ベンツが車検で、

毎回頼んでいる車検屋にW124ベンツを持ち込んだところ、フォグランプが左右とも点かず、原因を探るも良く分からないので、ヤナセに持ち込むという。

 

ヤナセなどに頼んだら、軽く6桁円の請求が来ることになるので、一旦クルマを引き上げてきた。

しかし車検切れまであと1日しか猶予はなく、とても厳しい状況である。

幸いこのクルマのメンテマニュアル「ヘインズ日本語版」を持っていたので、回路を読みとり、見当を付けて当該部品を取り外して分解してみた。

 

ヒントは「フォグが左右とも点かない」というところである。

この部品は外装のライト類のコントロールを集中して行うもので、左右のフォグはこの部品から別々に出力されていた。

 

実際にこの部品を仔細に観察してみると、ソケットに刺さるオスのプラグを受けている基板で、何箇所か半田割れが起きていた。振動や衝撃が掛かる所で発生しがちなトラブルである。ライブツアーなどでしょうっちゅう移動するギターアンプでも生じるパターンだ。

 

問題箇所を半田で補修してクルマに組み付けたところ、目出度く問題は解決した。

 

ボクのように問題をピンポイントでみつけて、そこだけ直すっていうような修理は、今時もうしないみたいだ。 悪いと思われる部品を片っ端から交換してみて、症状が治まればそれでオシマイという感じ。

つまりトラブル発生の本質は解明されず、何に気をつければトラブルを回避できるのかも分からず仕舞いということである。

 

自分でやったからタダだったけど、ヤナセ行きだったらどうなっていたことやら・・・・・・