細霧冷房ノズル不良

ノズル詰まりの対策を色々行ってきたのだが、結局42個は再生できなかった。

この写真に写っているのが最後まで残った不良品である。

 

初めて全ノズルで噴霧したときは、多分全ノズルから出ていたと思う。その後3~4ヶ月放置したら、沢山ダメになっていたのだ。

 

一番怪しいのは井戸水に溶けているカルシウムなので、これをまず飽和クエン酸水溶液に浸してみた。しかし結果はあまり芳しくなく、2割程度しか回復せず。

 

おかしいなぁと思いながらも、もうちょい強力なのでやってみようということで、10%硝酸水溶液で試し、更に20%にもアップしてみたが、数%しか回復せず。

 

さらにシリンジを使って硝酸水溶液を強制的に流し込んだり、Φ0.1のノズル穴に極細ステンレス糸を差し入れてみたりもしたが、効果は認められず。

 

ここまでくると原因はカルシウムの析出ではなく、外部から侵入したゴミが犯人としか思えない。ノズルの直前にゴミフィルターは付いているが、工程のどこかで紛れ込んだと考えざるを得ない。

 

問題のゴミが何であるのか分からないので、化学的な施策はもう限界のように思える。鉱物や酸化鉄も手ごわいし、ポリエチレンやポリプロピレンだったらもっとやっかいである。

母体の真鍮を侵食させずに何でも溶かすなんて、どうも無理なように思える。

 

新たにノズルを購入するという選択もあるが、万円単位の出費になるので、何とか手持ち資材で解決したいところ。

 

あと数日悩む事にする。