2011年

6月

30日

内装施工の下調べ

温室の中にもう一つビニールハウスを作って、さらにその屋根に井戸水を撒くことで、冬の夜間暖房費を浮かそうと前から考えている。

今日はその内装の設計のための下実験をした。

 

まずビニールの受けの設置ピッチ。

これは温室の柱間隔で大丈夫であることがわかった。

 

ビニールの受けは竹を使おうと思っている。4m長素材では何しろこれが一番安いのだ。

しかし直線の材料で傾斜を付けてビニールを張ると、下端のところに水たまりができてしまうので、ここは適度にRを付けたほうがいいと、かつて訪問したイチゴ農家さんが教えてくれえた。そこでホームセンターで売っているトンネル材を半分に切ったものを使ってみることにした。これも安い!

竹とトンネル材、この二つをがっちり固定するのにシュリンクチューブを使ってみた。これはかつて”発明”に取り組んだ時の残りである。そんなに高価なものではない。

 

この部分を機械的にガッチリ結合するのはなかなか難しく、紐やバンドではうまくいかず、ビスだと負荷に対して竹の強度がバラツイテ怖いし、粘着テープは夏に融けるしで、いいものが無かった。

シュリンクチューブの存在を知っていたボクは運がいい。

 

ちなみに前出のイチゴ農家さんは鉄フェチなので、鉄パイプを自分で曲げて、溶接で固定されていた。

 

2011年

6月

30日

塩ビ管って案外熱に弱い

画像のほぼ中央、屋根裏を左上から右下に蛇行しているのが塩ビ管。

 

まだ設置して2週間程度である。

もちろん最初は真っ直ぐだったが、今日気が付いたらこうなっていた。

確かに屋根裏はとても暑いけど、でも精々60℃程度だと思う。

ボク自身昨年はその場所で作業していたのだから。

 

まあこの管は曲がっていても何も困らないのでそのままにしておくが、塩ビ管がこれ程に熱に弱いということは良く覚えておかなくては。

(コストダウンに適した素材だからね)

2011年

6月

29日

日除け用の柱 設置完了<動画付き>

杭打ち作業の全容を撮影してみた。長いので10倍速に編集した。

撮影したこの時はノートラブルだったが、ロープが絡まったり外れてしまったり、あるいは管理機のamiが足場の悪さに負けてにっちもさっちもいかなくなったりと、このビデオで見るほどに簡単なものではなかった。

残すところあと3本という段階で、空からトランスが降ってきた(ビデオにはこういう時のためにヘルメットを被る姿が写ってる)。

元々トランスに付いていたベース板からトランスがもげてしまったのだ。

画像の右の丸い穴が空いているのがベース板で、左のトランスにこれに符合する丸い跡が見える。

どげんかせんといかんので、廃材を切り出してきてマウント材を製作する。

完成した新トランスと、もげたベース板。

これで作業は再開でき、無事に残りの仕事を終えたのだ。

完成した西側の図。

 

 

2011年

6月

29日

水温測定

今週に入ってからグングンと暑くなっている。まだ6月で、梅雨明けはまだ先のはずなのに。

 

井戸水はいつでも冷たいけど、温度計の校正をかねて計ってみた。

結果は19℃だった。

 

真冬に計った時に17℃だったから、そんなものだろう。

冬も夏も養液温度の管理にこの井戸水を使う予定。

2011年

6月

28日

室温のベンチマーク

今日は午前中ちょっと用事があって他所に出かけてた。

 

午後2時に温室に到着した時の室温は54℃だった。脇も天窓も閉め切ったままで、天気は晴れ。かなり夏らしい青空が見えている晴れだった。

 

ここから天窓と脇を開けて一時間弱で42℃で平衡した。その時も湿度は17~8%だった。

 

実際の外気温は32℃、湿度は約60%。

日除けと細霧冷房で外気と同じ気温と湿度にするのが目標。

 

2011年

6月

27日

若干躁転気味かも

夏至の直前からぐんぐん早起きになってきて、とうとう今朝は6時前に起き上がってしまった。温室の作業もやったぶんだけ確実に前進していくので、夢が膨らむのである。

 

床の水たまりと天窓はすっかりケリがついて、不安は完全に拭い去られた。残りは日除けと細霧冷房と保温シートと少し残った屋根の穴塞ぎ、そして残りは養液栽培設備。

 

ここまできちんと先が見えたところでふと気がついた。

きっかけはこの画像の日除け用の柱。この先端に廃材利用の風力発電器を取り付けたらいいんじゃないかとね。

何しろこの場所は風通し?がいいので、ガンガン発電してくれそう。どうせなら東電に売電しちゃって時代の先端を行こうって感じ。

 

廃材利用って何かというと、廃車から外したオルタネーター(エンジンにくっついてる発電機)。交流発電機内に整流器と定電圧回路が組み込み済みなので、バッテリーを直接充電出来るのだ。耐水性もあるしね。回転数を上げてやる必要はあるけど、うまく入手すればタダ同然でしょう。

バッテリーに充電できればAC100Vに上げるインバーターはD2でも売ってるし、廃品のUPSが手に入ればそれでも十分。

プロペラは塩ビ管を加熱して開けばできるらしい。その他は日曜大工レベルで何とかなるでしょう。先達のHPも色々あるようだし。

 

ってな具合に躁転してるかもしれない。

 

2011年

6月

26日

日除け用の柱立てあれこれ

夕方から霧雨になったが、東側の柱は立て終わった。

 

土木作業の前にまず機材の改良作業を行った。パイルドライバーのてっぺんに重力物としてトランスが取り付けてあるが、柱の打ち込みが終ってパイルドライバーを柱から抜き取る時、頭ばかり重たいものを3メートル垂直に持ち上げる(頭は地上6メートルに至る)ので、このあと安全に地上に降ろすのがとても困難なのである。

重たいし風に揺られるし重心は遥か上方なので腕力はいるしで。今はスペースが広い東側だけど、お隣と距離が近い西側では下手したら向こうの屋根を突き破ってしまうかもしれない。

 

ということでトランスの取り外しが簡単に行えるように、ネジの位置関係を修正してみた。

こちらは現場の画像である。このように高所でも比較的簡単にトランスを外せるようになった。

もちろんこれで安心してパイルドライバーを降ろすことができるのである。

しかし千何百回もガンガンやっていると、何かしら壊れてくるのである。

塩ビパイプを補強している木材のリブが外れた。塩ビ側のネジ穴が広がってついにネジの頭が通り抜けてしまった。後日ちょいちょいと直して復活させよう。

2011年

6月

26日

規格外野菜って??

このトマトの山は、お隣の温室裏に捨てられた規格外品である。市場に出荷するトマトは必ず4㎏入りの段ボール箱に、実の大きさを揃えて入れることになっている。

細かいことは農大で教わりもう忘れてしまったが、とにかくこの捨てられたトマトは市場の基準に満たないのである。

昼の弁当と一緒に食べようと2個拾ってきた。重さを量ってみると2個で167gだった。1個80gね。

 

上の写真で見ると300個くらいある。5個入りで100円にして無人販売スタンドを出せば、バンバン売れるでしょう。スーバーのトマトは100g55円くらいするはずだから。

300個だと60袋だから、6000円だ。

 

この話をバイト先の主婦にしてみたら、やっぱりもったいないと言っていた。ボクはどうするか、、栽培してみてから考えよう。

2011年

6月

26日

除草剤散布

今年は去年の反省を元にマメに散布しているので、あまり酷いことにはなっていない。しかし次から次へと雑草の芽は出てくるのである。

 

ボクが使っている除草剤は、生えてきた草の葉から入って根に到達すると、そこで水の補給回路を絶つ働きをする。それなので発芽前の種には全く効力が無いので、後からあとから雑草の芽が出てくるのである。

 

種を退治するにはバーナーで地面を焼くのがいいらしい。でも温室の傍では使えないので、これは却下なのだ。

2011年

6月

24日

土木工事本格化

日除けの柱は22本立てる計画。

パイルドライバーを人力で持ち上げても出来ない作業ではないが、実際の作業はとてもキツイ。パイルドライバーの重量は多分15kgくらいあり、これを垂直に1mくらい持ち上げてドスンと落とすのだ。

 

何とか楽をしようとエンジン管理機”ami”を活用すべく、仕組みを考えてみた。出来る気がするが脚立の高さが足りないことが判明。

 

大きな脚立はクルマで10分の所のNNさんのところにあるので、早速訪問して借りてきた。

ということで上の画像がその仕組みの全容。

 

脚立のてっぺんに縛ってある小さい黒っぽいのは、パイルドライバーを引っ張り上げるロープを吊り下げている滑車。

 

画像の下の方に黒っぽく写っているのは、パイルドライバーの頭。

 

パイルドライバーの中程に縛り付けてあるロープ。

管理機のエンジン出力で回転するプーリーにロープを絡ませた様子。

上に伸びているロープは滑車を経由してパイルドライバーにつながっている。

左に伸びているロープは自分の手で握っている。

 

このプーリーは反時計方向に回っているので、自分の手で握っているロープを引っ張ると摩擦力が大きくなってパイルドライバーが引き上げられるのだ。1mくらい引き上げられたところでロープを緩めると、摩擦が小さくなり重力でパイルドライバーは落下して柱が打ち込まれるという仕組み。

 

一本の柱を立てるのに、約100回の打ち込み動作を行う。エンジンを使えば連続して何本も立てられるが、人力だったら一日3本がいいところ。

 

今日の日没までに合計7本立った。このうちエンジンでやったのが5本。

 

何事も最初からうまくはいかず、ロープがプーリーに巻き込まれて脚立が倒れてきて脳天直撃といったアクシデントもあったのだ。石頭に生んでくれた両親に感謝。

 

2011年

6月

23日

日除けのための検量

この画像、何でしょう? 答えは天秤。

日除けの重量を図りたかったけど、手持ちのハカリは1Kgまででスケールオーバーしてしまうので、苦肉の策でこうなった次第。

 

ペットボトルの水を少しずつ減らしていって、ちょうど均衡がとれたところ。

千代でプラウを作ろうとした時の刃をナイフエッジに使った。

だからとても感度がいい天秤なのだ。

バランスがとれたところで、重量の測定。

約5m×4mのシートが1.5kg弱と判明。

東の屋根に試しに張ったワイヤーに、一点集中でシートの重さを印加してみた。

結論から言って問題なし。

実際には分散加重だからこれほどには沈み込まないはず。

このワイヤーで強度は十分にある。

ラッキーだったのは柱に使った鉄パイプがこれくらいの長さだとちょうど良くしなり、ワイヤーに重さがかかった時のテンションをちょうど良くいなしてくれるのだ。

つまりワイヤーのコンディションをあまり気にしなくても、加重分のたわみをパイプの弾力で適度に引き締めてくれるのだ。

 

 

2011年

6月

22日

日よけ設置段取りで頑張りました、、、が!?

日除けの開閉に使うハイブリッドな素材組み合わせのアッセンブリ、今日はまずこれを大量に作った。

 

廃材も利用しているが、塩ビ部材は新たに購入した。

生活圏内にはホームセンターが数件あるが、この塩ビ部材の値段は25~30円と意外な程に幅があるのだ。

その他ビスなどシンプルなものについても、店によって値はまちまちである。しかも店によって安いものは違うし品揃えも微妙に違うので、全てを記憶して効率よく割安で買うのはなかなか骨が折れる。

 

こちらの写真、脚立の左側に一本柱が立っているのがわかる。これが日除けの支えになる重要な柱なのだ。

これを温室の両脇に22本立てて、屋根のてっぺんからここまで日除けを展張するのだ。

 

柱の左にあるのが自作の人力パイルドライバー。

数日前に試作したのの強化改良版である。

 

パイルドライバーのクローズアップ。

ここまで作り上げるのに、なかなか苦労した。3作目で使い物になったから。トレンチャーの千代の時よりは優秀だな。

 

さらにパイルドライバーの頭部分を拡大。

無闇やたらとビスやボルトが多いのだ。できるだけ廃材を利用して強度も確保して機能を満たそうと思うと、あれこれ切った貼ったするしかなく、溶接設備は持っていないからどうしてもこうなってしまう。

 

しかしとにかくこれで柱をしっかりと立てることができたので、合格!

 

ここまで日除けの準備を頑張ったのには訳があり、あすの木曜に助っ人が一人来てくれることになっていたのだ。過去形で書く通り夕方にキャンセル連絡が入ってガッカリなのだが、とにかく段取りは全て整ったので近日中に実施したいところ。

しかしまずは屋根の穴塞ぎだ。風があると南端だけどうしても上手くいかないのだ。

 

2011年

6月

22日

署名活動

http://www.foejapan.org/infomation/news/110610.html

 

3月の震災のあと、原発事故は相変わらず危機的な状態が続いています。日本は小さな島国なわけで、原子炉が壊れたらとんでもない放射線災害が広い範囲を蝕んでしまいます。

 

福島の子どもたちを守るための緊急署名~避難・疎開の促進と法定1ミリシーベルトの順守を

というタイトルの署名にご協力ください。

2011年

6月

21日

去年の今頃何してた?

去年のブログを見ると、すでに6月半ばにはとんでもない暑さになっていた。作業としては天窓開閉装置を施工しているが、本物の熱中症になってクルマに避難している。

 

さて今年はどうかといえば、とても梅雨らしい穏やかな毎日である。今日は梅雨の晴れ間で、風が強め。温室にも涼しい風が吹き込んでいてとても快適。

 

もう3週間くらい休みなく働いている。さすがにちょっと疲れた。今日は早めに上がろう。

 

2011年

6月

21日

ワールドワイドなドラム缶調達

震災の後、雨水を溜めて有事に備えるという需要から中古のプラスチックドラム缶は品薄状態が続いている。まめに方々にメールであたってみたところ、7本まとめて売ってくれるという人が居たのでお願いした。

 

届いたドラム缶をしげしげと眺めると、色々伝票などが貼ってある。

まずこれはハワイの企業ですな。中身はノニジュースとある。

これは食品衛生関係ですな。大腸菌とかの検査。

そしてこれは成田空港から大阪に、今年の3月に運んだ時の荷札。

あて先はボクがこのドラム缶を購入した会社になっている。

つまりハワイ~千葉県~大阪府~そして再び千葉県と、あちこち旅をしてきたということだ。地球は狭くなったものだ。

2011年

6月

21日

日よけ設置用の柱をゲット

家からそう遠くないところにこんな会社があることがわかったので、日よけに使う足場鉄パイプを買いに行ってきた。

 

こんな感じの刑事ドラマのロケに使われそうなワイルドな空間。

画面右端の地面に横たわっているのが、ボクの発注分。

愛想のいいわん子”コマチ”がお相手してくれた。

クルマに積み込んだところ。

リアハッチを閉めるとこんな感じ。

運転席から見るとこんな感じ。

 

ソロリソロリと運転して、無事に運び終わった。

2011年

6月

20日

一体この温室は築何年なのだ?

この温室、大家さんと話をしている時に出た言葉は30年くらい前に建てたということだったけど、本当だろうか。別に30年より新しくても古くても何も問題は無いけど、どうもそれより古いように思えて仕方ない。

 

前にマイナスネジが使われているのを発見した。またプラスネジが使われているところは無くて、あとはボルトだけである。マイナスネジはいつ頃まで使われていたのか色々調べてみたけど、はっきりしなかった。

自分の記憶では昭和30年代までだったように思う。またアメリカではテレキャスが50年はまだマイナスでそれから4~5年の間にプラスに切り変わっていったことが分かっている。

 

前置きが長くなったが、上の写真はリベットである。ボクは鉄リベットは自分で扱ったことはないが、東京タワー建設でコークスで真っ赤に熱したリベットを使った話を読んだことがある。

このリベットは蝶番の役目を担っていた。プレファブリックで現場に持ち込まれたもの。蝶番部分を切断してみるとリベットが軸穴に食い込んでいた。鉄が軟化して叩かれた時に軸穴にめりこんでいったのだろう。

こんな鉄リベットはもう過去の技術である。強度設計での信頼性確保に正確性が出ないと聞いたこともある。

 

この温室の古さを知りたい理由は、築何年の温室を蘇えらせたのかということである。自己満足のためには古ければ古いほどいいのだ。

 

2011年

6月

20日

なんでも取っておいて損はない

この写真、温室の隅に置いてある金属スクラップの山。たまに屑鉄屋さんが訪ねてきて引き取ってくれるから、次の訪問を待っているところ。

 

でも今日はこれがあったおかげで、数千円浮いたのだ。

日よけをするのに、色々細かい部品が必要なのだ。地上から開閉できるようにするための重要なアッセンブリは自作せねばならず、これに廃材が強度・寸法ともピッタリであった。

 

一個だけ試作してみたが、イメージ通りのものが出来た。

2011年

6月

19日

日よけの事前作業など

日よけは天候に応じて開閉できないといけないので、その機構を考えている。この塩ビ管を曲げたものはその試作かつ失敗作。

数日前にチェーンソーを改造した穴掘り器を作って、結局パワー不足でお蔵入りになった案件があった。しかし放っておくわけにはいかず次の作戦にとりかかった。

写真の短い方が先日の掘削パイプで、長い方が今日作ったもの。

これが先端部分のアップ。今日作った方は廃品電子レンジから取り出したトランスが、パイプの先端に取り付けてあるのだ。簡単に言うとこれで杭打ちをしようというわけ。

果たしてこの素材で強度的に持つのかどうかわからないけど、やってみなけりゃ進まない。

屋根修理も着々と進めている。今日は一番破損が酷い南端に着手した。ここは屋根が破れているだけでなく、骨もガタがきていてダマしダマし作業しないと傷口が広がる。

一番風当たりが激しい場所なので、しっかり強度を持たせて施工する。

2011年

6月

19日

ウォーターカーテン用スプリンクラー取付完了

水撒きしている写真。水の粒は細かくて見えないけど、床が濡れているところと乾いているところがあるので、散水していることがわかるのだ。

 

望遠レンズにして距離を圧縮すると、ようやく霧吹きしている様子が見えてくる。このあとエアコンの上からビニールの屋根で被って、この水は全部屋外に排出する。

 

少しだけ予定通りにいかなかったことがある。スプリンクラーは軸が水圧で回転して周囲に均一に散水する構造のものを選んだのだが、実際には半分以上が軸は回らず偏った散水をしている。これは本来上向きに設置すべき製品を吊下げて使用したことが原因と思われる。

まぁこの用途の場合は、実際には回転散水しなくても何も困らないので問題は無いのだ。

 

むしろ通水するまでドキドキものだったのは、100mの配管を通って24個のスプリンクラーから均等に散水できるだろうかということだった。地上4mの高さまで水を押上げて更にパイプの端まで十分な水量が届くかということである。

結果はOKだったけど、何も根拠がなかったので本当にラッキーだった!

 

2011年

6月

18日

中古ドラム缶品薄続き

サンプル画像
サンプル画像

そろそろ栽培設備の準備も始めようと材料調査を再開したが、3月の震災の影響で中古ドラム缶の入手が困難になっている。以前だったらこの画像のようなプラスチック製のものが格安で何個でも手に入ったのだが、、、、

 

少し時間は掛かるが全国の業者に連絡を取って集めていくしかないな。

 

2011年

6月

17日

縦穴掘りマシーン不発

夏の日差しを避けるために、屋根の上に空間を開けて日よけをしようと考えている。もともとこの温室を借りた時は屋根の上にべた置きで日よけシートが置いてあったのだけど、やはりシートと屋根は離した方が涼しくなると思われるのだ。

 

屋根の上に浮かるために、エクセル線を張ってその上に乗せるのが良さそう。屋根のてっぺん側は天窓の枠に固定すればよさそう。夏の天気が良い時は必ず天窓を開けているから、自動的に屋根と隙間ができるものね。

一方問題は屋根の軒側である。こっちは新たに温室からすこし離れたところに柱を立てなければならない。少なく見積もっても東西両脇に10本ずつ、合計20本。材料費は中古足場資材を使えばたいしたことはないけど、問題は施工である。地面に1メートルは埋めたいのだ。

 

ということでまたも改造魂復活である。モーターを使った工具のパワーを片っ端から調べたところ、チェーンソーが一番だったのでこれを素材にチャレンジ開始。

まず回転を取り出すためのカップリングを取り付け。

 

自作の穴掘りドリルビットを取り付けたところ。

 

これが全体像。

迫力あるね!

ドリルビットの先端。

なかなかワイルドで雰囲気出てる。

テスト運転の様子。

ちゃんと思わく通り掘り進んだけれども、20㎝くらい掘ったところでモーターから異臭がしはじめた。深くなるにつれてシャフトと土の壁面の摩擦が大きくなっていき、このあたりにモーターの限界がきてしまったのだった。

 

このあとこのビットを使って手作業で掘ってみたところ、結構簡単に10㎝くらい掘り下げられたから、ビットの形状はマッチしている模様。

あとは再び三度若菜を改造するしかないが、回転方向が違うのにどうやって対処すれば良いか、ゼロからのスタートだ。

 

2011年

6月

16日

雨なので室内作業=暖房スプリンクラー

日曜の週間天気予報では今週いっぱい天気は持つとのことだったが、今日は雨になってしまった。本当は屋根の穴を塞ぎたいのだけど、上は滑るし接着も効かないので中の仕事をしている。

 

冬場の保温に”ウォーターカーテン”と呼ばれる井戸水散布を準備している。室内にもうひとつビニールハウスを作りその屋根の上に井戸水をまくことで、零度前後まで下がる外気に対してビニールハウス内を10度近くに維持しようという作戦である。

もちろんこれにエアコン暖房をプラスするのだけど、井戸水で10度も稼げたら儲けもんである。但しリスクもあって、湿度が上がることで菌による病気発生の危険性は高まる。観察と記録と防除を緻密に行うことで回避されることを祈る。

 

画像は天井裏に設置したスプリンクラー。

 

これが拡大した画像。

こういう製品はみなアメリカ製かイスラエル製である。元々は砂漠で農業をやるための道具だから。

 

注文するとこんなふうにバラバラの部品で送られてくる。

 

今回は24個だったので組立はそれほど面倒ではなかったが、百単位だったらちょっと嫌になってしまう。

 

ちなみに値段はワンセット580円。

当然ながらアメリカに注文する方が安いのだ。しかし今回は24個で送料を入れると余り差が出なかったので国内で調達。

 

2011年

6月

14日

独り円高還元セール中

世の中とにかく円高である。せっかくの円高なのだからということで、以前だったらギターの個人輸入で楽しんだのだが、今は我慢して農業資材を輸入するのだ。

 

既に書いた通り細霧冷房の心臓パーツを手配中だが、そのほかにも日本で買うよりずーっと安い周辺パーツがみつかった。国内価格の1/3程度である。

早速サンプルを取り寄せるべく手続きをしてみると、500円の買い物に運賃が3万円という困った自動計算結果が出てきた。そこでデタラメ英語でこんな感じのメールを書いてみた。

”おらサンプルを買おうと思うだが、送料3万円高いあるね。アメリカ郵便公社の書留だったら2000円くらいなんだけんども、なんとかならんかのう。”

 

そしたらすぐに返事がきた。

”あなたの言うことは正しい。送料3万円は国際特急宅配便のコンシューマー価格です。”ということ。直ちに送料2400円でPaypal経由で請求を送ってくれた。

 

細霧冷房ノズルは100個以上取り付けるので、ボリュームメリットが働くのだ。

2011年

6月

14日

トカゲちゃんのしっぽ

1.トカゲはしっぽを切り離して敵から逃れて生き延びる。

2.そしてしっぽはまた生えてくる。

と小さい頃に教わった。そして自分で捕まえて、残酷にもしっぽをちぎってみたこともあったし、捕まえそこねてしっぽだけが手元に残ったこともあった。

 

確かに案外簡単にちぎれたし、傷口から出血することもなかったので、簡単に切れる構造になっているのが本当であることはわかった。しかし再び生えてくるのを確認するまで飼育するほどの生物好きでもなかったので、2番については何十年も未確認のままであった。

 

しかしようやくこうしてしっぽ再生中のトカゲちゃんに出会えたのだ!

頑張って生き延びるトカゲちゃんを見ていると、なぜか勇気を与えられる。生き物って凄い!

 

2011年

6月

14日

高圧配管不安解消

細霧冷房の配水は基本的にエアコンの冷媒配管システムを転用するつもりでいた。銅管を使うので水を通すのに最適であり、そこそこ安価で曲げ加工も楽であるといったメリットがある。しかし不安もあり、管の接続に使用するカプラー類のカタログ耐圧がエアコン用途向けにしか書かれておらず、実際のところどれくらい無理が利くのか見当が付かなかったのだ。

 

もちろん本設置の前に小規模設備で過負荷実験は行うが、それ以前になんとか妥当性を知ることはできないだろうかと約一年間暇をみつけては現場実務でのトラブル事例を探し続けていた。そしてようやく欲しかった情報を手に入れることができた。

結論としてボクがやろうとしていることは多分問題なくうまくいき、失敗するとしたら何が起こるかの可能性が全て書かれていた。

 

昨夜アメリカにオーダーしたノズル屋さんから運賃の返事が来た。$28だって。安いもんだ。

 

2011年

6月

13日

細霧冷房資材調達開始

昨年9月はまだ残暑が厳しかったので、細霧冷房の実験で色々ノウハウが得られたのだった。今年の夏はそれほど暑くないらしいけど、それでも温室内は温度が上がって当然なので、対策はしておくに越したことは無い。

 

細霧冷房は確立されたシステムが日本には全く無く、辛うじてアメリカに細々と存在するだけである。テクノロジーとしてはたいしたことないけど、高圧水を扱うのでそれなりにしっかりした接続を行わないとパンクするのである。肝心の接続に関して統一規格のようなものは何一つ無いので、日本でこれを実現するにはあらゆる宅内配管接続技術を調べつくし、ミリとインチが混在する独自の仕組みを作るしか手が無いのである。

 

真鍮のブロックから自作カプラーを削りだす工作もしなければならない。でも自分でやるから安く済むのだ。

 

今日はまずノズルを120個注文した。運賃計算の返事はまだだけど、多分それを含んでも国内商社価格の8割引くらいだろう。日本で暮らしていると何でも揃っているように感じるけど、実際には世界は広いのである。

2011年

6月

12日

やっぱりメルセデスは素晴らしい

日頃の温室への通勤も土日の電気屋アルバイトの通勤も、全部クルマである。温室作業では長尺資材の運搬に使うことと、燃費節約のためにハッチバックスタイルのアウディA3をもっぱら日常の足として使っている。

 

しかし今日は久しぶりにメルセデスに乗りたくなり、これに乗ってアルバイトへ行ってきた。前回運転してから2ヶ月くらい経つが、今回もやはり素晴らしく高品質で心地よい運転の楽しみを与えてくれた。

 

このクルマは92年登録なのでもう19年落ちである。17万kmほど走っているが、エアコンに少し不具合がある以外は完調である。これ以後のメルセデスのハンドルを握ったことは無いので自分で判断は出来ないが、自動車雑誌などを読んでいると今でもこのクルマ(W124と呼ばれている)を引き合いに出してその後のメルセデスの評論が為されていることが良くある。つまりリファレンスとされ最上のものと位置づけられているのである。

今でもメルセデス・ベンツはとても高価ではあるが、しかし無尽蔵に開発と製造にお金を掛けているわけではない。他のメーカーも優れた製品を作るようになり、メルセデスもコストパフォーマンスを問わるれ世の中になったからである。かつてのメルセデスのキャッチフレーズは”最善か無か”というものであった。そして我が家のW124はこのキャッチフレーズが使われた最後のモデルなのである。

 

あと何年乗れるだろうか、想像が付かない程に何もかもが堅牢で軽やかに動作している。全てが”最善”のみで構築された最後のクルマ。果たしてどのような最期を迎えるのだろうか、少し楽しみでもある。

2011年

6月

10日

去年だったら宝の山

このトマト、お隣の温室裏に捨ててあった。

一個300gの超大玉である。

しかし形が悪いからはじいたのだろう。

こんなのが何十個も山になっているのだ。

 

去年の夏は猛暑で不作で、こんな大きい実は生らなかった。

形の悪さもこんなものではないものが、商品として売られていた。

もしこのトマトを去年の店頭に持って行ったら、500円は下らないだろう。

なんとも市場はわがままなのである。

 

2011年

6月

10日

やーねぇ

屋根の破れを塞ぐ。

昨年一度全部塞いだのだが、素材が適切でなかったため数か月で破れてしまった。

 

元々張ってあるのがフッ素樹脂系。

昨年張ったのは塩ビ系。

今回張ったのはポリオレフィン系である。

 

この作業は高所で不自然な体制での作業となるので、一日3~4時間で肉体的な限界を迎える。

ホント”やーねぇ”な作業なのだ。