ポンプが止まってしまった。
ゴミが巻きついたのだろうと思い、蓋を開けてみた。
しかし何も引っ掛かっていない。
羽を手で回してみると、コリコリと何かが引っ掛かっている。
これは羽とケースの間に何かあって、羽を外せばその異物を外せるだろうと読んだ。
何とかして羽を外そうと仔細に観察したけど、どうしても外しようが無いと判断した。
もう修理するのは諦めて、ケースごと半分に切断してみた。
怪しいとみていた羽の下には何も無かった。
羽が外せなかったのは無理もないはなしで、シャフトにはローレットが切ってあってプラスチックが鋳込んであったのだ。
もうこうなったら原因を徹底究明するまで。
羽を切り取ると、水密機構が顔を見せる。
全部取り去っても、何も異物はみつからなかった。
ここまできて改めてシャフトを見ると、下から鉄芯が上がってきてそれに真鍮のローレットが被さり、その二つの上に羽の軸がパイプ状に一体整形されていたことがわかる。
どうやって羽をこのように取り付けたのか、マッタク見当が付かない。
ということで、モーターの分解に至る。
結局主犯はベアリングであった。
モーター軸は2個のベアリングで支えられていたが、ダメになったのはポンプ側であった。
手で軸を回した感じでは、錆びではなく異物混入だと思うが、ベアリングケースの汚れ具合はポンプ側のほうが激しかった。
今後ポンプを使う時は、モーターを上にして設置することにしよう。