ダーティーハリー2

英題をみると「マグナムの威力」ってな感じになってますなぁ。大抵の映画は第二作目以降はつまらなくなっていくものだけど、ダーティーハリーシリーズも例外では無いのであった。2作目はマグナム44が主人公であるわけでもなく、構成は一作目と同じにして悪者の設定だけ変えて別のお話しに見せかけた佳作である。

 

しかし、何より許せないのは悪者として設定した白バイ隊は、実は日本のワイルド7をそのままパクったことである。「起訴、逮捕、裁判、判決、実刑」というステップを踏まず、極悪はいきなり「処刑」するというコンセプトと、白バイ隊員というところがドンズバである。作者の望月幹也が裁判を起こせば、間違いなく勝訴したであろうに、もったいないことをしたと思うのだ。