トゥルーマンショー

あらすじをコピペすると、「彼の人生は、隠しカメラによってTV番組「トゥルーマン・ショー」として世界中に放送されていたのだ!家族や友人を含めたこれまでの人生が全てフィクションだったと知った彼は、現実の世界への脱出を決意する。」ということです。

そういう内容の娯楽映画として観ても十分に楽しめる良く出来た作品ですが、一歩引いて考えると、自分の人生もトゥルーマン・ショーなのではないか?と思えてくるのです。今までの人生、一体何処まで自分がやりたいように生きてきただろうか、とね。

 

電気店でアルバイトをしていて、いつも開店時にこの映画のことを思い出すんです。というのも、開店直前まで店内はシーンと静まり返っているのに、開店1分前にBGMが鳴り始めテレビの放送が始まり、商品説明パネルの音声解説が喋り始め、にぎやかなお店の中で自動的にボクは店員さんという役に就くことになるのです。この様子がトゥルーマン・ショーの一場面と全く同じなのです。

これはお店の中と言う限定された場面のことだけど、多分作者はもっとずっと視点を引いた時、誰もがトゥルーマンなんだと言いたかったのではないかと思うのでした。