香港製灯油コンロ

前々からコンロが必要と思っていた。

温室での煮炊きや、これからの季節の暖房。

そして最も大切な主たる用途は、養液作成の溶解時に吸熱反応が起きる物質があるので、この時に使用するのだ。

 

手元にはカセットコンロはあるけれども、これはCPが悪い。

その上雨に当ってどこかがおかしくなり、最近では火を点けるとすすが出る始末。

 

燃費が安いのは灯油だろうということで、色々調べてこの香港製を買ったのだ。

 

こちらは製品に貼られていたシール。

 

メーカーの名前は「地球」らしい。

安全な実用品とのこと。

 

取扱説明書は中国語と英語が併記されていた。

さすが香港製である。

 

もう一枚折りたたまれた紙が入っていた。

広げてみるとA4サイズの紙に手書きでびっしりと日本語の取り扱い説明が書いてあった。しかもイラスト入りで。

 

仕事柄取り扱い説明書とは縁が深かったので、未経験者が苦労して描いたこの取説書が、どれほど製品に愛着を持って書かれたものか良く分かる、素晴らしい労作作品であると思った。

 

さて着火してみよう。

燃焼筒が冷えている間は、このように炎は赤く安定しない。

しかし2~3分もするとこのように炎は青くなり、安定した燃焼を続けてくれる。

 

残念なのは、ほんの僅かだけど石油臭い燃焼をするところ。

作業小屋に入れて締め切って使うと、どうしても鼻に付くのだ。

 

しかし、かつて石油ストーブを使っていたときは、安普請の木造一戸建てだったから、この部屋より格段に隙間は多かったかもしれないな。

つまり天然換気システムが常時働いていたと。

 

これはストーブではなくコンロなので、ちゃんと火力調整ができる。

そこのところが優れものである。

通販で買ったから、品物には一抹の不安があったのだが、これはいい買い物をしたと思っている。

 

値段も国産の同じ用途の品物の数分の1だった。

こんなシンプルで充実した機能の製品を作るなんて、香港の人は賢いね。