ベンチ仕様決定か!?

一夜明けて、ベンチは全く危なげなく、作物も安定していた。

 

思い返してみるに、ベンチの上にいる植物は、その時は人の目に止まったものに見えるので、その時安定していればずーっと安定しているように思いがちなのだが、それが間違いの元だったのだな。

 

地上部が成長すれば重心が変わるし、根が成長すれば水の流れが変わる。
そういう予測不能な要素を吸収できるだけの強さと柔軟性が無ければいけないと、ようやく理解した。

 


全くの別分野だけど、レーザー光の位相差を用いて何かの研究をしている話しをテレビで見たことがある。
定盤の上に光源やプリズムを置いて実験していたが、頑丈な定盤であっても、その上に何かを乗せたり降ろしたりしたときは、キャリブレーションを取り直すということだった。
何百kgもある定盤に高々数百グラムのものなのだけど、物理法則は正直で、定盤はしなって実験に影響するというお話しでした。

その番組を観て、何の研究であったかは記憶に残らなかったのだけど、定盤がしなるということだけは記憶に残ったのだった。
栽培ベンチも完全剛体で作れれば何も不安は無いのだけど、現実にはそうはいかない。
剛体に近づけるほどコストは嵩む。

こんどこそ完成となってほしいのだけど、どうだろうか。