南端の屋根を安全確実に作業し頑強に施工する

3末の強風で南端の屋根は全壊した

とにかくこれを直さないことには、何も進まないので何とかしたいのだが、落下の危険を冒さずに最強の構造かつ最低のコストで施工する方法について、簡単には考えがまとまらなかった。

 

この場所は過去に2度直し、その都度強度は上がっていったが、まだ十分ではなかったということ。

今回は徹底的に竣工当初の状態を目指しつつ、安全作業に徹することにした。

 

大きな難点はいくつかある。

1.風が吹いている中で19m×3mのシートをどう手なずけるか。

2.屋根に上がらずに施工したい。

3.出費を抑えたいので手持ちの機材だけで作業したい。

4.すべての作業を独りでおこなう。

 

上の写真は屋根に上がらずに手持ちの機材だけで作業するための工夫のひとつである。しかしこれは扱いが難しく、上端で身を乗り出しての作業中にまさに梯子が外れ、宙ぶらりんになってしまった。幸いすり傷だけで生還できたが、金を掛けずに安全に作業するのはとても難しい。

 

 

大きなシートを風が吹く中にて一人で作業する手順については、作業順になるように折りたたんで、少しずつ展開しながら屋根に固定する方法を編み出した。

それを実現するために、強力なクランプが十数個必要だったが、安価で適したものは無かった。そこで100円ショップにて3個105円の大型洗濯ばさみを購入し、これを輪ゴムで強化して目的を達成。画像の左端にある白い物がそれ。

 

このように展開しながらクランプで保持し、下地材にシートを固定していく。

 

すべての作業は下からはしごに登って行うので、幅60cm長さ19mを施工するのに32回はしごを移動しては上って作業し降りて移動しを繰り返すことになる。はしごの重さは10kg、長さは5mあり、1日で19mの一工程を一回やるのがやっとである。

 

しかしこの施工要領が確立したことによって、焦らずに頑強な屋根が作れるようになったので、今度こそ確実な屋根が手に入るのではないかと期待している。