ヒドゥン

国際映画祭のことは何も知らないけど、1988年にグランプリを取った作品なのだそうです。実際痛快に面白いアクションSFなのだ。

粗筋は単純で、人体に寄生するエイリアン一匹を追うもう一匹のエイリアンの攻防なのだが、逃げる方のエイリアンがスピード狂でヘビメタ好きで女好きのガンマニアで、挙句の果てに米国大統領になりたくなってしまうというやんちゃ坊主なので、追っかける方もあれこれ苦労するというお話し。

いわゆる二流映画の作りなのだけど、やる気とアイデアで素敵な娯楽作品に仕上がっている。「絶対にこんなエイリアンが存在するはずは無い」という非科学的でシンプルな前提が、この映画を面白くしているんだと思う。