養液さえ循環すれば、ほらこの通り♪

今までに育ててきた木は、ある程度大きくなってしまったので、ベンチを移すことはちょっと無理がある。

何度も倒壊したり水漏れして、ダメにしてしまった木も沢山あったが、運良く難を逃れて生き延びたものは、ようやく安定した環境でスクスクと伸び始めた。

誰でもわかる成長度合いがこれ、トマトに花が咲いたのだ。

でも農大で育てた時よりも小ぶりなので、木が焦って無理に咲かせたようにも感じる。

このまだ小さい苗は、血統書付きの種から育てたもの。

元は15本くらいあったのだけど、様々なアクシデントに遭遇し、2本だけ残ったのだ。

一粒30円くらいで、これまでの3倍くらいする。

 

血統書付きとは言っても、特別美味しいとか巨大に育つとかではなくて、菌やウィルスに強くて病気になりにくいということ。

種メーカーは新商品を出して高く売りたいのだけど、じゃあこの種が出るまでトマトは病気で全滅していたのかというと、そんなことはないわけで、気休めといえば気休めの領域である。

スイカもなかなか調子よく育っている。

数年前に一度スイカを養液栽培で育ててみたが、そのときは多分根圏温度が上がりすぎたのだと思うけど、うまくいかなかった。

 

今回は色々とアクシデントがあった割りには、タフに育ってくれている。

過茂気味なので、少し枝を整理しないといけないな。

 

但し、農業界でスイカを養液栽培している人は多分いないので、本当にうまくいくかどうかは、紙の味噌汁。

趣味レベルでやってうまくいっている例はネットに散見できるので、常識に捕らわれずに行けるところまで行ってみる。

次の(今度こそ完成版の)ベンチで育てるための種も、発芽している。

血統書付き以外の種は雑種(まさに種)ではあるけど、素性が良ければクローンを増やすというテクニックがあるのだ。

 

 

昨夜からの24時間の室温と水温の関係を見ると、次の通りとなる。

 

     最大  最小

水温  22℃ 19℃

室温  42℃ 17℃ 

 

室温はちょっと上がり過ぎだが、水温は見事にコントロールできている!

目論見どおりに物事が進むと、鼻の穴が広がるのだ!

 

あと、害虫による被害も心配だが、これは今のところゼロである。

近所に悪い虫がいることは既に確認済みなのだが、ボクの温室の窓はこの害虫が通れない細かい網で覆ってあるので、大丈夫なのだ。

これも目論見通り!

 

もし今の段階で、あの白い小さい虫を見かけたら、農薬散布の準備をしなきゃならない。

農薬ってとても高価だから、何としても避けたい。