試しに定植

苗床で花が咲き始めたので、定植しなさいという合図です。

でもベンチは去年使ったのしか無いから、まずはそれを復活させてということになる。


去年のベンチ、構造も強度も合格だったけど、養液タンクに問題が残っていた。それは大雨が降ると地下水が上昇してしまい、養液の残存量によってはタンクが浮き上がってしまって、養液循環水路が壊れてしまうということ。


それで去年は怪我して休業するまでは、タンクに重りを乗せたり天気がいい日は2回水の見回りをしたのだけど、今年は抜本的対策のために銀の茶室を建てたのだ。

つまり茶室に2~3トン分の溶解済み養液を蓄えておいて、サイフォンの原理で常時タンクに供給できるようにしておくということ。タンクの側にはフロートバルブを取り付けておいて、いつもピッタリ満タンであふれないようにしておく。


せっかくそこまでやるのだから、タンクはできるだけ地面深く埋めて、ベンチ下端高をかせぎ、地温を利用して温度変化を抑えてあげようと思い、頑張って掘り下げました。

掘っていくとかつて大家さんが埋めた暗渠が。



そうかと思えば昔ここが田んぼだったころの名残と思われる素焼きの土管も出てきた。

 


色々埋まっていたものを避けて穴に収まったタンク。


タンクにフロートバルブを取り付けて、銀の茶室からの水を引いて満水にしたところ。


あとは昨年と同じベンチへのポンプ給水と、戻りの配管。


想定どおりに養液回路が働いてくれたので、定植しました。


これで数日様子を見てトラブルが出なければ、同じ作りでベンチを増設していきましょう。