でかいトラクターで理解した

さっきこれくらい大きいトラクターがテレビに映った。あんまりにもビックリするサイズだったので調べてみると180馬力クラスということで、概ね1800万円級である。

 

そして唐突にあることを理解した。それは農大の入学面接でボクが養液栽培志望であることを伝えた時に「農大では養液栽培について何一つ教えられないがそれで構わないですね!」と何度も念を押されたことに始まり、県の農政に関わるあらゆる役人が全員養液栽培アレルギーを持っていたことについてである(例外として農業試験場で栽培研究をしている数人は除く)。

 

ボクは農大で畑を耕したり大規模農場を見学したりしたけど、こんなに大きなトラクターを見ることはなかった。トラクターは何をする道具かと言えば畑を耕したり種をまいたり雑草を刈ったり収穫の手助けをしたりするのだけど、県内で目にするトラクターは精々50馬力止まりでこんなに大きなものは見たことがない。

そして、180馬力のトラクターを使うとどんな農業ができるのかも想像が付かない自分に気づいたのだ。つまり県の役人が養液栽培と聞いても全く想像が付かないのと同じことなのだな、とね。

 

養液栽培も大型トラクター同様「ムチャクチャ高い」ということになっている。でもボクは全部自作するから「ちょっと高いけど、十分安い」でスタートするのだ。