一日考えてみて、これは養液濃度が関係しているのではないかという気がしてきた。
この事柄は大変にやっかいで、このような日記に詳述するには向かないことなのだけど、実を大きくするには濃度を下げるのが得策かと思われる。
養液調合は、5種類の粉を水に溶いて行います。
混合比と濃度については諸説あり、どれが正解なのかは誰も知らない。言い方を変えればどれでやっても問題ないということなのかとは思う。
でも、バラ、トマト、イチゴ、コマツナなどなどと混合比を細かく指定した情報もあったりして、どうも落ち着かない。
とりあえずボクは今年は信憑性がありそうな万能混合比を採用しているのだけど、去年まではトマト専用というのでやっていた。
実は去年までは濃度がものすごく適当でありました。
農大時代に始めて手がけた養液栽培で、なるべく肥料はケチりたかったのでどんどん薄めて育てていたのだけど、それでも十分に大きくなっていたのでした。だからそれ以来濃度はかなり適当にやってました。
しかし今年みつけたウェブ情報で、植物生理についてとても詳しく述べているページに書いてあった混合比と濃度に信憑性を感じ、それをきっちり守ってやってきたのです。その濃度は昨年まで参考にしていたものと比べると7~8割濃いものだったのだけど、でもそれくらいなら十分にあり得るという感覚のものでした。
でも、やっぱりその濃さが連続しているのは、果菜にとってはまずいのではないかという気がしてきた。
アメーラトマトっていう商品があります。
これはわざと養液濃度を上げて甘みを増すように栽培していて、品種もそれに向いたものを選んでいる。うちのパレスのトマトもこれと同じになっているのかもしれない。栽培ベンチの列が増えたらいろいろ試してみたいものです。