カルシウム除去装置

この温室の周囲は温室村組合になっていて、大きな井戸から共用の水道管が走っていて、各温室で自由にふんだんに水が使えるようになっている。

 

農業に使えるかどうかの水質検査を行った記録が残っていて、カルシウムが24ppmとある。これが細霧冷房のノズルを詰まらせてしまっているらしいことが分かったので、その対策を行った。

 

この2本の黒い棒のうち、上には白い楕円の染みがあることがわかる。下には何も無い。この白い染みがカルシウムである。

上の棒には井戸水を垂らし、下の棒には自作フィルターを通した水を垂らしておいたのだ。

つまり大成功ということ。

材料はこれで全部。

茶色の物体がカルシウムイオン吸着剤。この存在を発見し名前、購入ルート、価格を調べるのはなかなか大変であった。

 

また、配管材というものはこれまた独特の規格が複数からみあっているので、しっかり設計しないと接続資材だけでとんでもない金額になってしまうのだ。2年やってようやくポイントがわかるようになってきた。

完成したカルシウム除去装置。

白い筒の上のホースの端から出ている水が、浄化されたもの。

グレーの細長いパイプの中にカルシウムイオン吸着剤が詰まっている。

 

何年持つかは分からないけど、寿命が来たら塩水を流しこむことで再生できるらしい。