近所の水田では田植え直前ということで、うなったり水を張ったりと忙しく準備が進んでいる。
この画像もありふれた田植え前の水田に見える。
しかし少しでも農業を学んだ目で見ると、とんでもないテクニックの賜物であることが見えてくる。
水は水平に溜まる。この画像でも水平にひたひたに溜まっているのがわかる。
そしてその水は同じひたひた加減のまま、端から端まで続いている。
つまりここの土は完全に水平にレベルが取れているということなのだ。
これをトラクターのオペレーター(お百姓さん)は水糸やレーザー水準器を用いず、感覚だけでやってしまう。何とも信じられないテクニックなのだ。
農大でトラクターを扱ったが、とてもとてもこんなことが出来るとは想像がつかないのであった。