千代は一人前のトレンチャーになりました♪

昨日ご報告差し上げたとおり、千代は完成の域に達しました。細かいことを言えばもっと理想に近づけるべきところはあるけど、そういうことは止めにして温室の地下水位問題解決を急ぎましょう。

 

ごらんの通り今日は思い通りに50mの溝を掘ることができました。

こんな感じでザクザクと掘り進んでくれます。

 

浮かれて調子に乗って、操作説明も作ってみました(笑)

ウィンチとは、本来自走するための車輪が付いていた車軸にひもを巻きつけて、車体を引っ張る役目をしています。車輪のギア比が溝堀ロータリーの仕事速度に合わず、ゆっくり進めたかったのでこういう方法を取ることにしました。

ウインチで巻き取るひもは、温室の柱に縛り付けてあります。千代を直進させるために、ひもは先端のパイプを通してあります。

実際に溝堀り作業を行うと、千代は少しでも土が軟らかい方に進もうとして進路が乱れます。今日の画像の上から2番目をクリックして見ると、その様子が良く分かると思います。

初めのうちはこの進路の乱れを、力ずくで押さえたり引いたりしていたのですが、途中でもう一本ひもを使って進路の誘導を行えば良いことに気づきました。この画像のように柱に渡して端を引いたり緩めたりするだけで、進路が乱れないようにコントロールできるようになりました。

 

感心してしまうのはこの爪です。もともと管理機に付いていた、鉄板を曲げただけのものだと思っていたのですが、あにはからんやまるで漫画の斬鉄剣のような強靭な粘りと耐久性を持っているのです。ボクがホームセンターで買ってくる鉄板やボルト類は、この爪と一緒に使っているとみるみるうちに土と擦れてすり減っていくし、ちょっと強い衝撃を受けるとグニャっと曲がってしまう根性なしなのだけど、この爪は全然へっちゃらですり減りも曲がりもしない。

この爪をダイヤモンドシャープナーで研いで刃を付けたら、史上最強の武器になるだろうな(笑)

 

千代がボクのところに来たのは、昨年11月22日でしたから、丁度2ヶ月前ですね。その時はこんな姿をしていました。マッタク別モノですね(笑)

 

我ながら良くここまで粘り強く改良を繰り返してゴールに辿りついたものだと、感心しております。残りの人生で土木工事をやることは無いかもしれないけど、今回の作業で勘所はとっても良く分かりました。