原水のレベルアップを検討

養液をつくる溶媒は井戸水である。


当農園の井戸水には問題がある。

電気伝導度は0.45、phは7.7であり、これは基準から外れている。特にphはまずい。


この影響は生育に如実に現れていて、毎年今頃の季節になると成長が著しく落ち込む。気温のせいもあるだろうし、ここから上に伸びるのに必要なだけの根の成長が追いつかないのだと思う。


対策をとるとしたら、井戸水を浄化するか何かを加えてphを下げるかのいずれかになる。

手始めに浄化するための実験をしてみた。


イオン交換樹脂が手元にあったので、これによる効果の測定を試みた。


茶色い味噌のように見えるのがイオン交換樹脂。水の中のカルシウムを吸い取ってくれる(らしい)。

概ね100倍の体積の水を5分くらい攪拌していると、トマト栽培に適した水に変えてくれることがわかった。3000リットルであれば30リットルのイオン交換樹脂を用意して、もうひとつ茶室を建ててその中で攪拌すれば浄化できるということになる。。。。

ざっと5万円コース。手間が増えるし、イオン交換樹脂を再生させる作業も追加になるから、ちょっとやりたくないパターンだ。



何かを加えるとなると、農業界では硝酸や硫酸がポピュラーらしいんだけど、そんなものどこにも売ってないでしょ。組合レベルでないと売ってくれない。個人には売ってくれても500ml試薬でしょう。

クエン酸や酢酸なら手に入るけど、どうなんだ??