パソコンの販売は本当にとても難しい

土日は国道沿い大型電気店の店員さんアルバイトをしているのだけど、主に担当しているのはデジカメとパソコン。今週は土曜と日曜の両日でパソコン販売からトラブルが発生して、疲れ果ててしまった。

自分が「マイコン」の時代から個人用電子計算機と馴染んできたことから、実は前々から街の電気店でパソコンを販売していることにはとても違和感を感じているのだ。その心は従来の家電製品のようにスイッチを入れて決まった用途に使う製品ではないというところにある。別の言い方をすれば、使いこなしが必要な製品なのでテレビや炊飯器と同列に売るのは無理がある、ということなのだ。

だから店員さんとして販売するときは、そのお客さんが何をしようとしているのか、買い替えや増設で買うのならどんな環境が家にあるのかなどを、相手のプライドを傷つけないように(その人がどのくらいの知識を持っているか分からないからね)しながら雑談の中で聞き出して行って機種選定やアドバイスや追加周辺機材の選定を行なってあげて、望んでいることが実現するようにケーブル一本まで面倒をみるのである。

 

ほとんど大抵のお客さんにはこういうステップを踏んで買ってもらえるのだけど、たまに必要なコミュニケーションが取れない人がいるから困る。傾向としては開口一番「これは幾らになるの?」というお客である。

その言葉の真意は会話のイニシアチブを取りたいからなのか、他店で同じ商品の説明を既に聞いてきていて対抗価格を知りたいからなのか、興味本位で言っているのか、何も分からなくて他に聞く事を思いつかないけどなめられたく無いと思っているからなのか、意図が分からないのである。しかし質問内容はシンプルなので待ったなしで答えなければならない。試しに「どこか他のお店で値段を聞いてきたのでしたら、それより下げますよ」と探りを入れても、こういう人は短気なので、「まかるのかまからないのか、お宅の店では幾らなんだよ?!」と語気が荒くなるだけなのですね。

 

まーそういう感じで商談が始まって、結果として購入して行ったお客は、きちんとコンサルを受けないまま家に帰るので、勝手に何か勘違いをしていて思い通りに使えないことから、文句を言いに電話をしてくるのである。「どうしてそういう説明をしなかったんだ!」って、あんたが人の話をちゃんと聞かなかっただけでしょと思うのだけど相手はお客様、謝ったり返品を受けて他の商品に換えてあげたりと、面倒くさいことがあれこれあれこれ。。。。。

 

ということで今週は2日連続でこのパターンにはまり、疲れ果て、昨夜は11時間眠り、今日は丸一日休日と決めて、ゴロゴロしてました、の言い訳でした。