大きくてボロボロの建物

この写真は2月26日の福島第一原発4号機のものである。

あの事故からもうすぐ一年経つが、様子は変わっていないように見える。当時の写真を並べて細かく比較すれば違うのだろうけど、印象としては何も変わっていない。

 

あの時、冷却を急いで敷地内を配管が走り回っている写真も見た。

その時、「大きくてボロボロの建物を相手にしながら配管工事もしなきゃならないって、ボクの温室と全く同じだな」と思った。

 

そして一年経った原発はまだ殆ど何も進歩していない(ように見える)。

ボクの温室はといえば、ほとんど独りで作業している割には、進んでいる(積もりである)。

 

未知の十分に大きなボロボロの建物というのは、直すにせよ壊すにせよ、とても手間と時間が掛かるのだなと、少し安心した。