未来世紀ブラジル

100年くらい先の未来社会を描いたファンタジックなSF映画。その社会はとんでもない管理社会で、管理する役人が豊かな生活を楽しみその他の市民が管理におびえて生活すると言う極端な設定。そういった異常な社会体制の中、市民の背番号管理をしているセクションで叩き潰したハエがプリンターに落ちてTと打たれるべきところがBとなったことが元で、何の罪も無い人が逮捕されて拷問に掛けられて死んでしまう、というところから話しが始まる。

なんだかちっともファンタジックではないお話しなのだけど、映像は全てネオレトロなセットで統一されていて、カメラワークも独特の能動的なアクションを伴っていて、不思議な作風世界を作り出している。

万人にはお勧めできないけど、映画好きを自認する人には一応お勧めできます。