スイカの摘心

これは昨日のスイカの様子。

左上に成長点があって、ここが伸びているのだ。

今日のスイカはこんな感じ。

昨日よりまた一段と伸びているし、葉が一枚増えているのがわかる。

 

スイカはこのまま好きなようにさせておいても、美味しい大きな実は成らないらしく、人の手で育ち方を矯正する。

矯正とは果樹でいうところの整枝である。

第一弾は「成長点の切除」である。

農業用語ではこれを「止める」とか「摘心」と表現する。

この写真は摘心した成長点である。

 

スイカの生物としてのミッションは、子孫を増やすことである。

つまり実を付けて種を残すようにDNAにプログラムされている。

 

摘心されるとそれ以上幹を伸ばせず、花をつけることが出来ない。

そこで枝を複数出して、それぞれを成長させるという行動を起こす。

 

おいしいスイカを作るには、枝を3~4本残して他は切除すると良いということが、経験的に分かっている。

まずは今日摘心したので、枝を伸ばしてくるのを待つのである。