アウディとレクサスのデザイン(20110824)

WebCGというサイトがある。

雑誌CG(カーグラフィック)とつながりがあるクルマサイトである。

 

実際のところはCG読者が好みそうなクルマの新車紹介が主体となっているのだが、たまたまアウディA6とレクサスGSの記事が横並びで載っていた。

値段も車格も違うので単純比較するのは可哀想だけど、思想的な違いを読み取るのだったらバチは当たらないと思う。

 

日頃自分で下駄替わりに乗っているのは旧いアウディである。もちろん好きだから乗っている。

一方トヨタ車は昔(初代クラウン)から嫌いである。

今日はデザインの、それも真横からのシルエットだけで比較してみよう。

 

こちらはアウディA6。

ヘッドライトの上から車両の後端まで水平に引かれたラインと、フロントタイヤの後ろからリアのバンパーにまでつながる僅かに傾斜したラインが安定感と躍動感を演出し、その上にキャビンが乗ることでパーソナルで機能的な空間をイメージさせることに成功している。

 

こちらはレクサスGS。

・・・・・・いいところをみつけて褒めてあげたいのだが、、、、

最初に目が行くのはCピラーが富士山のような形をしていて、その下にぼってりとしたオーバーハングがぶら下がっているところでしょうか。ちっとも速そうでは無いのです。

リアのディフューザー状のラインはリアタイヤの前にまでつながっていて、これがドアの下端のラインを蹴っているのだけど、最悪。これによって富士山Cピラーから後ろが別のクルマのものの様に見えるのだ。

リアウインドウの傾斜がリアライトの下端につながっているのも変。リアランプとトランクリッドは取って付けたおまけに見えてしまう。

 

三河の自動車会社には、もっともっと頑張ってもらいたい。

設計や開発に携わる社員は全員1箇月間の単身世界一週出張に行ってもらうとかして、視野を広げる必要があるでしょう。チケットや宿の手配も全部自分でやってもらってね。