2012年

1月

26日

自然薯

この写真、見事に真っ直ぐ育った自然薯である。

これ養液栽培で作ったもの。

近くの知人が栽培装置を開発し、こうして上等な自然薯が出来た。

ボクも早く追いつきたい。

2012年

1月

24日

雪による被害

昨晩の雪は10cmくらい積もった。

 

温室は大丈夫だったかと気になったが、被害は無し。

2012年

1月

23日

くすりがいっぱい

これ、今夜飲んだくすり。

 

元々うつ病のくすりは毎晩飲んでいたけど、それに帯状疱疹のくすりが加わった。

10日くらい前に左肩が痒くなり、それから範囲が広がりつつ痒いだけでなくチクチク痛い場所が出来て赤いボツボツも出来てきたので、今日近所の医者に行ってきたのだ。

 

うつ病の方は公的支援があってそれ程お金は掛からないのだけど、今日の薬代は凄かった。一日分1400円。その分ご馳走を食べたほうが健康に良さそうだと思ってしまった。

 

 

いま世間ではインフルエンザが流行しているようで、今日行った医者でも受付で開口一番「熱は何度くらいありますか?」と聞かれた程なのだ。

知人の息子(小学5年)は学校閉鎖(学級ではない)で休みだとか。

肺炎で死なないように気をつけなければ。

 

2012年

1月

23日

多分誰も知らない銅パイプに塗装した時の熱伝導率低下

養液タンクの温度管理は銅パイプに井戸水を流すのだが、銅がイオン化して溶出する可能性がある。

phが完全に中性であれば問題ないが、実際には6弱くらいまでは下がるので、金属との接触は十分に警戒が必要。銅イオンが溶出すれば生育に影響しそうなので、銅パイプを塗装することを思いついた。

塗装すると熱伝導が変わったことで温度管理に支障が起きないかを、実験で確認することにした。

 

とりあえず今日は塗装だけして、乾いてから実験してみる。

実験の結果これで問題が無ければ、改めてこの目的に適した塗料を購入するとしよう。

2012年

1月

23日

エクセル線専用スペシャルツール

エクセル線は伸びず引っ張りに強くて軽くて錆びない、針金よりずっと使い勝手が良い樹脂製ケーブル。

しかし難点もあって、巻きを解くのが難しいのだ。なにしろ絡まりやすい。

 

前に使った時は、10m程度の長さに切って使う用途だったから、ちょっと絡まっても何とかなった。

しかしこれからやる作業は50mを30本も切り出さないとならない。

 

過去の経験から「これは絶対に専用ツールが必要である」と分かっていたので、設計に取り掛かり有り合わせの材料で作ったのが、これだ。

 

結果はもちろんバッチリうまくいき、スムーズにエクセル線を引き出せるようになった。

 

2012年

1月

20日

携帯の中にルーシー

あても無く携帯電話をいじっていたら、ルーシーの写真が出てきた。

 

ボクがパソコンを触っていると、それを邪魔してこうやって甘えるのだった。

ボクもとても嬉しかったので、諸手放しでルーシーに愛情を注いだ。

 

駆け引きなしの100%の信頼関係。

 

ルーシーは素晴らしいニャンコだった。

2012年

1月

20日

廃墟再生

今のボクの仕事は、廃墟再生業である。

こんな職業は日本には無いと思う。

 

2年前のちょうど今頃、今の温室の再生を始めたのだが、その時のイメージはこんな感じだった。

外観はこれくらいのくたびれ方で、屋根の枯葉と建物周辺を片付けて、建具を直してあげれば大丈夫に見える。

内部もこんな感じで壁や床をちょっと直して、ゴミを掃除すれば問題ないように見えた。

だが実際には簡単にはいかなかった。

気分的にはこんな感じ。

室内も作業を進めてみると、こんな感じであることが次々に判明。

 

この写真では床が抜け落ちているが、まさにそんな感じだった。

 

 

廃墟再生文化は日本には無い(ドイツの話は聞いたことがある)ので、参考情報が無くあれこれ苦労したけど、ようやく建物自体の再生はけりが付いたのだ。

 

時間もコストもかかったが、それでもこの温室を新品で購入することを思えば、とても安かった。

鉄骨温室の相場は坪10万円なのだから。

 

修復という仕事は美術関係に多いが、これまた時間が掛かる仕事である。

何ヶ月も掛かって一枚の絵を直すのが当たり前のこと。

元の状態がどうなっていたのか、どうやって直すか、これから先どのようにして状態を維持するかといったことを考慮する仕事である。

温室の修復も全く同じである。

 

再生と修復は終わった。

さあ栽培設備を創ろう。

 

2012年

1月

18日

叩き上げのシンデレラストーリー

かれこれ10年以上一緒にやってる女性ボーカリストがいる。

大変に波乱万丈な人生を過ごしてきた40代である。

 

ボクのギターは暇なときでないと練習できないから、そうしょっちゅう人前演奏はできないけど、その点彼女はずっと精力的に活動を続けていた。

 

歌は上手いけど、世間はアマチュアに毛が生えた程度にしか見ない。

日本の音楽文化の底は浅く、本当に上手い上質な物であっても、見抜いてはくれない。

 

しかし奇跡が起きて、40過ぎてシンデレラの神様が降臨した。

前田憲男と佐藤允彦をバックに歌うという、大舞台をゲットしたのだ!

2月中旬が本番らしいが、既にチケットは完売したとのこと。

 

継続してきたから、シンデレラになれたのだ。

叩き上げは、強いのだ。

 

2012年

1月

17日

お客様発見!

昨年末に誰か来ていることを確信してから、家に帰るときにご飯を少し置いていくようにしている。そしてそれはほぼ毎晩消費されていた。

 

今日暗くなってからも作業していたら北の方でガサゴソ音がした。

「来た来た、やってきたぞ!」とこちらの気配を消して、いつものご飯テーブルについたところでパチリと一枚。

 

運悪くお顔は隠れてしまったけど、どうも妊婦さんのようだ。

ネコのように俊敏ではなく、すたこらと逃げていった。

また来てくれるといいな。

どうせならここで生んでくれてもいいんだけど。

 

 

2012年

1月

17日

水の比熱を実感

この冬に入ってから、バケツに20リットル位水を張って、攪拌しながら一晩温度測定をしたことがあった。

 

その時は気温も水温も-2℃まで下がった。

水が凍らなかったのは攪拌していたからなのか、温度計が狂っていたからなのかは分からないけど、十分に冷たくなったことはわかった。

 

さて最近取り組んでいるポリドラム缶でも、同様の実験をしてみた。

水は100リットル強入っていて、攪拌しながら夜を越した。

結果は気温-2℃に対して、水温は+5℃だった。

 

この差は水が沢山あると、一晩という時間では冷え切らなかったことを表している。つまり水の比熱の大きさによるものと言える。

 

このことから言えるのは、タンクの水は常に多めに維持したほうが室温変化の影響を受けにくいということである。

果たしてここの部分は今の計画でうまくいくのか、やってみないとわからない。

 

2012年

1月

13日

養液水温保持3次試験 不合格

昨晩の試験条件

・銅パイプ長さ:2.5m

・水流量:毎分5リットル

 

試験結果

・最低気温:-2℃

・最低水温:12℃

 

明らかに水温が下がっているので、ここまで条件を悪くすると駄目。

現実には気温がどれくらい下がるか予想が付かず、仮に-10℃というときにも水温は5℃位は確保したい。

従ってパイプ長さは5mとして、水量は毎分8リッター以上を確保する。

2012年

1月

12日

養液水温保持2次試験合格

昨晩の試験条件

・銅パイプ長さ:5m

・水流量:毎分7.2リットル

 

試験結果

・最低気温:-2℃

・最低水温:15℃

 

これを受けて更に条件を悪くして以下の条件で今夜試す。

・銅パイプ長さ:2.5m

・水流量:毎分5リットル

 

2012年

1月

11日

世間では入試のシーズンということで家庭教師

早いもので、もう受験シーズンなのだ。

 

1月18日が試験日という中三女子の数学を見ることになった。

基本的には文系脳の子だけど、数学も受けなければならないのだ。

 

公式や解法を暗記するのは得意なので、代数計算は概ねOK。

しかし図形やグラフになるとうまくいかない。

脳が空間認識のトレーニングを積んでいない模様。

 

宿題を沢山与えて、センスを身に着けてもらうという作戦で望む。

何としても試験日までに刃を焼き付けるのだ。

(落ちたらボクの責任か?)

 

2012年

1月

11日

旧い屋根補修部分の劣化

昨年11月に新しいマテリアルに切り替える以前の屋根修理部分は、寿命が短い。壊れたら直すというスタンスでいるが、今日一箇所壊れているのを発見した。

 

旧い仕様の修理部分はまだあちこちにあるので、いずれどれも壊れてくるはず。

 

ホントに手間が掛かる温室なのだ。

 

2012年

1月

11日

養液水温保持は一次試験合格

井戸水流水量を毎分7.2リットルとして、夜間の気温とドラム缶内の水温の最低値を測定した。

 

結果は、気温-2℃に対し水温は12℃だった。

これなら合格でしょう。

 

実際の気温はウォーターカーテンを用いるので7℃前後になるはずだから、水温は原水の温度である17℃に保たれることが期待できる。

 

次に銅パイプの全長を10mから5mにしてどうなるかを試す。

2012年

1月

06日

電気ドリルが果てた

電気ドリルは2つ持っているのだが、今日どういうことか2台とも同時に動かなくなってしまった。

 

まず緑の方は分解して掃除したら、動くようになった。

 

 

もうひとつのグレイっぽい色の方は、色々やってみたけどダメだった。こっちは速度調整機能が付いていて、そこが寿命を迎えていたのだ。

 

写真の部品はよく見ると真ん中が上下に膨らんでいるけど、本当は平行でないといけないのだ。

 

この部品の中を割って見ると、サイリスタが入った速度調整回路が入っていた。これは結構発熱するので、長い間にプラスチックが曲がってしまって、最後に接点が接触しなくなったと思われる。

 

これはもうお手上げなので元に戻すのは諦めた。

 

25年くらい前に買ったものなので、十分に元は取った。

2012年

1月

06日

養液温度管理実験進行中

温度計の室温は最低値が2℃。

井戸水で保温した水タンクの水温は、最低地が12℃。

 

井戸水の流水量は毎分4.5リットル。

 

幾つか条件は不安定だけど、相当なところまで井戸水で保温できることがわかった。これは夏にも有効なわけで、気温が32℃でも水温は22℃に留められるということである。

 

 

以上を鑑みて次の実験条件を設定した。

 

1)温度計の置き場所をタンクの上から別のところへ移した。これはタンクそのものが熱源となるので、その影響を排除するため。

 

2)流水量を毎分7.2リットルにしてみた。

 

3)タンク内の銅パイプの巻きを広げて、なるべくタンク内に均一に伝熱するようにした。

 

2012年

1月

03日

養液温度管理の実験

土耕の場合根圏温度は一年を通じて20℃弱である。季節によって多少の上下はあるけれども、概ね安定している。

しかし養液栽培では根は水中にあるので、水温を地中と同じに維持してあげないと、すくすくと健康に育たないということになってしまう。

 

そこでずーっと前の農大在学中から、水温管理は井戸水でやろうと決めていた。果たしてそれでうまくいくのかどうかは、どこにも情報が無くて分からないけど、とにかく実験してみることにした。

 

ドラム缶に横穴を開けて水を半分まで入れてある。

銅パイプに井戸水を通して温度維持を計る。

 

当初水温は17℃。

夜間は温室内でもマイナス3~5℃まで下がるので、果たしてどうなるか。

 

中には10mΦ9.52の銅パイプ、攪拌用のバスポンプ、温度センサーが入っている。

水流は4.5l/minにしてある。かなり緩やか。

 

バスポンプの発熱が影響しないことは事前実験で確認済み。

 

温度センサーは最小値のメモリーができるので、一晩でどうなるかとても楽しみである。

2012年

1月

02日

今までの仕事の総括

ちょうど年明けということで、これまでに温室で何をやってきたのか、時間軸上に並べてみた。

これを見ることではっきりわかることは、天窓と浸水に手を焼いていることである。

この2つは自然との闘いであるため、こちらからするとどこまで身構えておけばいいのか見当が付かないのと、施した対策が正しく機能するのかどうかのテストが出来ず、確認までに時間が掛かることである。

 

天窓の場合は高所にあることと、上からと下からの作業が同時に行えないこと、既に錆て朽ちかけていること、過去に強風に煽られて初めから鉄骨がねじれ曲がっていることなど、悪条件が重なっていた。これを正常に機能するところまでコストを掛けずに、今あるものをできる限り生かすことをテーマとして修復を続けてきた。

 

浸水については、全く目に見えない所から水位が上がってくること、ボクが土木技術の知識を持っていなかったことから、どのようにアプローチすべき課題であるのかを把握するまでに時間が掛かった。さらになすべき対策が確定しても具体的な施工方法や必要な機材についての知識が乏しく、トライアンドエラーで技法を確立するしかなかったため時間が掛かってしまった。

 

いずれもこの2年間で経験した範囲の気象現象には対応できるところまで補強できていると思う。それ以上の時にどうなるかはわからない。