本当にアナログ終了

今日でアナログテレビ放送は終了した。

正午にバイト先で終了を見届けた。

 

もう少しダラダラと断続的に放送終了~デジタル移行するかと思っていたが、綺麗さっぱりと一瞬にして、番組の途中であってもお構いなしに、無作為にあっけなく終了したのにはちょっと驚きだった。

何かセレモニーでもあればいいのにと、郷愁に似たものを感じた。

 

多分、アナログテレビの開発や製造を職業としていた人にとっては、何とも言えない思いがあるんだろうと想像する。

長いこと(50年以上!)日本ではNTSCがスタンダードだったけど、これから先はスタンダードが無くなってしまうのかと思うと、仕事でこれらに携わる人達は大変だなぁとも思う。

 

かつての仕事でNTSCには色々苦労させられた。

放送にはほとんど関わらなかったが、編集段階の機器を扱っていたからだ。

信号品質を問われるので、まさにアナログの世界。

しかし世の中はデジタル化が進み、A/D変換の精度が競争の決め手となる時代になる。

良い勉強になったのだった。

 

今にして思えば、パソコンの低価格化普及とハイビジョンの普及率は綺麗に並行して進んでいたのだな。

ハイビジョン普及率があと3年くらいで限りなく100%になると思われるが、その先メディアはどういう形になっていくのだろうか。

 

色々と思いは尽きない、アナログ放送終了であった。