地震で電気屋

ボクの社会的接点のひとつが、週末の電気屋アルバイト。先週の週末は震災直後でお店壊れて開店できないので、バイトはお休みでした。他の店舗では揺れが激しくてパーテーション壁が崩れるは、スプリンクラーが作動して売り場がびしょ濡れになるはで、未だに閉店したままのところもありました。

更に津波にのまれてしまった店舗もあったそうで、でも店長の機転が働いてお客様をマニュアルどおり外に誘導せず、屋上に誘導したことで負傷者ゼロで生還できたということもあったそうです。

 

さて一週間過ぎたこの週末、自分の店はというと、、、、、

まず予想通り電池と懐中電灯とラジオはすっかり売り切れでした。建物の被害としては、ガラス製の防炎垂れ壁がところどころ落下してたり、照明器具が外れかかっていたりと危ないところもあって、そういうところは立ち入り禁止の柵が作ってあった。

 

テレビやパソコンの電源は全部切ってあって、照明も半分だけ点灯して節電中。エレベーターも止めてあった。でも、近所のおじさんが「この店は電気使いすぎだ!」って文句を付けに来ていた。

 

ご時世として当然だけど、来客数はとても少ない。

それでも電気屋を必要とするお客さんはいるわけで、色々とお相手させて頂いた。

中には「娘が大学に合格して一人暮らしをすることになったのだけど、引越しはゴールデンウィーク明けです。」というお客様が家族全員でやってきたりするのだ。だってまだ40日も先なのに、嬉しくて待ちきれなかったんでしょうね♪

 

東北出身の社員の方は、連絡が付かない人が30人くらいいると言っていた。自分のこととして、それだけの人が皆帰ってこなかったら、一体どうすればいいのだろうかと、深く底が無い穴を覗くような気持ちになる。

 

ガソリンが補給ができなかったからか、クルマ通勤している人が何人か欠勤している。いつもの顔がそろわないと、なんとなくさびしいものだ。実際出勤時にスタンド前に長蛇の列が出来ているのを沢山見掛けた。このガソリン半パニックはマジでヤバい。ボクもクルマを自由に使えなくて、温室への通勤が悩ましい。

 

三連休なので明日も出勤。明るく楽しく接客してきましょう♪