東北旅行で理解したマーケティング

JTBが企画した一泊二日の東北の旅であった。

仙台(宮城県)まで新幹線で行き、平泉(岩手県)、角館(秋田県)、雫石泊(岩手県)、十和田湖+奥入瀬渓谷(青森県)をバスで回って仙台に戻るというルート。

画像は平泉中尊寺の金色堂覆舎。この中に国宝の金ピカ堂が入っているのだ(撮影禁止)。

 

今回訪問した各県の人口は230万人の宮城を除いて概ね100万人強である。ちなみに世田谷区が90万人弱、船橋市が60万人程であることから、どれほど人口密度が低く過疎傾向にあるか理解出来る。

 

実際にそこに出かけた感覚も同様で、何もなく人も少ないというものだった。もしもこのような環境で自分が今から始めようとしているトマトを栽培したら、一体どうやって売ればいいのか途方に暮れてしまう。

自分一人でトマトをやっても、消費地まで運ぶ手段が無いので、結局は農協経由でしか出荷できず、売値は自分で決められなくなってしまう。そうなったら多分赤字であろう。

地元で消費してもらおうにも、人口は極めて少なく数は売れないと思う。

 

東北を見たことで、首都圏で農業することの優位性がハッキリと浮き上がって見えた。あとは良い商品を作りあげるのみである。