桶屋がもうかったような、遠隔複雑連鎖現象が発生して屋根が壊れていったのです。
何ヶ月も放置していたのだけど、もうじき台風シーズンなので、雨よけのために直すことにしました。
2015年
8月
08日
土
「暑さでやられる」ということを経験
ご近所の先輩トマト農家は概ね7月で一旦終了して、8月から新しい苗を植えている。
一方ボクはといえば、願わくば3月にスタートしたものを11月まで持たせたいと思っている。
夏の暑さを越えられるかどうかがひとつの鍵なのだけど、微妙なところ。今植えている品種は2種類だけど、桃太朗エイトはちょっときつそう。Ace55の方が有望。
2015年
7月
24日
金
養液のph対策 食酢編
昨日井戸原水に課題があることを書いたが、気取ったことばかり言っていられないので、とにかくphを下げるべく害がなさそうなことからやってみることにした。
食酢がちょっと安かったのでまずはこれで何ができるかやってみた。
2015年
7月
24日
金
近所のスーパーに納品
スーパーの駐車場で袋詰めして、売り場に納めてきました。
納品は今日で二回目。
値付けは自分でしていいのだけど、売り切りたければ安く設定するのが一番。売場にはライバルの品がズラリとならんでいるので、激戦なのだ。
実際のところは、相当安く付けても公設市場に出すより身入りが多いのです。大田市場の今のデータを見ると、トマト4kg1300円って感じだもの。
2015年
7月
23日
木
原水のレベルアップを検討
養液をつくる溶媒は井戸水である。
当農園の井戸水には問題がある。
電気伝導度は0.45、phは7.7であり、これは基準から外れている。特にphはまずい。
この影響は生育に如実に現れていて、毎年今頃の季節になると成長が著しく落ち込む。気温のせいもあるだろうし、ここから上に伸びるのに必要なだけの根の成長が追いつかないのだと思う。
対策をとるとしたら、井戸水を浄化するか何かを加えてphを下げるかのいずれかになる。
手始めに浄化するための実験をしてみた。
イオン交換樹脂が手元にあったので、これによる効果の測定を試みた。
2015年
7月
20日
月
今日の収穫分
大玉は今まで樹上完熟を目指していたので、完熟直前で裂果してしまうこともあった。その反省をふまえて今日は完熟直前のものも採取してみた。多分2~3日で完熟色になると思う。
小玉は画像にあるように房のまま色が揃うのを待っているので、今日は収穫少なめ。
房に付いていると綺麗なので商品価値が上がるかな?とも思って今登熟をまっているところ。
2015年
7月
18日
土
早くお店に出したい~
近所のスーパーに並べてもらう話はついたのだけど、納品の段取りなどは本社からくる担当者に指導してもらわないとならず、あと一歩のところで足止めを食らっております。
2015年
7月
01日
水
いっぱい採れた けど、、、、
いっぱい採れました。
ざっと5kgくらいでしょうか。
でもこれが今年のピークのように思います。
やはりモザイク病が蔓延しているようで、実の育ちがとても悪いのです。
まだこれから夏なので、もう一回播種してやり直してみましょう。
2015年
6月
26日
金
モザイク病の変形種だろうか。
コナジラミは増えたり減ったりしていたけど、タバコモザイク病の症状は出てこないので、健康なトマトにはウイルスが侵入しても発病しないのだろうかと、はっきりしないまま日が過ぎてきたが、症状は違えどもこれはモザイク病の亜種であるとほぼ確信した。
実が大きくならず、その未成長加減はかつて経験したタバコモザイク病と同じだからである。
2015年
6月
26日
金
銀の茶室攪拌装置
茶室の床に沈んでいて見えにくいけど、強力ポンプです。
0.4kwくらいのパワーがありそう。
今までは養液を作る時、流し入れる井戸水で養分を溶いていたのだけど、これでは多分茶室全体には混ざらないと思われました。そこでこのポンプで茶室全体を強制攪拌することにしました。
万全を期すために2時間に一回15分間働かせて、常に均質に混ざるようにしておきました。
2015年
6月
18日
木
いよいよ色づき始めましたよ♪
赤くなっていました。まだ一個だけだったけど。
残念なことに尻割れしてて、商品価値はゼロだけど、あと数日したら収穫して味見してみましょう。
去年の記録を見ると7月に入ってからコナジラミが盛大に繁殖しているようなので、今年は早め早めに対策兵器を作って攻撃してやりましょう。
2015年
6月
18日
木
ベンチ養液漏れと循環タンクバルブ自作
トマトの木が成長するとともに、根も成長しています。地上系は目に見えていて、その成長による質量増が養液循環系に影響を与えないように配慮して仕組みを作っていますが、当然根も質量と嵩が増していきます。
ベンチのバージョンはもう10以上にまで上がっているのだけど、まだ完璧ではなくて、昨年のベンチを今年そのまま使っていたら、根がダムのようになっていると思われて、盛大に水漏れしてしまいました。
2015年
6月
16日
火
叔父さん夫婦が遊びにきてくださいました
都内に住んでいて夫婦で家庭菜園を楽しんでおられる叔父さん夫婦が遊びに来てくださいました。
毎年収穫期に入ってから遊びに来ようとタイミングを狙っておられたようなのですが、毎年収穫最盛期に入る前に大トラブルで終了してしまうという実績を元に、今年は今のうちが見ごろですよと声をお掛けしてあったのでした。
おみやげありがとうございました。
ちょうど養液濃度に問題があるということが発覚した矢先で、肥料代は実質的に幾らかかっているのだ?という話になりましたので、計算してみました。
今年やってきた処方で1000リットルで500円くらい。
昨年までの処方だと300円くらい。
100本育てていて1000リットルは晴天で3日分くらいの感じかな。お天気で全然減りが違うけどね。
パレスは10アールだから本当にフルに7段まで栽培したら10~20万円くらいかかるということになるね。土耕だとどうなんだろう??
でもトラクターでうなったりすること考えると安いと思ってるのだけどね。
養液濃度もしっかり計ってみました。
循環タンク内のECが6にまで上がってました。だめです、そんなに上げちゃ。
銀の茶室内は2.8~4とサンプルを取る場所によって違いました。つまり溶けきっていないということですよ、ダメじゃないの!!
昨年までは濃厚養液を循環タンクで希釈していたので、その都度ECを測っていたのです。でも今年は処方通りに計量し水も水道メーターを使って正確に1000リットル入れて、希釈が済んだものを銀の茶室に溜めておくように変更したのでした。
正確に希釈したのだからそれでもう大丈夫と思っていたのだけどそれではダメだったのですね。気温と日照が日夜変化するから、トマトが吸うものは日夜変化しているということです。
もうひとつ不明瞭なファクターとして、井戸原水があります。何が入っているのか分からないけど、EC値が0.4ほどあります。水道管の内側が茶色くなるから鉄ではないかと踏んでいるのだけど、これも気持ち悪い。
とにかく今日は養液数値に明け暮れたのでした。
とりあえず今循環タンク内のECは2.5です。1時間前に水で薄めて2.0まで下げたのだけど、根から逆流してきているとしか考えられない。あまり一度に下げてしまうと、実が割れてしまうような心配があるので今日はこのあたりで。
銀の茶室は2.2にしてあります。
銀の茶室の攪拌装置も考えなくては。
2015年
6月
13日
土
養液濃度に関する推考
一日考えてみて、これは養液濃度が関係しているのではないかという気がしてきた。
この事柄は大変にやっかいで、このような日記に詳述するには向かないことなのだけど、実を大きくするには濃度を下げるのが得策かと思われる。
養液調合は、5種類の粉を水に溶いて行います。
混合比と濃度については諸説あり、どれが正解なのかは誰も知らない。言い方を変えればどれでやっても問題ないということなのかとは思う。
でも、バラ、トマト、イチゴ、コマツナなどなどと混合比を細かく指定した情報もあったりして、どうも落ち着かない。
とりあえずボクは今年は信憑性がありそうな万能混合比を採用しているのだけど、去年まではトマト専用というのでやっていた。
実は去年までは濃度がものすごく適当でありました。
農大時代に始めて手がけた養液栽培で、なるべく肥料はケチりたかったのでどんどん薄めて育てていたのだけど、それでも十分に大きくなっていたのでした。だからそれ以来濃度はかなり適当にやってました。
しかし今年みつけたウェブ情報で、植物生理についてとても詳しく述べているページに書いてあった混合比と濃度に信憑性を感じ、それをきっちり守ってやってきたのです。その濃度は昨年まで参考にしていたものと比べると7~8割濃いものだったのだけど、でもそれくらいなら十分にあり得るという感覚のものでした。
でも、やっぱりその濃さが連続しているのは、果菜にとってはまずいのではないかという気がしてきた。
アメーラトマトっていう商品があります。
これはわざと養液濃度を上げて甘みを増すように栽培していて、品種もそれに向いたものを選んでいる。うちのパレスのトマトもこれと同じになっているのかもしれない。栽培ベンチの列が増えたらいろいろ試してみたいものです。
2015年
6月
12日
金
タバココナジラミ考察
現代トマト栽培における最大の脅威は、タバココナジラミが媒介するタバコモザイクウイルス病である。
タバココナジラミは1.5mm程度の微細な虫。
黄色いものに擦り寄る習性があるということで、まことしやかにハエ取り紙様のこんなものも売っている。
これを買うのは馬鹿らしいので自分でハエ取り紙の粘着成分を調べたり自作したりと研究した時期もあったのだ。
そして今年もまたタバココナジラミを見かける季節になったので、自作品でちょっと強引な追い込み漁をやってみた。
2015年
6月
12日
金
湖沼や河川海洋の富栄養化を実感
あおこや赤潮の発生という話がたまにニュースになることがある。
原因は富栄養化であるというのだけど、自分の生活とどう結びついているのか良く分からず、従ってどう行動すれば良いのかもわからないでいた。
でも今日、パレスの中の思いがけないところでそれが理解できた。
2015年
6月
12日
金
トマト畑らしくなってます(当農園比)
気がつけばもう6月。
気象予報によると今年の梅雨は長引きそうなのだそうです。
4月も晴れない日が続いて野菜の値段が上がったのは、もう喉もと過ぎれば何とかでしょうか。
クリスタルパレスのトマト達は、一応成長してます。
2015年
5月
26日
火
今までより成長が早いのか 給水問題
まる3日間バイトで一度もパレスに寄らず、今日正午頃に出勤してみたら養液タンクがほぼ空になっていました。
とても少なくなっていたけれども、まだ完全になくなってはいなくて、ちゃんと循環していた。
2015年
5月
22日
金
疫病の気が
銀の茶室から混合済み養液を供給するようにしてから、本圃も苗床も抜群に栄養が行き届くようになりました。色が綺麗。
でもさっき苗床で一箇所だけ疫病(灰色がかってしおれている)にやられているのを発見。
ただ、ふつう疫病ってもっと広範囲にダラダラとやられるものなんだけど、どこを探してもこの写真のところだけなのです。身体が健康なので広がらないのかな。
あと、先週15日にモスピランとマッチ乳剤を混合で散布しているので、それも効いていると思う。
2015年
5月
22日
金
新しい鋸
どちらが新しいか、一目瞭然な2台の電鋸。
左の一台目はいとこの「の」さんにもらったものでした。パレスの黎明期を支えてくれました。
ベンチ用材切り出しのための冶具の調整が必要になるはずだったけど、幸いなことにそのままで大丈夫でした。
2015年
5月
21日
木
ベンチを作ろうとして電鋸臨終
ベンチは11mmのコンパネを7cm幅に切り出して作ります。1枚のコンパネから13本の棒ができるわけです。沢山沢山切り出すので、画像で分かりにくいけど冶具を作りました。
2015年
5月
17日
日
苗全滅!! (去年なら・・・・)
バイト帰りに寄ってみたら、苗ベンチが全滅!!!
と、去年までだったら本当に大打撃~全滅全損ものだったのだけど、今回は何も問題なし。
鉢上げした育苗床の苗は元気だし、定植したものも活着して安定している。
いまのところ前進中。
2015年
5月
12日
火
試しに定植
苗床で花が咲き始めたので、定植しなさいという合図です。
でもベンチは去年使ったのしか無いから、まずはそれを復活させてということになる。
去年のベンチ、構造も強度も合格だったけど、養液タンクに問題が残っていた。それは大雨が降ると地下水が上昇してしまい、養液の残存量によってはタンクが浮き上がってしまって、養液循環水路が壊れてしまうということ。
それで去年は怪我して休業するまでは、タンクに重りを乗せたり天気がいい日は2回水の見回りをしたのだけど、今年は抜本的対策のために銀の茶室を建てたのだ。
つまり茶室に2~3トン分の溶解済み養液を蓄えておいて、サイフォンの原理で常時タンクに供給できるようにしておくということ。タンクの側にはフロートバルブを取り付けておいて、いつもピッタリ満タンであふれないようにしておく。
せっかくそこまでやるのだから、タンクはできるだけ地面深く埋めて、ベンチ下端高をかせぎ、地温を利用して温度変化を抑えてあげようと思い、頑張って掘り下げました。
掘っていくとかつて大家さんが埋めた暗渠が。
2015年
5月
10日
日
開花
バイト帰りに水やりに寄ったら、咲いていました。
そろそろ定植の時期です。
毎回不思議に思うのが、このあたりまでは虫にも病気にもまったくやられないのです。一度も薬使ってません。
ところが成長するにつれて、抵抗力が下がっていくのですよ。
実をつけるっていうのが体力を使うということなんでしょうかね。
薬はできれば使いたくないけど、ここ数年で学んだことを生かすべく、今年はケチらずに?必要な作業をおこなっていきます。
2015年
5月
07日
木
養液タンク、別名銀の茶室
養液タンクは溶解済み養液を大量に貯蔵しておくために建造しました。内側全面に保温のためのアルミ箔が張ってあるので、銀の茶室と呼んでいます。
満水にすると、3トン入ります。
外から水量が分かるように、中のフロートと紐でつないだおもりがぶらさがっています。
2015年
5月
07日
木
動噴を購入
動噴って文字変換がきかなかったから、もしかしたら一般用語ではないのかもしれない。動力噴霧器の略称でしょうね。
3馬力程度のエンジンが付いていて3MPa程度の水圧で毎分20Lくらいの送水ができるポンプで、畑にクスリを蒔く時に使います。
この温室を借りた時から雑草対策用に欲しかったけど、さすがに高いんです。エンジンとポンプとホースとリールのセットが新品だと軽く十万円オーバーです。中古で構わないのだけど、届いたものがちゃんと動かなかった時は自分で手当てする時間も割かなければいけない。
でも今年はもう栽培するのに無ければどうしようもないという、待ったなしの状態になっているので、買っちゃいました。
2015年
4月
17日
金
もう最悪 仕事になってない! 出鱈目養液混合
この赤いポリタンクは、養液原液を作り置きしておくためのもの。
4種類ある養液の元になる化合物のうち3つは混合して、あとのひとつは単独で水に溶かして、二つのポリタンクに用意しておくもの。
長く置いておくと中に藻が生えてくるので、空にして一旦掃除しようとして恐ろしいことが発覚した。流し台に白い粉が見えている。溶けていないものが残っているように見える。
これは実は溶けなかったのではなくて、混合するべき3つのうちひとつを単独で溶かすものと間違えてしまった結果、溶けない物質に化けてしまったものなのだ。
一体いつ間違えて作業してしまったのだろうか。この春か、昨年の7月かもっと前か、、、、。とにかく最悪最低の失敗である。
化学は専門外なので、どのように間違えたら栄養がどう偏るのかまでを解析しようとは思わない。ただ、大幅に狂った味付けの養液であってもなんとか生き延びてくれているトマトたちの生命力に感謝するしかないね。
原液作成は間違えやすい作業だから、ここにも書いておこう。
硝酸カルシウム Ca(NO3)2/4H2O 354g
こいつだけを単独で溶かす。
硝酸カリウム KNO3 404g
硫酸マグネシウム MgSO4/7H2O 246g
リン酸第一アンモニウム NH4H2PO4 76g
微量要素パック 30g
残りは全部混ぜてしまう。
これ全部が1000リットル分だけど、ポリタンクに濃縮液を仕込んでおくのだ。
まだ栽培が軌道に乗っていないので未着手だけど、そもそもの水が井戸水でそこそこミネラルが含まれていることが分かっている。化学的には何も入っていない純水が理想的なのだけど、ここの井戸水のコンディションは教科書の指標からははみ出してしまっている。
このあたりもどうしたものか、アイデアがないわけでもなく、いずれ着手したいところ。
2015年
4月
14日
火
全然陽が射さない
4月に入ってからマッタク日が射さない。雨ばかり。
試しに育苗床に移してはみたけど、さしたる変化はなし。
でも面白いことが観察できた。
陽がささず気温も上がらないときは、養液濃度を濃い目にしておいたほうが健康維持に良い。
発芽床はECが3.7、育苗床は1.9になっていたのだけど、緑の色づき具合が結構違う。
こちらは今日の発芽床。
2015年
4月
06日
月
試しに鉢上げ
土耕だと発芽した苗を個別に鉢に移し替えるので、一般に鉢上げと言われる作業を、試しに一ブロックだけやってみた。
正直なところ、このあたりの作業タイミングは良くわからない。
隣同士日当たりを邪魔する前、根が隣のスポンジに食い込む前という判断でいけばそろそろなのだが、まだ気温が十分上がらないことを考えると、この上にビニールトンネルを掛けた方がいいのかどうなのか、、、
今年は春の長雨に入るのがとても早く、3月末から始まってしまった。世間でも花見できなかったとぼやいている。それなので苗の成長は良くない。葉の色も悪い。
もっとも葉の色はボクが養液調合を根本的に勘違いしていた可能性があって、それも関係しているかもしれない。
とにかく陽が射さないと生気がなくて、ただ陽射しが弱いからなのか、他にも世話が足りないからなのかが分からず、とても不安になる。
2015年
4月
02日
木
苗床作り省力化版その1は失敗
先日苗床を作って一発で成功したので、今日はその増設工事を始めた。途中までは前回と全く同じ工法で作ったのだけど、このペースで必要な数だけ苗床を作るには土が足りないことがわかってきた。ナニカ対策しなきゃならないので、土の代わりに割り箸を使ってみることにした。ちょっとこころもとないけど、水深は精々15cmだから水圧はたいしたことないはず。
2015年
4月
02日
木
生き物たち
苗床の土手を作るための土をほっていたら、アメリカザリガニが出てきた。水辺に穴を掘って冬眠する修正があるということを知りました。
冬眠といえばさっき除草剤を蒔いていたとき、結構大きい500円玉サイズのアマガエルを見かけたので、カエルのほうが早く目をさますのですね。
2015年
4月
01日
水
発芽と育苗の境界問題が解決
トマトに限ってだけど、発芽させるには豊富な水と空気と30℃程度の温度の3点セットが必要である。光の有無は関係ない。
そこまでは自信を持って言えるのだけどこの先、根の方はどういう環境がお好みなのかがわからずにいた。
今年初めてフルスペック発芽をやってみて、先に芽を出した苗の根圏温度をどういう方向に持っていけばいいのかわからず、不安な日々だった。全部芽が出てくれないと水温を下げられないので、我慢して待っていたのだけど、ようやく出揃ったので実験してみた。
答えは簡単明瞭で、芽が出たら気温27℃、水温22℃を維持するのがBestという感じ。
2015年
3月
27日
金
育苗床作りは一発合格!!
何年もクリスタルパレスで作業していて、自分の創作物で一発で成功したことは一度も無い、多分。何週間も掛けて手がけたけど、強風でパアになったものは数知れず、という感じ。
しかし今日作った育苗床は一作目で見事合格したのだ。この仕事も長いので、色々と勘が働くようになったんだろうな。
まずプラダンを短冊状にして、水糸に沿って地面に固定する。
2015年
3月
26日
木
生き物同士って本当に癒されるものです
発芽して数日のトマトの芽でも、100本あれば100通りの個性があります。眺めていて飽きることがありません。絵になるものをいくつか紹介してみましょう。
2015年
3月
26日
木
天窓自動開閉で発熱断線
昨夜、天窓の自動開閉装置をセットして帰りました。暑くなったら開くようにできています。
画像左のサーキットボードを右の黄色い手動リモコンに並列接続したんだけど、「線が焼けてしまったの図」。黒い煤けたたのが見えてます。
この回路、最大で24A流れることは知っていたけど、普段は数Aだし短い距離だから大丈夫だべと思っていたけど、焼け切れました。本当にボクは工学部出身なのでしょうか??
2015年
3月
25日
水
発芽観測三題
本葉が生えてきました。
2枚の双葉の付け根に、ちっちゃいギザギザの葉っぱが出てきてます。
まだ本当にベイビーだけど、生物学的にはこの時期に既に最初に咲く花の生殖細胞が準備されているのだそうです。母体を冷やさずバテさせず、水加減もきちんとやって元気に育ってもらいましょう。
2015年
3月
23日
月
ちゃんと次の列も発芽中
手前の小さいのは、昨夜はまだ出てなかった芽。今日は日中ちょっと陽が出たからニョキッと出たね。
一番奥の方は一週間以上前に出た芽だから、伸びが悪いように思う。
やっぱり植物は陽が射さないとダメなんだな。
今夜は明け方に1℃まで下がるらしい。でもこの床なら大丈夫なはず。
明日日中は陽が射すらしい。楽しみ。
以下雑談だけど、
この発芽床はビニールトンネルで覆っているのだが、日中は気温が上がりすぎるので気を使う。
しかし、ものごころついた頃から畑にはトンネルがあったことを思い出したのだ。晴天であればあの中は3時間以上に渡って60℃を超えるはずである。そんなに高温になって大丈夫なのか?いや大丈夫なはずはない。何かテクニックを使って問題を解決しているはずだけど、でも大きな畑なんて手作業で開閉しているとは思えず、謎である。
2015年
3月
22日
日
順次発芽中
手前から植えている。
スポンジに藻が生えているから境目が見える。バイトが挟まって4~5日空いてこうなった。
種から芽を出させるのは、もやしを作るのと一緒で人為的にできるけど、出てきた芽を育てるにはまず何よりも光が必要。ところが運悪くここ10日ほどは曇りか雨で、強い光が差してくれない。だから育ちが停滞している。
温度環境だけは好適になるように維持管理しているところ。
2015年
3月
19日
木
ロールカーテン巻上げ用モーター
日本は経済的にも文明的にもとても豊かな先進国家で、何でも売っていて手に入らないものは無いと思い込んでいるのはボクだけではないと思う。でもこの仕事をやっているとそうでもないことがわかる。
先日は種の話だったけど、今日はモーターである。
電気屋のバイトにでかけている日に、日中の天気具合に応じて天窓や脇の窓の開閉を自動で行う仕組みを考えているところなのだけど、脇のロール窓を開閉するのに、手元にある自重が10kgくらいあるギアードモーターを使うべく、メカのスケッチを描いてみたりしている。
10kgが巻き上げ軸と一緒に上下することになるので、重量を相殺すべくエレベーターのように上から吊って反対側にカウンターウェイトをぶら下げて、モーターにはガイドレールを沿わせればいいかなとか、概ねいけそうな感じになってきた。
窓は2箇所あるからもうひとつモーターを探さなくてはいけない。
ヤフオクでざっと見たけど、ちょうど良さそうな似たスペックのものは無かった。
10kgを海外から買ったら運賃が大変。でも興味半分でebayを見てビツクリ!!
冒頭の写真のように、ロールカーテン巻上げ専用のモーターが売られていたのだ。1800円で送料込みだって。12VDC、22rpm、11Kg/cm、自重400gだって。完璧です。
国産10kgモーターはお蔵入りです。
エレベーターのカウンターウェイトも要りません。
このモーター、日本に輸入したら売れそうな気がします。
2015年
3月
18日
水
日中温まり過ぎても困るので冷却
理想的には昼も夜も25~30℃を維持したいけど、温室というところは今の時期でも5~40℃という振れの大きいところなのです。
夜は電気ヒーターで保温すればいいのだけど、昼間の高温はなかなかやっかい。そこで水を扇風機で冷やしてみた。
2015年
3月
13日
金
東側の窓張替え
東側の巻上げ窓は半年くらい前に破れて、そのままになっていた。
ようやく日中暖かく外の作業がおっくうでなくなったんで、修理することにした。
この素材、温室用と銘打ってあるものではなく、用途などは示されていない汎用のポリエチレンシートである。結果として耐候性が無かったのである。
用途が示されていないポリエチレンシートでも、ものによっては3年経っても平気なものもあるので、ナニカ見分け方がわかるといいのだけどな。ちなみに温室用と謳っているものは、高い。しかし今回は温室用にしといた。
2015年
3月
12日
木
播種が続く
約4cm角のスポンジに一粒ずつ種を植えていく。
写真右側の白いリード線は温度計。
夜中の気温は5℃くらいまで下がるけど、床の中は30℃くらいをキープ。
これは芽を出すだけの床で、苗はまた別の設備を作るのだ。そちらも現在準備中。
2014年
11月
05日
水
復職 そして蟻の巣との遭遇
8月1日に指を怪我して、治療とリハビリを続けてきた。
最初は三角巾で腕を吊る程に大げさなことだったけど、順調に回復してきた。
まだ十分には治っていないけど、もう道具を扱うのに殆ど不自由は無いのだ。
クリスタルパレスには月に1~2回のペースで様子を見に来ていたので、
何も心配はしていなかったけど、意外なところにトラブルが。
流し台で水道を使うと、流し台の下で水が漏れている。
何が起きたのか調べてみると、、、、
2014年
7月
31日
木
草刈ってみた
半分だけ刈った。
右上の電信柱よりちょっと手前のところに境目がある。
何故半分だけかというと、疲れたから。
丸のこベースの自作機はコツさえ掴めば、本物と変わらずに使い物になるんだけど、疲れた。
この場所は地形的にグニャグニャしててやりにくいんだ。
半分刈るのに一時間以上掛かったな。
やっぱり除草剤の方が楽ってことが良くわかった。
そうなると、噴霧器のブラッシュアップが必要ということだ。
高圧水送系は接続にてこずるから、何とか避けたかったのだけど、やるしかないか。
2014年
7月
30日
水
暑さに耐えられない~日除け遅れ
最近は室温を計っていないけど、毎日50℃を超えているのでしょう。
一番水が必要な成長点に水が間に合わず、どんどん先端が枯れてしまう。
わけあって昨日ようやく日除けが展張できたのだった。
いろいろあって手を付けるのが後手に回ったと言うことだな。
トマトはとても強くて、環境が整えばまた別の芽を途中から出してくるから、じっくり取り組むとしよう。
2014年
7月
30日
水
電動草刈り機ver.2
以前に電気ドリルで挑戦した草刈り機だが、今回丸のこ版で再挑戦。
電気ドリル式は機械構造的に、フリクションが無い刃物を使い、回転軸が押される方向の力のみに耐えるようになっている。
そんなことで試運転中に壊れそうな兆候が出てきたので、これは取りやめ。
丸のこベースではあるけど、必要なときはネジを2本外すだけで、丸のこに戻せるように作ってあるのだ。
2014年
7月
23日
水
たぶん世界初の新タバココナジラミ対策方法!
一年前にタバココナジラミ大量発生トマト壊滅状態を経験して以来、「ナニカ出来ないか」と脳みその深いところで常に考えてきたことが、今日スルスルと現実意識の上に登ってきた。
画像では分かりにくいけど、拡大してよく見ると黄色い紙の上に白い点がぽつぽつとあるのがわかる。タバココナジラミである。
これは能動的に捕獲したものである。
暗くなるのを待ち、黄色粘着シートと懐中電灯を持って、実験開始。
黄色粘着シートを懐中電灯で照らしながらトマトの枝をゆする。
すると昼間見るのと同じようにオンシツコナジラミがヒョロヒョロモワ~っと飛び立ってきて、黄色粘着シートに引き寄せられるという仕組み。
まだ40本程度しか栽培していないけど、ざっと30匹を捕獲。
使った懐中電灯は紙の大きさに比べて全く小さくて光も弱いし、手は2本しかないのにシートと懐中電灯を持って枝をゆするのだから、光は安定しないという低次元の実験だった。
それでもちょっと試しただけで30匹捕れたのだから、もうちょいまともな道具を作ればすぐに効率は向上しそうな予感。
脳みその深いところにあったイメージは、夜中に枝をゆすりながら黄色く光る粘着シートとともに移動する無人ロボットだったんだけど、なぜだか今日ひょろっとこんなローテクアイデアが浮かんだのだった。
将来このテクニックが「メグヤマ式捕獲法」なんてことで、教科書に載るまでなるだろうか??
ならないだろうな(笑)
2014年
7月
23日
水
ゆるゆると収穫の始まり
常に後手に回り続けた数年間だけど、あと3ヶ月というところまで追いついてきた、積もり。
苗は3ヶ月分徒長し、根は植え替えには適応しにくい成長をしてしまった。
3ヶ月遅れで定植しあとはお天道様の知るのみぞと、できるかぎりのことをしてあげた。
バジルは昨年の経験から、きっと大丈夫だろうと思っていたが、期待通り爆発成長を始めてくれた♪
トマトは少しずつ色づき始めた。
全体を俯瞰しても、こんなものだ。
2014年
7月
17日
木
育苗培地問題の続き
根を傷つけてまで鉢形を崩して培土を洗い流しても、根の鉢形は殆どくずれないので、定植して直ちに成長することができない。
この写真は定植して10日くらい経った根の様子だが、もともと育っていた根は空気中にあり、ちっとも役目を果たしていない。後から伸びた根はまだ数cmしか見えない。
一ヶ月くらい前に定植した根はこんな感じである。これくらい伸びてくれれば一安心なのだけど、一ヶ月もかかるのでは育苗した意味がないのである。
育苗を始めてからベンチに着手したのだが、いつもの如く他のこともあれこれ手を付けたりトラブったりして、ベンチの完成は定植時期よりずっと遅れてしまったのである。
これを教訓にもう鉢はやめた。
スポンジ培地で溜液にすることを決めた。
いままで育苗床の形態をどうするかずっと悩んでいたのだけど、これで方針は決まったのだ。
2014年
7月
10日
木
トマトのモザイク病発生+スイカはもうダメ
新しく伸びてきた葉が黄色の混ざったまだらになり、ちょっと縮れてしまって大きくならないこの症状。
これがトマト栽培最大の敵、タバコモザイクウィルスに感染したときの症状なのだ。
このウィルスの媒介主はタバココナジラミだと言われている。
タバココナジラミは黄色の粘着トラップによくくっついているが、ここ2週間くらいメンテナンスしていなかったら正直に感染してしまった。
まず感染した木を引っこ抜き、感染が広がることを防ぐ。
あとは粘着トラップのメンテナンスだな。
スイカは今回もうまくいかなかった。
葉にまゆのような菌が取り付いている。
木が弱っていて抵抗力が下がってしまっている。
農大時代に土肥でやったときは、まぁまぁうまくできたんだけど、養液で始めてからはうまくいかない。
ずーっと気温や養液濃度が合わないのだろうかと思っていたが、もしかするとベンチの形式がスイカの根と相性が良くないのかもしれないと気づいた。
ボクのベンチは流しそうめん式なんだけど、スイカは根をどっぷりと養液に浸すのが良いのではないだろうか。
今からやり直してみたいけど、時間が足りない。
2014年
7月
10日
木
道路拡幅工事が始まって、パワーショベルオペレーターの腕に驚いた
道を広げるためにダンプカーが次々と土を運んでくる。
その土をパワーショベルで道路の形に積み上げていくのだけど、
その仕事の精密さにぶったまげた!!
写真で分かるとおり、ピッタッと平面が出ているのである。
(左奥までずーっと続いている)
水糸を張ってあるわけではなく、助手がいるわけでもない。
オペレーターが一人で、目視だけでこんなに正確な作業をしているのだ。
すごいね。
2014年
7月
08日
火
草刈り機を作ってみた
今の季節、土があるところは雑草だらけである。
畑地や田んぼの畦に繁茂する雑草は、除草剤で枯らすのが一般的だ。
たまにエンジン草刈り機で刈っている人もいるが、100人中1か2人程度しかいない。
除草剤が選ばれるのは、労力が少なくて済むからでしょう。
ボクも今まで使っていたけど、どうもしっくりこないところがある。
ひとつは環境負荷で、もうひとつは効き具合である。
環境負荷については、ものによって土に落ちたものは分解されて無毒化すると書いてあったり、魚がいる河川等に流れ込まないように配慮せよと書いてあったりする。
いずれにせよお金がかかるので使いたくないし、どういったプロセスで無毒化したり、魚に影響を与えたりするのかが分からないので、責任を持って使うことができない。
効き具合については、例えば300倍に希釈して10aあたり50リットル散布せよってな感じで書いてあるのだけど、草の背丈で必要な量は変わるし、散布ムラは避けられないし、指定された量では足りなかったり余ってしまって処理に困ったり。
そして散布した瞬間に効くのではなく、早いもので一日、遅いものだと2週間も経ってから効果が見えてくる。どうしてもケチって散布してしまうので、まだらに残ってしまうこともある。
クスリはやめてその場で結果が見える草刈り機にしようかなと考え始めて、例によってどうせなら自分で作ってしまおうと研究開始。
やってみたら、手元にある材料だけで完成した。正真正銘のタダなのだ。
試運転してみると、写真の通りちゃんと刈れている。
でもこれくらい刈ったところで回転が落ちてきた。
どうやら軸心がずれて負荷が上がってしまったようだ。
今日はこれまで。
2014年
7月
01日
火
植物にそんなに凄い能力があるはずは無いわけで、、、
前回書いた養液濃度が薄まっていた件、
あれこれ考えて、答えが分かった。
雨水の浸入である。
日ごろ養液が減っていなければ濃度は滅多に測らない。
まだ木は大きくないので、養液の減りは少ない。
今は梅雨なので雨がよく降り、
うっかり天窓を開けっぱなしにしていることもあった。
雨水がベンチに落ちて養液タンクへ流れ込んだ。
ベンチの全長は23mあるので、
部分部分には少しの雨水でも、
全長分を集めると結構な量になったわけだ。
最大のヒントは養液濃度が井戸水より薄まったということ。
植物にそんな能力は無いとしたら、
いや無いに決まっているのだから、
井戸水よりミネラル分が少ないのは、
上水道か、雨水である。
答えがわかって一安心である。
なにしろ最初は本当に驚いたのだから。
2014年
6月
30日
月
葉の色が変になって植物の驚くべき能力を知った
今日出勤してみると、一割くらいの木で葉が黄色くなったり、元気が無かった古い葉が枯れてしまったりしていた。
3日続けてバイトに行き、帰りに毎晩寄って一通り見回りをしていたのだけど、懐中電灯では色の変化までは気づかなかった。
さて何故にこのような生理障害が出てしまったのだろうか??
この3日の間に何があったのか??
養液タンクにはまだ半分以上残っているから、水不足ではないし、そもそも水不足の症状ではない。
気温もこの3日は雨模様で安定していたはず。
逆に日照不足ということもありそうだけど、その場合は単純に成長速度が遅くなるだけで、黄化するとは想像しにくい。
病気も考えられなくは無いが、このような症状の病気はトマト大辞典にも載っていなかったから、これも違うように思う。
あれこれ考えても分からないので、まず養液タンク内の濃度を測ってみて、超絶特大ビックリした!!
濃度が殆どゼロになっていたのだ。
うちは井戸水で元からミネラルが溶けているのだけど、その初期値よりもっと薄いのだ。
つまり水かさはあまり減っていないのに、溶解している養分だけが減っていたということである。
例えるなら水に溶かした塩を、水は減らさずに取り出すといったことが起きたのである。
こんな経験は初めてだし、どこにも書いてなかった。
まるで逆浸透膜のようだは。
養液濃度は毎日ちゃんと測らなきゃいけないということだな。
2014年
6月
20日
金
第二ブロックのコンポーネント
次のブロックで使う桁を用意した。
全部で13本。
何だか「おい押すなよ、押すな!」って言っているようにみえるな。
第一ブロックで出た課題は織り込み済み。
更に課題が見つかったので第三ブロック以降に反映させよう。
ポイントは苗の根はまだ短いのに水路の幅が広いこと。
ポリエチレンシートは撥水性だから、水はスジになって流れる。
第一ブロックでは根を水があるところに誘導するのは完全手動操作だったのだ。
試作#nの桁と並べてみた。
nの具体的な値は忘れてしまったが、麻紐と割り箸で懸架していたときのものだな。
これほど大きさが違うとは思わなかった。
長さまで違うように錯覚するほど、大きくて頑丈そうに見えるのだ。
2014年
6月
14日
土
水冷パイプを入れて1ブロック完成♪
さて定植して一昼夜明けてみたところ、無事に全部生きていた。
しかし陽が高くなると、葉が暑さに負けた様子を見せ始める。気温は限度以内なので、うっかり忘れていた水温上昇であるな。
養液タンクを深く埋設しなおしたから、これで大丈夫じゃねーか?とぼんやりとイメージしていたんだけど、そんなに甘くはなかったということだ。
タンク内に手を入れてみるとかなりぬるくなっていて、ベンチから戻ってくる水に触ってみると、更に2℃くらい高いように感じた。
早速前から使っている、井戸水を流しっぱなしにしている銅パイプを投入した。これの実績は夏も冬も確かなものなので、もう安心して大丈夫、なはず。
タンクに入れる前に写真を撮ればよかったんだけど、中に入れてしまうとわかりにくい。黒っぽい輪が重なっているのがそれである。
2014年
6月
14日
土
定植して誘引トラップを敷設
トマトを定植した。
4種類を11本ずつ、全部アメリカの種である。
とんでもなく安いタネだったけど、味はどうなのだろうかね?
定植と同時に誘引トラップも敷設した。
誘引トラップという名前はボクの造語で、一般にはホリバーやバグスキャンといった商品名で呼ばれている。A4を3枚に短冊状に切った程度の大きさのプラ板が6枚入って500円ってなところ。
バカみたいに高額なのである。絶対に自作してやるぞと、農大在学中から燃えていた(笑)
未だに糊は完成の域に達してはいないが、栽培が始まってしまったのだからとにかく敷設した。何も無いよりはずっとましだから。
糊の塗り方は当初はカッコよく自動化することを考えていたが、結局ローテクでいくことになった。ロール材が手に入れば割安だろうし、それなら工業生産的なことが出来ると踏んでいたのだが、ロール材の流通ルートにはたどり着けなかったのだ。
手作業の素材は端材をつかったので、なんだか味がある人間国宝調の作業環境になった。
2014年
6月
12日
木
本設ベンチ第一工区
今日は蓋の製作である。
蓋には苗を植えるための穴を開けるのだが、基材のブラダンと遮光用のシルバーマルチを重ねて同じ場所に穴を開けなければならない。穴あけのための専用工具はこちら。これを開発した時の苦労と完成の喜びを思い出して、しばらくニヤニヤしてしまった。
こんな感じで溝に被せていく。
穴のピッチが以前と比べてとても広い。これは長期長段採りに作戦を変更したからである。
2014年
6月
10日
火
ベンチ製作進行中
本当は苗が大きくなる前に完成させたかったベンチだが、最初の一本が完成間近となった。今までに10回以上試作を重ねてきて、ようやく安定して使い物になるものが出来たのだ。
もう既に構造や製作手順といった勝手は全部分かっているので、迷わず躊躇することもなく作業は進んだ。そうは言ってもとても長いものなので、結構な時間がかかるものだ。
画像でわかるとおり、一直線の平面である。我ながら良く出来ていると思うのである。
2014年
6月
10日
火
一日抜かして枯らしてしまった
バイトの日も仕事が終わったらほぼ毎回クリスタルパレスに寄って、様子を見たりケアしたりしてきた。
でも昨日は天気が悪く水遣りは不要と思って、寄らずに帰ってきたのだった。
その結果がこれだ。
水が切れてしまったのだ。
直ちに水を遣ったら夕方には少し持ち直していた。
苗はかなり多めに用意してあるので、実勢に影響はないけど、何事も油断大敵火事親父だなと思ったのだ。
2014年
6月
10日
火
圃場の下には色々な管が埋まってた
養液タンクをもう少し深く埋めたいので穴を掘り下げていったら、管が2本出てきた。
ひとつは素焼きの管。
かつて暗渠は穴あきの素焼きの管を使っていたと教わったが、この管に孔は開いていない模様。
それどころか継ぎ目から水が漏れてきて、放ってくと穴の底に水が溜まってしまう。一体何に使っていたのか、手がかりはまったく無し。
2014年
6月
09日
月
もう苗とは呼べない位に繁茂しちゃって・・・・
これは苗床ベンチであるが、育ちすぎなのだ。
光を求めて、他の苗より少しでも上に登って葉を広げようと競っているのだ。
定植ベンチの完成まで、あと少し。もうちょい待っててね。
スイカの雄花も1つ咲いてしまった。
ところで今気づいたけど、トマトもスイカも花は黄色である。
黄色と言えばタバココナジラミが寄ってくる色である。
品種改良で花びらの色を変えられれば、タバココナジラミは寄ってこないように思うのだけど、どうなんだろう?
2014年
6月
06日
金
今年初の開花なんだけど、、、、
トマトの花が咲いた。
本来なら喜ぶべきことなのだが、今回はちと微妙な状況にある。
というのは、本栽培のベンチ施工が遅れていて、苗は既に徒長してしまっているのだ。ベンチが完成してもこの苗は定植できないかもしれないな、申し訳ないけど。
そんな状況なので、後追いでちゃんと次の苗を育てているのだ。
アメリカ直輸入の安価な種が沢山あるので、気楽にこういうことができる。はたしてどんな実が成るのか、楽しみだな。
2014年
6月
04日
水
本番ベンチ設置工事中
ベンチは10回以上試作と失敗を繰り返した。何とも褒められたものではないな。
しかし粘った甲斐があって、イメージを現実のものとすることができた。最大の特徴はローコストであること。25mで約1万円なのだ。
同じ目的の然るべき品を市販品で調達すると、50万円くらいする模様。
ベンチの上に乗っている灰色の物体は、ネオン管点灯用のトランスで12Kgくらいある。これくらいロードしても大丈夫なので、いけるでしょう。
2014年
6月
04日
水
ハエ取り紙/オリーブオイル版
どうしてもハエ取り紙の糊を自分で作りたいのだ。
ロジンを油に溶かせば良いということは分かっている。
今までに試したのは、
・サラダ油
・鉱物油
・ひまし油
鉱物油だけは、最初からマッタク糊にならなかった。
サラダ油とひまし油はいい感じになったけど、紙に塗り広げると数日で酸化して固化してしまう。
植物油についてあれこれ調べてわかったのは、乾性油・半乾性油・不乾性油という分類があるということ。
サラダ油の原料のコーン油・綿実油・胡麻油・大豆油は半乾性油、紅花油は乾性油、菜種油は不乾性油ということで、菜種油100%のものがあれば当たり。
ひまし油の原料はトウゴマということなので、ごま油の仲間だとすれば半乾性油ということになる。
不乾性油のリストにオリーブ油がある。ポピュラーで入手も容易。
これを試すべく、調合中。
2014年
6月
02日
月
電磁開閉器でポンプトラブル
排水の大ポンプを駆動するインバーターが働かなくなった。電源は入るが駆動させようとしてもエラー表示が出て働かない。電源を再投入する都度違うエラーが出て、たまにまともに動きそうになったりと安定しない。
画像でインバーターは中央より少し左下のグレイ色系の箱である。このあたりは建物の角で一番風当たりが強く、度々雨漏りが起きた場所なので、インバーターにも飛沫が掛かったことは何度かあった。
ただ経験上今回のように毎回違う反応を示すということは、長年機械いじりをやってきた経験上、完全な故障ではなく喉に魚の骨が引っ掛かったようなレベルのトラブルであると感じていた。
この画像は電磁開閉器を分解したもの。これが水位情報をインバーターに伝えてポンプを駆動しているのだが、結論としてはこれが犯人だった。
犯人は特定できたが、原因はまだ分からない。分解してみてもどこも壊れていないのである。また経験上この機械は大変にタフであり、ちょっと水が被ったくらいではへこたれないはずなのだ。とにかく徹底的に調べて、自分の知識として吸収しておきたい。
今回たまたま別件で電磁開閉を注文していたので、ダメ元で交換してみたら瓢箪から駒なのであった。もうてっきりインバーターだと思い込んでいて、安い外国製を発注する直前だったのだ。本当にラッキーだった♪
2014年
5月
29日
木
ポットとプラグトレイの発芽比較
この画像はトマトをポットとプラグトレイに播種して、発芽直後の様子。播種日は同じなのに、プラグトレイの方が随分早く発芽して成長している。
こちらはスイカ。
上のトマトと同じ日に播種したが、やはりプラグトレイのほうが育ちが早い。
たぶんこれは、プラグトレイの方が土の量が少なく、日中の温度が上がりやすいことによると考えられる。発芽には好条件ではあるが成長には高すぎるということもあるので、水切れには注意しないといけない。
2014年
5月
29日
木
スイカ苗が水切れ
今日は朝から日差しが強く、気温は高く風も無く、おかげで葉が大きいスイカのポットが干上がってしまった。丸一日持ちこたえてもらわなきゃ困るので、洗面器に浅く養液を張って、そこにポットを置いてきた。
しかしこれは運が悪いと根腐れを起こすことがある。根には酸素が必要だから。どうか運がよい方に転びますように。
2014年
5月
28日
水
自作トラップでコナジラミを捕獲
先日一瞬コナジラミらしき飛行物の姿を見たので、自作トラップを仕掛けてみたところ、2匹かかっていた。ルーペで拡大して品種を確認したところ、会いたくなかったタバココナジラミだった。
今後捕獲数が増える傾向にあったら、クスリを使う用意はしてある。
画像の中心に白い点が見える。体長は0.4mm程度。
2014年
5月
28日
水
スイカの根
売っているスイカの苗はカボチャを台木として接木してあって、プロの農家も同じことをしている。こうした方が育ちが良くて病気にも強いと教わった。
うちのスイカは接木無しである。
種を浅く埋めてしまったものは幹と根の境目が見えているのだけど、確かに頼りない根である。定植するときに切れてしまいやしないか、今から心配なのだ。
2014年
5月
28日
水
ダメなトマトの処分
アメリカから輸入した種と日本で売っている高級種を同じ環境で育てた結果、画像左の日本ものは生き延びられなかった。使っていた養液はあれこれ使いまわしをしていたから、栄養バランスが崩れていた様子だったが、しかしそれでも同じ条件で育てたのにこんなに差が出てしまうとは、、、、
ちなみに輸入種は3品種を同時に育てていて、3種とも生き延びているしスイカも生き延びているところから、日本のトマトだけが特別に環境適応力が低いと言える。
輸入した種の苗は育ちの良し悪しがはっきりしてきたので、風通しを良くするために軟弱苗の間引きをした。
2014年
5月
26日
月
誘引トラップ発動
温室内の草むしりをしていたら、一匹だけコナジラミが飛んでいくのを見かけた。アブラムシにたかられている雑草もあった。幸いトマトに付くモモアカアブラムシではなかったが、そういう季節になったということである。
コナジラミには品種がいくつかあるので、それを確定して農薬を使うかどうかの判断をするのだ。未完成だけど自作トラップを設置してみた。
未完成と言っても、2~3日なら問題なく使えるからとりあえずはこれでいいのだ。