細霧ノズルを100個以上、配管に取り付けた。
100気圧の高圧になるので、有りったけの力で締め上げる。
これを100箇所以上やると、手のひらがはれ上がるが、ひたすら我慢。
そもそも細霧冷房を導入しようと思ったのは、農大時代に果樹の苗木を育てている温室を見に行った時だった。
季節は夏。そこでは主に潅水目的で天井から散水していたのだが、温室内なのに屋外よりも涼しかったのだ。
その時はまだノズルの購入先や選定で苦労するとは夢にも思わなかった。
そして紆余曲折を経て、ボクの温室に設置した細霧ノズル。
完成したものを見れば誰でも真似できるものだが、ここに至るまでの思考・調査・試作・検証・思考・調査・・・・・・は、お金に換算したら7桁円になる。
銅パイプの総延長は200mを超える。
締め付けたナットの数は300以上になる。
こんどの月曜には一時側を仮設でつないで、いよいよ散布テストだ。
全てが100気圧に耐えてくれるか、それだけが気がかり。