養液温度管理の実験

土耕の場合根圏温度は一年を通じて20℃弱である。季節によって多少の上下はあるけれども、概ね安定している。

しかし養液栽培では根は水中にあるので、水温を地中と同じに維持してあげないと、すくすくと健康に育たないということになってしまう。

 

そこでずーっと前の農大在学中から、水温管理は井戸水でやろうと決めていた。果たしてそれでうまくいくのかどうかは、どこにも情報が無くて分からないけど、とにかく実験してみることにした。

 

ドラム缶に横穴を開けて水を半分まで入れてある。

銅パイプに井戸水を通して温度維持を計る。

 

当初水温は17℃。

夜間は温室内でもマイナス3~5℃まで下がるので、果たしてどうなるか。

 

中には10mΦ9.52の銅パイプ、攪拌用のバスポンプ、温度センサーが入っている。

水流は4.5l/minにしてある。かなり緩やか。

 

バスポンプの発熱が影響しないことは事前実験で確認済み。

 

温度センサーは最小値のメモリーができるので、一晩でどうなるかとても楽しみである。